マガジンのカバー画像

コミュニティ農園マガジン

16
うちやまコミュニティ農園の活動を綴っていきます。 HP https://uchiyamacf.com
運営しているクリエイター

#コミュニティ

コミュニティの創り方、続け方【前編】

コミュニティの作り方続け方、なんて言うと大層に聞こえてしまうかもしれないけど、最近読んだ「世界2.0 メタバースの歩き方と作り方」に生態系の作り方が解説されていて、自分がやってきたこととすごく被るし、これからの発展にすごいヒントをもらったので、重ね合わせて書いてみようと思いまして、改めて振り返ってみました。 ◆世界2.0による生態系(≒コミュニティ)の作り方の基本・メタバースは世界を創造すること さて、世界2.0では、最近バズワードになりつつある「メタバース、web3.0

ウィズコロナ時代と農に携わること

暮らしの中に農を~みんなで耕しみんなで創る~うちやまコミュニティ農園も今年で2年目を迎えました。 昨年の今頃は、クラウドファンディングをスタートし、プレオープン中だったため、作付け計画は運営側で行いましたが、今年はメンバーも20名ちかくになり、1月~3月に計画を立て本格的に「みんなで創る」コミュニティ農園がスタートしています。 ▼今年のテーマはポタジェ フランス式家庭菜園 さて、冬の間みんなで練りに練った今年はのテーマはポタジェ。 え?これいったい何?怪しい地上絵??

コミュニティ農園で初収穫したお米のおにぎり&2020始動します!

うちやまコミュニティ農園で初収穫したお米。今シーズン最後の収穫物で、今シーズン最後の宴会です。そうです忘年会、せっかくなのでみんなでいただくことにしました。 農園のある佐久市内山地区から車で10分ほど。佐久市野沢に老舗旅館「野澤館」さんがあります。女将さんにお願いして、このお米を使って〆におにぎりを用意してもらいました。 やっぱり自分たちで作ったお米でのおにぎりは格別です。おにぎりだからおいしいのは当たり前かもしれませんが、やっぱり自分たちの気持ちが乗っているお米で作った

脱穀とダッチオーブン料理で収穫祭

2019年11月2日。うちやまコミュニティ農園で初収穫のお米。先日稲刈りでハゼかけをしておいた稲を、脱穀しました。 脱穀といっても今回は文明の利器を使わせてもらったので・・・、前回ハゼかけしておいた稲の束を機械に持ってきて、手を挟まれないようにがががーっと入り口に入れれば、あら不思議、お米とわらの部分が分離されて、セットしておいた袋に籾殻つきのお米が格納されます。農作業を1年やってきて思いますが・・・機械つくった人ほんとすごいと思います。里山でこうやってコミュニティ農園とし

自然の驚異。自然の恵み。

先日の台風19号。各地に甚大な被害をもたらしましたが、こちら佐久地域も局所的にかなりの被害にあいました。うちやまコミュニティ農園のある内山地区は、群馬県境の中山間地域にあります。農園の横を流れる、普段は穏やかな滑津川も19号当日は下流域で氾濫してしまいました。 実は19号が直撃した日、うちやまコミュニティ農園で初めてとなる稲刈りの日でした。当然日程は延期にしましたが、台風当日と翌日は農園への国道が通行止めになるほどの状況でした。 通行止めが解除となり、恐る恐る農園に行って

ド素人でも安心なコミュニティ農園。

暮らしの中に農を~みんなで耕しみんなで創る~うちやまコミュニティ農園。いよいよ稲刈りの時期を迎えることができました。お米初収穫です。黄金色の田んぼとシンボル高谷岩がなんとも言えない風景です。癒されます。 わたくしエハラ、以前もお伝えしたかもしれませんが、農ド素人です。うちやまコミュニティ農園のメンバーになると、自分で「肩書」がつけられるのですが、僕の肩書は「農素人代表」です。ですので、「田植えをして田んぼの管理をして稲刈りをする、そして食べる!」というすべてのプロセスを体験

