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一般的に正しいとされるフォーム(形)よりも中身が大事!

こんにちは!
今日もお疲れ様です。
整体師/トレーナーのマサです。

今回は、一般的に正しいとされるフォーム(形)よりも中身が大事だということについてお伝えしていきます。

例えば、よくない歩き方をしている人に対して歩き方のアドバイスをするとき。
一般的に綺麗に歩けている人の外見的特徴を真似て、
・歩く時は一本の線の上を歩くように
・手を大きく振ろう
・背筋を伸ばそう
・蹴り出す際は母趾球で

例えばこういったアドバイスをしたとします。

しかし綺麗に歩けている人は意識してそうやって歩いているわけではないかも知れません。
あなたがアドバイスしてその人の歩き方が変化し一見綺麗になったとしても、
意識して綺麗に歩いているのと、意識せずに自然とそうなっているのとでは前提が全然違います。

綺麗に歩けることや背筋が伸びているように見えるのは、
結果としてそうなっているだけです。

身体の中身が歪んでいるのに外見だけ綺麗に真似ようとすると身体を壊すリスクがあります。

例えば、歩行時の蹴り出しの際に母趾球ではなく小趾球側で蹴り出してしまう人に、母趾球で蹴り出すように意識してとアドバイスしたとして、
後日フィードバックとして"足の裏が痛くなった"というようなことはよくある話です。

意識して綺麗に歩いているのと、意識せずに自然とそうなっているのとでは、外見上は同じに見えても、
この違いは非常に大きな差があります。

人間の基本の動き(立ち、歩き、座り、立ち上がり、寝転び、寝返りなど)
のような動作は、誰から習ったわけでなく子供の頃には自然とできているものです。

人間の中にはこれらの正しい動きはあらかじめプログラムされています。

しかし、年月を経てどんどん形が崩れ最終的にはできなくなっていくのです。

ではなぜできなくなっているのか、
それは身体の中身が変わってしまったからです。

中身が四角くなっていれば外身も四角くなるし
中身が丸かったら外身も丸くなります

そこを四角い物を丸い枠に無理やり押し込めようとしても、
そこには常に余計な力や緊張が生まれています。

なのであれば、中身の四角を丸に変えていくことで、
結果として外身の丸が引き出された方が良いはずです。

なので、基本的な身体動作を改善していくためには、
根本的な問題(身体の歪みや脳神経の機能など)の改善を目指していくことが大事です。

これにより人間としての基本的な動作が自分の身体の構造に適した形で自然と導き出されます。

一人一人身体の構造、(骨の長さなど)違います。
なので、ある一つのフォームに当てはめることは非常に危険です。

これはあらゆるスポーツにも共通すること。
形だけ真似するのではなく、人間としての根本的な機能(中身)を高めていくことで自然といいパフォーマンスが発揮されます。
その上で積み上げた技術が活かされるのです。

今回は、一般的に正しいとされるフォーム(形)よりも中身が大事だということについてお伝えしてきました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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