コミュニティ農園で大切にする【3つの柱+1】(1/3)
さて、「コミュニティ農園」と聞いたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?類似したものに、農地を借りてそれぞれがそれぞれの敷地で農作を行う「市民農園」や、田植えや収穫の体験などができる「体験型農園」がありますが、今回スタートしたコミュニティ農園は、それらとは少し違って「みんなで耕しみんなで創る農園」をコンセプトにしています。そして、「スタート」は商業的な農園ではなく、あくまでも「暮らしの中に農を」を中心に置きます。
その上で、
①食の安心安全
②農作技術の習得
③もう一つの居場所(コミュニティ)
という3つの柱を大切にした農園を目指します。
そしてこの農園に「coworking」の概念を取り入れ、佐久地域の農や里山の良さを生かした「暮らしのアップデート」を実現して、未来に届けていきたいと思っています。
本記事より3回にわたって、うちやまコミュニティ農園の大切にすることを綴っていきたいと思います。
では、今回は①食の安心安全についてもう少し詳しく綴っていきたいと思います。
◆1つ目の柱:食の安心安全が、暮らしのセーフティネットに。
さて、なぜ、暮らしの中に「農」を入れていきたいのか。これは当たり前といえば当たり前なのですが、まずは「食の安心安全」です。
365日いつでも食料を買える便利な時代になりました。これが当たり前になってしまっているので、この便利さを意識して考えることも日常ではほとんどないかもしれません。
でも、東日本大震災時の首都圏や5年前の佐久地域の大雪時、スーパーやコンビニからサーっと食料がなくなっていった時「便利な生活は、とてももろい土台の上に成り立っている」と感じてしまったのも事実です。今の日本ならば1週間もすれば復旧すると思われるので、それほど深刻に考える必要もないかもしれませんが、自分で自分の食料を作り、確保しておくことは、安心につながると思っています。
また、自分で作ったものには愛着がありますし、栽培過程を把握しているので食の安全に対しても安心感があります。
食べることに対する絶対的な安心があることは、暮らしに自らセーフティネットを引くことに他ならないと思っていて、これは精神的なゆとりへともつながっていくはずです。そうすることで今より少し「生きやすく」なっていくのではないかと思っています。
今回はこのくらいにして、次回は②農作技術の習得と③もう一つの居場所について綴りたいと思います。ではまた次回。
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