日常をちょっと楽しく。イベントよりもほっとしてくつろげるコト。

7月初旬。 うちやまコミュニティ農園で春先に植えたジャガイモを収穫しました。 うちやまコミュニティ農園は諸事情で(ただ単に着手が遅れたともいう)6月に正式オープンしましたが、自然は待ってくれるわけない(デスクワーカーの僕がたまにやるリスケが効かない汗汗)ので、プレオープン中の4月に、うちやまコミュニティ農園として初めて植えた野菜のジャガイモたちです。 植えたらほったらかし、炭素循環農法のすごいところです。 それに、ほんとしっかり大きく育ってくれました。(炭素循環農法につい

今の僕には【0.2農0.8X】が丁度良い。

皆さん【半農半X】というフレーズお聞きになったことはあるでしょうか? 自分や家族が食べる分の食料は小さな農でまかなって、残った時間は「X=自分のやりたいことやミッション」に使おう!という生き方です。 実は30歳前後のころから僕の頭の片隅に、この「半農半X」がありました。 特に3.11や、地元でめったに降らない大雪の影響でスーパーから食品が消えていく様を目の当たりにしてから、より考えるようになりました。 何でも買える便利な時代になったけど、ものすごく脆い土台の上に成り立ってい

うちやまコミュニティ農園のあるところ

皆さん、長野県佐久市、聞いたことがありますか? 私エハラ、佐久市出身なのですが、県外で自己紹介すると、半分以上は認知してもらえません。そんな時は「軽井沢の隣です」というと、一発でわかってもらえます。軽井沢様様です笑 で、軽井沢の隣、ということで、首都圏から近いということは何となくわかっていただけるかと思いますが、実際にどれくらい近いかというと ・北陸新幹線⇒東京駅から佐久平駅まで約72分 ・高速バス⇒新宿から佐久平駅まで約2時間45分 ・自家用車⇒練馬ICから佐久ICま

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(3/3)

うちやまコミュニティ農園は「食の安心安全」「農作技術の習得」「もう一つの居場所(コミュニティ)」の三つの柱を大切しているのは、前回、前々回で触れさせていただきました。 そして、今回は「+1」のコワーキングについて、です。 コワーキング「スペース」という言葉が広まっているので、もしかしたら、オフィススペースを共有する場がコワーキングだと思われるかもしれませんが、実はコワーキングはもっと広い意味を持っています。サービス名というより概念といったほうがいいかもしれません。そして、

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(2/3)

前回では、うちやまコミュニティ農園の大切にする3つの柱のうち、①食の安心安全について綴りました。今回は、②農作技術の習得、③もう一つの居場所について触れたいと思います。 ◆2つ目の柱:若い世代の農作技術の習得で、里山をこの先にも繋いでいきたい。 暮らしの中に「農」を入れていきたいもう一つの理由は、農業の高齢化と耕作放棄地の問題です。農林水産省「農林業センサス」によれば、2015年時点で佐久市の農業就業人口の平均年齢は70歳で、就業人口に占める65歳以上の割合は、約75%。

コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(1/3)

さて、「コミュニティ農園」と聞いたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?類似したものに、農地を借りてそれぞれがそれぞれの敷地で農作を行う「市民農園」や、田植えや収穫の体験などができる「体験型農園」がありますが、今回スタートしたコミュニティ農園は、それらとは少し違って「みんなで耕しみんなで創る農園」をコンセプトにしています。そして、「スタート」は商業的な農園ではなく、あくまでも「暮らしの中に農を」を中心に置きます。 その上で、  ①食の安心安全  ②農作技術の

コミュニティ農園はじめました。

2019年6月8日。長野県佐久市内山(さくしうちやま)に「うちやまコミュニティ農園」をオープンしました。佐久市にあるコワーキングiitoco!!とつながり自然農園の共同運営になります。 この農園は『暮らしの中に農を~みんなで耕し、みんなで創る~』をコンセプトに、より多くの人の暮らしの中に、気軽に「農」に触れられる機会があればいいなと思っての開園です。 どういった農園かというと、よくある市民農園とはちょっと違って、区画は区切らず、同じ区画をみんなで耕しみんなで農作物を作りま