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サイバーエージェント史上初のエンジニア育成型インターン『CA Tech Dojo』のウラガワ

はじめに

こんにちは!ゴッティです。アルファベット表記はGottyです。

↓の先日の新卒エンジニア研修についての記事からはや4ヶ月(はやすぎてビビってます)。


今回は、タイトル通りですが8/5(月)~8/16(金)と8/19(月)~8/30(金)で行われた、サイバーエージェントのCA Tech Dojoというエンジニア学生向け育成型インターンについて、わりと赤裸々にご紹介いたします。

学生の皆様に対しては、少しでも「なんかサイバー面白そう!」と思ってくださったらとても嬉しいです!
はたまた、同業者の方々に対しては、「ふむふむ、サイバーこんなこともやってるんだ」とお見知り置きいただければ幸いです。

CA Tech Dojoについて

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CA Tech Dojoは、エンジニア新卒採用を初めて10年以上経つサイバーエージェントとして初の試みとなる、エンジニア学生向けの育成型インターンです。

8/5(月)~8/16(金)の2週間でCA Tech Dojo Androidアプリ(Kotlin)編が、
8/19(月)~8/30(金)の2週間でCA Tech Dojo サーバーサイド(Go)編がそれぞれ開催されました。

エンジニア学生向けのインターンはもう長いこと毎年実施していますが、この育成型という部分がかなりキモになってきます。
これまではハッカソン形式の短期インターン(今年でいう「CA Tech Challenge」)や長期就業型インターン(今年でいう「CA Tech JOB」)と同等のものを例年開催してきましたが、育成型のインターンは行ってきていませんでした。

CA Tech Dojoを開催することになった背景

実を言うと、今年のサマーインターンの募集開始時に公開された↓のインタビュー記事で背景について語らせていただいているのですが笑、改めてもう少し詳しくご説明します。

入社以来エンジニアの新卒採用担当として多くの学生の方たちと話してきましたが、世間(弊社や同業他社さん)のニーズに比べて、Androidエンジニアやサーバーサイドエンジニアを志望している学生が少ないと感じていました。

さらに、その中で実務経験が豊富なスキルがずば抜けた学生さんについては当然様々な企業がラブコールを送ることになりますし、年々そういった企業は増えているトレンドにあるかと思います。
採用はいわゆるゼロサムゲームなので、このような状況ではいずれジリ貧状態につながります。

一方で、サイバーエージェントは2008年にエンジニア新卒採用をスタートさせました。(知らない方も多いと思います、、自分も初めて知ったときはわりとびっくりしました。笑)
10年以上エンジニア新卒採用を行っているということは、それだけ新卒文化が強く、そういった社員を育てる環境や組織体制が整っている、ということになります。
(サーバーサイド未経験からスタートし、全社総会で最優秀新人賞を受賞した社員↓

最優秀エンジニア賞を受賞した社員↓

といった活躍例が多数存在することがその証左かなと)

そのため、採用時点でのスキルについてはもちろん高いに越したことはないですが、それよりもサイバーエージェントとしては「入社してから伸びてくれそう、活躍してくれそう」という人材を求めています
「入社してから伸びる」ために必要な要素として、よく弊社のエンジニア新卒採用チームでは「自走力」という言葉を使います。受身の姿勢で答えを与えられるのを待つのではなく、自ら考えて手を動かし、壁にぶつかって乗り越えることを繰り返しながら成長していくことができるのが重要と考えています。

また、学生さんからも、「とりあえず自分でプログラミングをしてはいるが、本当にこれで社会でも通用するのかわからない」「実務レベルに少しでも近づきたい」といった声は常に上がっています。

こうした背景から、サーバーサイドやAndroidエンジニアを育てるインターンを開催すれば、
・採用難易度が上がっている職種の採用につながる
・サイバーエージェントの「育てる文化」を体感してもらえる
・学生さんのニーズに応えることができる

