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ウィズコロナ時代と農に携わること

暮らしの中に農を~みんなで耕しみんなで創る~うちやまコミュニティ農園も今年で2年目を迎えました。

昨年の今頃は、クラウドファンディングをスタートし、プレオープン中だったため、作付け計画は運営側で行いましたが、今年はメンバーも20名ちかくになり、1月~3月に計画を立て本格的に「みんなで創る」コミュニティ農園がスタートしています。

▼今年のテーマはポタジェ フランス式家庭菜園

さて、冬の間みんなで練りに練った今年はのテーマはポタジェ。

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え?これいったい何?怪しい地上絵??

違います、これがぼくら流のポタジェなんです。ポタジェとは、フランス式の家庭菜園のことで、いろんな野菜を少しずつたくさん植えます。去年は少ない品種をたくさん作って失敗してしまったので、より気軽にみんなが参加できるように、少量で多くの野菜を作ることにしました。それにはポタジェがもってこい、というわけです。廃材の板やハゼかけ棒を使って三角や四角を作って、そこにみんなで好きなものを植えました。

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イチゴを植えたり、はつか大根や小松菜を蒔いたりしました。

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こちらはユーカリの木です。メンバーの一人が、ユーカリで装飾を作りたいといったのがきっかけです。バリバリ農業やっている人がほとんどいないので、こんな発想もでてきて面白いです。まさしくコワーキング!ユーカリを装飾材としてみんなで楽しめそうです。このほか、姫リンゴや山椒なんかの木も植えました。

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毎度おなじみの、園主つながり自然農園の磯村さんから、ワンポイントレッスンも変わらず実施しているので、みんな安心して参加ができます。

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少しずつつくる、と言いましたが、保存がきくジャガイモは少し多めに植えました。昨年作ったジャガイモが種芋です。こういう循環もありがたいことです。

▼みんなでくつろげる大きなハウスも建てました

そしてそして、今年の大きな動きの一つがこれ。作業や交流、冬の間も農園が使えるようにとハウスを作りました。一部床をはって、長靴を脱いでくつろげるスペースも作ってみました。

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これで、雨の日でもみんなで何かできますね。寒い日もこれでばっちりです。ゆるゆる楽しく今年の農園もスタートしております。

▼ウィズコロナ時代と農に携わること

さて、表題の「ウィズコロナ」。

もう、計画を立てていた1月~2月がずーーーっと昔のような感覚です。まさか、こんなことになるとは夢にも思っていなかった、、、でも、なんだかとても生きにくい状況になってしましました。

今回、近代発明の一つである「都市」の脆さが露呈してしまったと感じています。そして、収拾までには1年とも2年ともかかるといわれているわけです。今週あたり全国一律の緊急事態宣言は解除になりそうですが、コロナは消えるわけではないので、まさしくウィズコロナ時代に突入です。

このウィズコロナ時代をどう生きるか。密が回避できる地方都市こそ、その答えがあると思っています。適度な「疎」が、3密を回避しやすいということもそうですし、自分の食べ物を100%ではなくても自給できるのはもちろん、コミュニティ農園のように様々な仲間がいるということは、自分でセーフティネットを敷くことにつながるはずです。

▼今だからこそ、農を一つの柱に

さて、半農半Xという生き方がありますが、僕は、このコミュニティ農園とコワーキングの力をつかって、0.2農0.8Xとでもいいますか「好きな仕事ときどき農」的なライフスタイルをこの佐久から発信していきたいと思っています。一昔前までは、一つの仕事をやり遂げることが良しとされていましたが、今ではリスクが高いわけで・・・、だからこそいくつかの仕事の柱を持つ人が出てきているのだと思いますが、その一つの柱に農を入れていくのはこれからすごく良いことだと思っています。

コロナをきっかけにオンライン化が一気に進みました。バーチャルな世界だけでもしかしたら仕事が完結する世の中が来るかもしれません。食料を作るという意味でも大切な「農」ではありますが、バーチャルの時間が増えるからこそ、リアルに土にふれ、自分の手で何かを作ることは、自分自身の身体性を取り戻したり再確認できる手段にもなりうると思っていて、【豊かに生きること】の要素がここにはあると思っています。

「好きな仕事ときどき農」的ライフスタイルを送りたいな、とどこかで共感していただけたら、ぜひ、お声掛けください。

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さて、来週は田植えです。今年もおいしいお米ができますように。昨年の田植えの様子を張り付けておきますね。


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