放課後児童クラブ
そもそも放課後児童クラブとは
先日、放課後児童クラブ(学童保育)に関するこんな記事があった。
コメント欄を見て、その通りだなと思うことがたくさん書いてあったので、この点について思うことを書いてみたい。
指導員の待遇が十分でない。
コメント欄に平均年収300万~340万って書いてあるけど、公立の常勤でこんなにもらえるの???
地区によって差があるのかもしれないけど、個人的な感覚では、公立の正規職員の年収って300万にも届かないレベルでは?
こうなると一人暮らしはもちろんできない。
実家暮らしの人なら生活していけるかもしれないけど、学童に興味を持ったとしても、待遇面で無理って判断する人がほとんどだと思う。
仕事の内容以前に、働ける人が限定される業種。
平均年齢はどうしても高くなる。
プラス、異動がない。
従前から働いている指導員(特に重鎮レベル)とうまくやっていけるかは重要事項の一つ。
場所がない。
国は、児童1人につき1.65㎡以上と定めているけど、その空間を準備できない市は、この基準を条例等で緩和し、基準を満たしていない空間で子どもたちを受け入れることを認めている。
狭い部屋だと子どもたちの衝突も起こりやすいし、ゆったり過ごしたい、静かに過ごしたい子どもが過ごす場所は確保できない。
宿題の時間以外は、静かな時間ってない…。
また、部屋がないということは指導員の休憩スペース・更衣スペースもなく、業務に取り組むスペースさえもほんのわずかしかない状況。
こういった意味でも労働環境は厳しい。
そもそもクラブの役割って何?
クラブが学校の敷地内にあったりするからか、保護者がクラブに求めるものが高すぎるというか、多すぎるというか…。
宿題を教える場所ではないし、宿題が終わったかを管理する場所でもない。
子どもたちが分からないと言えば、教えたりもするけど、教えすぎると、子どもたちは分からなかったら、指導員に聞けばいいといった方向に流れてしまう。
例えば、「辞書があるなら、まず自分で調べて」というと「めんどくさい(答えを教えて)」と。
保育園も大変だけど学童保育も大変(>_<)
今後、待遇面が少しでも改善し、多様な人が指導員として子どもたちに関わる、そんな環境になって欲しい。