といった様々なメリットがありそう、ということで今回の実施に踏み切りました。

CA Tech Dojoの内容

今回のインターンの課題などについては、参加してくれた学生さんたちがブログを書いてくれているので、そちらの紹介を以て代えさせていただきます。(みんな書いてくれて本当にありがとう😭)
▼Androidアプリ(Kotlin)編

▼サーバーサイド(Go)編


自分からは、設計時にAndroidアプリ編とサーバーサイド編に共通して意識したことについて述べさせていただきます。

■どういう人に参加してもらいたいか:とにかく伸びしろを見る

CA Tech Dojoはあくまで育成型のインターンなので、とにかく伸びしろがある人に参加してもらいたい、という思いがありました。
具体的には、
・面接時点での技術力はほぼ問わない。プログラミング経験とAndroidアプリ/サーバーサイドへの興味があればOK
・代わりに、人柄やマインド(前述した、「入社してから伸びてくれそう、活躍してくれそう」かどうか)を見る。
└ 弊社でいうところの「素直でいいやつ」につながるイメージですね
という判断軸に振り切りました。
結果として、そのような人材を集めたことで、後述もしますがとにかく雰囲気がよくアツいインターンになりました。言葉では表現しにくいですが、「エンジニア向けのインターンでこんなにエモくなるんだ」と強く思わされました。(個人的にもこれは大きな気づきでした)

■課題の難易度設計:全員が満足できるようなものに

2週間という長めの期間だったため、ざっくり、
・前半週で取り組む「基礎課題」
・後半週で取り組む「発展課題」
の二段階の課題を設計しました。
基礎課題は、Androidアプリとサーバーサイドそれぞれで何をやるにしても必ず大事になってくる能力について、最低限のベースを揃えるという意味でしっかり身につけてもらえるようなものにしました。
発展課題は、自分で身につけたい/伸ばしたい能力に応じて自分でテーマを設定し、好きなところでこだわれるようなものにしました。(Androidアプリ編でいうとUIやアーキテクチャ、サーバーサイド編でいうとパフォーマンスチューニングやフレームワークの導入、などです)
図で表すと↓のようなイメージです


図

こうすることで、皆さんが自分の興味に応じた開発をすることができるようにするとともに、どうしても発生してしまう参加者のレベル感のばらつきをうまいこと吸収することができたのかなと思います。

■メンターの関わり方:「育てる文化」を肌で感じてもらう

育成型インターンと銘打ってはいますが、社員が学生さんにベタづきで教えていた、というわけでは一切ありません。
あくまで普段新卒や内定者バイトに接するのと同じようなスタンスで、答えを教えるのではなく、自分で答えを見つけられるようヒントを与えることを共通認識として持っていました。
このあたりについては、実際に参加者がブログで触れてくれており、狙った通りの体験をしてもらえたのかなと思っています。

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結果として両編ともに、終了後アンケートでの社員フォローに対する満足度の評価が100%最高評価となりました。(自分は入社してから結構な数のインターンを実施していますが、このような結果になったのは初めてですごく驚きました)
こうした結果が、「育てる文化」を肌で感じてもらうという目標を達成できた裏付けの一つになっていると思います。

■サイバーエージェントについて知ってもらう:いろいろしました

せっかく2週間も期間があるので、どうにかして弊社について知ってもらおう、とあれこれやりました。
①ランチで色んな人を呼びまくった
期間中、お昼は必ず運営側でなにかセッティングしていたのですが、メンターと外のお店で食べてもらったり、人事の他のメンバーに来てもらったり、メンター以外の現場社員に来てもらったり。サイバーエージェントには本当に色んなタイプの社員がいるので、少しでもそれを肌で感じてもらいたいという思いがありました。
②オフィス見学会の実施
普段、CA Tech JOBや内定者バイトで入社した学生向けにオフィス見学会を実施しているのですが、それをDojoの参加者のみんなに対しても開催しました。(社員が思った以上に学生さんのウケがよいんですよね、、!)
↓普段のオフィス見学会の様子

