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ローカル複業化ラボ、はじめます。

ローカル複業化ラボでは、

 ☑ 地域にとって良いことで
 ☑ 自分がこころからやりたいことや
 ☑ 課題感を持っていることを解決するため

に、自らプロジェクトを立ち上げ、自らコミュニティを作っていくことを目指します。

 ポイントは、あくまでも複業として、ボランティアではなく、マイクロビジネスとして分かち合えるコミュニティを作っていく、ということです。

※現状のところ、長野県佐久地域でリアル開催します。オンラインは今のところ考えていませんが、興味あるという方はとりあえず連絡ください。

◆ローカルで複業をすることの意味・価値

 なぜ、ローカルで複業をするのか?そもそも複業とは何か?
といったことは、こちらに綴ってありますので、もしよければ読んでいただければと思います。

◆事例:昨年起ち上げた竹林複業プロジェクト

 具体的に「ローカル複業」ってどうやってるの?と思われる方もいると思いますので、イメージしていただきやすいように、昨年仲間と一緒に立ち上げたプロジェクトの1つご紹介します。(上述したリンク内でも紹介しています)

・竹林(竹害)を土壌改良資材に転換し、新たな価値として提供

 こちらのプロジェクトは地域の厄介者になってしまっている生い茂ってしまった竹林を伐採、パウダー状にし、土壌改良資材として地域の農家さんや家庭菜園をされている方に販売するプロジェクトです。厄介者だったものを、価値のあるものに変え、地域で循環させていきます。この春から販売をスタートします。

・立ち上げの経緯
 
立ち上げメンバーは、地域の農家さん2名、プログラマーさん1名、そして僕の計4名。竹の土壌改良資材が欲しかった農家さんと、竹害で困っていたプログラマーさんと、ローカル複業化プロジェクトをたくさん生み出したいと思っていた僕が、コワーキングで出会うことでスタートしました。

・それぞれの強みを活かし、それぞれのタイミングで参加

 参加スタイルはそれぞれの事情に合わあせて参画しています。例えば今の時期では、農家さん2名は農閑期なので資材の製造を週2程度でやってくれています。僕は月2~3回くらい製造に参加しつつ、まだまだ立ち上げ期なので仕組的なところをデスクワークでやっています。プログラマーさんは今、たまたま納期に追われているので作業にはなかなか来れませんが、各方面でこちらのプロジェクトのことを話して宣伝してくれたり、販売先を模索してくれています。
 きっとこれが夏場になると、農家さんは忙しくて製造はなかなかできないので、僕とプログラマーさんでちょこちょこ製造したり、などそれぞれを尊重しながら進めていくことになると思います。

・複業で関わり、地域内循環を意識することが成立の要素

 竹の土壌改良資材をつくる事業だけでは、正直4人が本業としてやったら、なかなか収支的に成り立たない(食べていけない)と思います。でも、視点を変えて、それぞれほかに仕事を持っている人が複業として関わることで、マイクロビジネスとして成立させることができると思っています。でも、事業のスピード感が今の資本主義社会には合わないので、「マス」を意識したものにしてしまうと、きっとうまくいきません。ですので、顔の見える仲間やその知人などの信頼関係の上で、地域内循環させることがポイントだと思っています。すなわち、コミュニティを創っていくことがすごく大切になっていきます。(もちろん、それに甘えるというわけではなく、ちゃんとやりますけどね)

・自分のやりたいことだからこそ、課題を感じていることだからこその継続

 他に仕事があるのに、自分の時間を削ってまでどうしてつづけられるの?という質問が飛んできそうですが、これは「自分のやりたいこと」であったり「課題感を持っていていること」に関して能動的に立ち上げているプロジェクトだから継続する、と思っています。

 2人の農家さんは有機農家さんなので、この資材をつくれること自体が価値のあることです。プログラマーさんはそもそも竹害で困っていた課題が解決することもそうですが、商品開発が大好きな人なので竹を使った開発に燃えています。そして僕は、上述したようにローカルで複業することがこれからは豊かさにつながると思っています。ですので、自分の時間を使ってこのプロジェクトに参加すること自体に意味があり、それぞれが責任を持っているのです。

