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今の僕には【0.2農0.8X】が丁度良い。


皆さん【半農半X】というフレーズお聞きになったことはあるでしょうか?
自分や家族が食べる分の食料は小さな農でまかなって、残った時間は「X=自分のやりたいことやミッション」に使おう!という生き方です。

実は30歳前後のころから僕の頭の片隅に、この「半農半X」がありました。
特に3.11や、地元でめったに降らない大雪の影響でスーパーから食品が消えていく様を目の当たりにしてから、より考えるようになりました。
何でも買える便利な時代になったけど、ものすごく脆い土台の上に成り立っている・・・(とドドドーンと感じてしまったんですよね、、、)

そして月日は経ち・・・。
2年くらい前から個人的に【ときどき移働】(全国の面白そうなコワーキングなどのコミュニティにときどき移動して滞在して交流しながら働き、地域と地域を勝手につなぐ)というライフスタイルを送っているのですが、その【ときどき移働】で、たまたま京都府綾部市に訪れる機会がありました。
そこでなんと、半農半Xを提唱する塩見直紀さんや、塩見さんの生き方に共感して綾部に移住した若い世代の皆さんにお会いすることができました。実は、これは昨年の出来事でして、実は大きな声では言えませんが「半農半X」自体忘れかけていたわけですが(苦笑)、30代後半を迎えて、しかも地元に戻っていろいろ考え動き始めていた時期とも重なってか、『あ、半農半Xだ!』と稲妻が走ったのです!(単純に思い出して、そのころの活動とすごくつながっただけともいう)

※※※綾部市の「綾部コワーキング新宮」に【移働】した際の写真。たまたま半農半Xにであう。意思をもって動くと縁ていうものに恵まれると痛感する※※※

【半X】については、夢を実現する場として3年前オープンさせた「コワーキングiitoco!!」で活動してきていたつもりです。

そこに、【半農】が飛び込んできたわけです。
上述した「ものすごく脆い土台」にも結びついてくるのですが、自分の食べ物自給できるって、自分の生活にセーフティネットひけるって、いいよね!って思ったんです。さらには、これからローカルで生きていくうえで【半農半X】は精神的な豊かさももたらしてくれる、ひいては、人生の幸福度も上がる、とドドドーンと感じた次第です。縁てのは本当に面白い。

ただ、綾部に移住した方の話を聞いたり、自分でリアルに想像してみても、(実際に時間という視点で半分農業という意味で塩見さんも言っていないと思うけど)【半農】 は正直きつい、、、仕事やら家事やらを考えると正直大変だし、かつ、僕自身ド素人だからいろんな意味で怖い。例えば、うまくいかなかったときの「がっかり」を一人で受け止める気持ちや、一度始めてしまうとどれくらい時間が奪われるかわからないし、引き返しにくいんじゃないかという漠然とした不安がそれです。

ということもあっての、【コミュニティ農園】だったのです。
一人で難しければ、みんなでやったらいいんじゃないかな?と思い立ったのです。お互い様の精神を大切に、時間や気持ちの部分もよい意味で責任分散して、まずは楽しくやれたらいいなと。幸い、つながり自然農園の磯村さんという強力なパートナーも現れて、農的な指導も万全な体制でオープンにこぎつけることができました。

※※※うちやまコミュニティ農園オープニングの時の写真※※※

ということで、前置きが長くなりましたが、『今の僕には【0.2農0.8X】が丁度良い。』でした。

実際にやってみて、暮らしの中に少し農が入り込むことで、精神的にも充実度が上がりましたし、仕事(と言ういい方も微妙だけど)にも良い影響が出てきています。そしてそして、自分で作った野菜は格別においしいですし、みんなで共有することで、さらにうれしさがUPするし、失敗も笑い話になります。正直とても楽しく過ごせていると思います。

農に触れたい若い世代は結構いると思っています。
そんな皆さんに気軽に農に触れてもらえる場になればうれしいと思っています。ぜひ、興味持っていただけたら、メッセージください。一緒にやりましょう。

そして、皆さんにあった【?農?X】見つけていただけたら嬉しいです。

※コミュニティ農園で大切ににすることは、以前綴ってみたので、もしよければどうぞ。

ではまた。

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