③CA Tech JOB/内定者バイト成果発表LT会への参加
サーバーサイド(Go編)の話にはなるのですが、ちょうど期間中に毎月やっているCA Tech JOB/内定者バイトの成果発表LT会が開催されたため、(会場が隣だったこともあり)見学という形で参加してもらいました。最終的にCA Tech JOBへの参加を目標としている学生さんも多かったため、とてもよい刺激になったかなと思います。
↓成果発表LT会の様子

また、意図していなかった良い意味でのサプライズポイントとして、両編ともに参加者同士がめちゃくちゃ仲良くなったというのが挙げられます。
どちらも開始2日目ぐらいにはとても打ち解けており、人事が声をかけずとも参加者同士で夜は飲みに行ったりという現象が発生していました。自分ももっと混ざりたかったです、、笑
技術的な面についても、メンターに聞く前に参加者同士で教え合う、というとてもよい流れも途中からできていました。

CA Tech Dojoを終えて

冒頭でも触れましたが、史上初の育成型インターンということで、正直なところうまくいくかものすごく不安でした。
が、結果としてはマジでめちゃくちゃ、やってよかったなと思っています。
理由については、今まで色々と述べている内容から察してください笑
とにかく、就業型インターン、ハッカソン形式の短期インターンに続く、サイバーエージェントのエンジニア学生向けインターンの第3の柱の礎を築くことができたなという思いです。

ここまで言うということはつまり、またいずれCA Tech Dojo第2期を開催するかもしれない、ということかもしれませんね、、!!?まだ何も決まっていませんが、やるとしたら春休みでしょうかね、、(小声)

おわりに

サイバーエージェント初の育成型インターン、CA Tech Dojoについてわりとマジで赤裸々に語ってしまいました。笑

この記事を見て「サイバーエージェント面白そうじゃん!」と少しでも思った2021卒のエンジニア志望学生の方は、ぜひ↓のサキドリ選考にエントリーしてみていただけると幸いです!

★期間限定の早期選考(エントリーは9/29(日)まで)
★直接での面接のフィードバックを実施
★エントリーした方は今後の採用選考にもチャレンジ可能

と、学生の皆様にも大きなメリットがあるものになっているかなと思います。

エントリー状況によっては早期に募集を締め切る可能性がありますので、ぜひともお早めに…!(よくあるQ&Aを載せておきますね!)

Q1:エントリーの締切はいつまででしょうか?
A1:9/29(日) 23:59 に応募を締め切る予定ですが、応募が所定の数に達し次第、上記よりも早く、また予告なく募集を締め切る場合があるため、お早めのご応募をおすすめしております。

Q2:企業でのインターンについて、エントリーシートに記載できるのはすでに参加し終えてるもののみでしょうか?
A2:いいえ。これから参加を予定しているものもご記載ください。またインターンはサイバーエージェントだけでなく、他の企業様にて参加されたもの、これから参加予定があるものをご記載ください。A1でも記載のとおり、応募が所定の数に達し次第、締め切る可能性がありますので、ご参加予定のインターンでもご記載し、お早めのご応募をおすすめしております。

Q3:万が一、サキドリ選考が見送りになってしまった場合、今後の選考ではサキドリ選考の結果や内容は加味されますか?
A3:いいえ、されません。その後の選考では改めて選考をいたします。

Q4:研究の実績について、エントリーシートに記載できるのはすでに研究結果が出ているものや学会での発表が終えてるもののみでしょうか?
A4:いいえ、現在研究中のものでも結構ですのでご記載ください。また学会での研究発表予定のものがあれば、いつのどの学会で発表予定かご記載ください。

Q5:すでにプレエントリーはしてますが、9月以降に本エントリーしても間に合いますでしょうか?
A5:いいえ、本エントリーは9/29(日) 23:59までになりますので、それまでにお願いします。

Q6:サキドリ選考が9月で締めきった後、そのあとの選考はいつ始まりますでしょうか?
A6:サキドリ選考以降は、12月中を予定しております。少し期間が空きますのでサキドリ選考をご応募頂くことをお薦めします。

Q7:フィードバックはメールでいただけるのでしょうか?
A7:いいえ、選考途中にある人事面接の場で、人事からフィードバックさせて頂きます

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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