・分かち合うコミュニティを広げていく

 そして、だんだんと利益が出せるようになってきたら、このプロジェクトに関わってくれる方を徐々に広げていきたいと思います。

大前提としてローカル複業に共感していただける人に限りますが、例えば

☑ リモートワーカーで地域に関わりを持ちたいと持っている方
☑ 移住者や移働者で地域のコトを知りたいと思っている方

のような方が複業として関わってもらうことで、地域とのつながりができるのでより活躍のフィールドを広げてもらうことができると思っています。

あと

 ☑ 自分の生活に合わせて、細切れ時間で働きたいと思っている方

のような方にとっても良いプロジェクトになると思っています。今世の中にある仕事というのは、仕事の提供者である企業等に特定の曜日・特定の時間を拘束されてしまいます。このおかげで働けないという方が一定数いると思っています。そういった方にも参加してもらえるような体制も目指していきたいと思っています。

 こうやって価値観を共有できる仲間と共に、少しずつ利益を分かち合う体制を創っていきたいと思っています。

・ローカル複業プロジェクトが増えると良いこと


 地域にはこの竹害のような課題がたくさんあります。人口が減っていくので自分たちが生きていくための最低限のインフラや環境は、特に地方に住んでいる人たちは自分たちで維持していくことになるかもしれません。でも、この竹林のような仕組みで、うまく地域課題を解決しながら、しかも利益をちょっとずつ分かち合えるプロジェクトがたくさん生みだすことができたらどうでしょうか。生活の基盤を仲間と一緒に創りつつ、ベーシックインカム的環境が創れるのではないかと、思っています。仲間とこういった環境がつくれれば安心感ありますよね。

そして、いくつもこういったプロジェクトが立ち上がってくれば、お互い交流する中で新たな課題解決方法が見つかったり、新たなプロジェクトが立ち上がってくると思っています。あと、なにより、つくることは楽しいことなので、人生がより豊かなものになると思っています。

◆ローカル複業化ラボでやること

前置きが長くなってしまいましたが、こういった前提で、

 ☑ 地域にとって良いことで
 ☑ 自分がこころからやりたいことや
 ☑ 課題感を持っていることを解決するため

のプロジェクトを立ち上げ継続していくためのサロンを立ち上げようと思います。なんとなく言葉が見つからず「ラボ」としていますが、要は、価値観を共有する実践仲間のコミュニティです。

さて、このラボでは大きく2つを実施したいと思います。

  ①プロジェクトを立ち上げるための講座
  ②3か月に1度のミートアップ

やることは、単純で、まずは設計して、あとはひたすら実践です。

①プロジェクトを立ち上げるための講座

 
 1.説明会&ローカル複業化プロジェクトの意味を語り合う。

 このサロンで実施することを説明させていただきます。また、僕にとってのローカル複業化プロジェクトの意味も共有させていただきますが、皆さんが感じるローカル複業化の意味もぜひ語っていただきたいと思っています。 対話することで、より深い意味が生まれてくる可能性もあります。逆に、この時点でちょっと合わないかも?と思えば、もちろん参加を見送っていただいて大丈夫です。

 2.自分の軸を明確にする。

 自分の歩んできた人生や仕事観振り返ったり、自分自身が課題と感じる社会課題などを共有・対話することで、自分の軸を明確にしていきます。この軸こそ、自分自身が大切にすべきもので、プロジェクトの成果や継続に大きく影響します。プロジェクトを始めれば、当然うまくいかないことも出てくるでしょう。そういったときに、なぜこのプロジェクトをやっているのか、立ち返る場所も必要です。あと、自分が好きだからこそ、大切にしているからこそ、成果に対して責任が持てると思います。

 3.活動フィールドを明確にし、ビジネスモデルの設計をする

 自分の大切にしたい軸をベースに未来に目を向け、どのフィールドでどんな状態を創っていきたいのか?「ソーシャルコンセプト」を描いて明確にしていきます。それをもとに「ビジネスモデルキャンバス」を描き、ビジネスモデルの大枠を決めます。様々な事例や、フィールドを決めるうえでのフォーマットをいくつか用意します。

 4.様々な実現方法を学び、具体的にどう進めるか決める

 様々なマイクロビジネスや起業のメソッドを学び、どのように実践していくか具体化します。
 たとえば、

 ・どのようにコミュニティを創っていくのか?
 ・ものを売るのか?サービスを売るのか?など商品の明確化。
 ・ストック?フロー収入?どのようなパターンで収益化を目指すのか?
 ・複業として月にどれくらい時間をかけて、どれくらい利益を出すのか?

 など、実行レベルで具体的に考えます。

 5.プレゼン&フィードバック

 計画を仲間の前でプレゼンし、フィードバックをもらいます。そして、まずすぐにできることを決めて、それぞれのプロジェクトをスタートさせます。

 6.オプション

 収支計画を具体的に作る支援も必要だでしたらオプションでお手伝いします。特に初期投資がかかるようなプロジェクトの場合は「勘定合って銭足らず」の状態に陥ることがあります。僕、実は会計事務所に10年勤めてましたので、この辺は普通の人よりはちゃんとできます。

 ※この講座はビジネスにするつもりはないので、ざっとこの講座の参考文献はさらしておきます。

・月3万円ビジネス/月3万円ビジネス100の事例(藤村靖之/㈱晶文社)
・ひとりビジネスの教科書(佐藤伝/学研プラス)
・失敗をゼロにする起業のバイブル(中山匡/かんき出版)
・「ありえない」をブームにするつながり仕事術(佐谷恭/ボイジャープレス)
・ビジネスモデル・ジェネレーション(翔泳社)
・ビジネスモデルYOU(翔泳社)
・カール教授のビジネス集中講義(平野敦士カール/朝日新聞出版)
・働き方の哲学(㈱ディスカバー・トゥエンティワン)
・WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE(佐渡島庸平/Newspics)
・9割の社会問題はビジネスで解決できる(田口一成/PHP研究所)
・口コミ伝染病(神田昌典/フォレスト出版)
・人口減少×デザイン(筧 裕介/英治出版)
・里山資本主義(藻谷 浩介/KADOKAWA)
・半市場経済(内山節/KADOKAWA)
・ナリワイをつくる/イドコロをつくる(伊藤洋志Pha/東京書籍)
など
世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (佐藤航陽/幻冬舎)

参考文献


②3か月に1度のミートアップ

 計画を立てたら、あとは実践です。通常の企業だったりすると月1回経営会議をするところも多いと思いますが、こちらのサロンでは3か月に1回くらいのペースでリアルに合いながらお互いの近況報告や課題の共有、解決策の摸索などをしたいと思っています。おそらくですが、ローカル複業化の進捗管理は、これくらいのスピード感のほうが合うのではないかと思っているからです。

でも、ペースは、あくまでもなんとなくなので、毎月進捗管理やりたい人は、こんなこともやってますので、活用してください。

ベースキャンプ地はワークテラス佐久等、佐久地域のコミュニティを考えています。ですので、このプロジェクトとしては「3か月に1回集まろう!」というくらいなものなので、日々ベースキャンプ地で仲間と会うでしょうから、その都度ブラッシュアップしていけばいいと思います。その辺は、仲間で話しながらやっていきましょう。

・・・・・

という感じでとりあえずスタートしたいと思います。4月くらいからスタートしたいと思っているので、「あ、参加したいかも!」とちょっとでも感じた方は、メッセージください。

追記
プロトタイプ版を2022年4月~6月にかけて実施し、フィードバックを得て正式にラボをスタートします。つきましては、ラボメンバー募集開始します。とりあえず、佐久地域周辺でプロジェクトを起こす方限定で募集していますが、他の地域の方で興味がある方がいれば、お声掛けください。








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