見出し画像

43歳、ホームページの作り方を習う。けど、習うだけじゃ作れない。

私は44歳。

43歳に突然、プログラミングを習いはじめた。
そして、その秋にワードプレス でのホームページ作成と出会うのです。
全3回のワードプレス 講座に出て思う

 

習うだけじゃ作れない。
実際に作りながら、習え。

 

これが、今の所の感想。
それは以下の経験からだ。


夏から、フルタイムの仕事の傍プログラミングを習い始めた私。
秋に同じスクール主催のワードプレス講座に参加する、その頃には怒涛の2ヶ月のスクールを終えて、ますます自分の将来が見えなくなり、スクールに通っていた時よりも更に精神的に追い込まれていた。

実際、スクール中はカリキュラムや課題をこなし、卒業制作にヒーヒー言っていればよかった。
職場で文句言いながらも仕事に追われている時の、ある意味成果に関係ない充実感みたいなもの(頑張っている感)があった。
他の人より出来ないとか、仲間と上手く作業が出来ないとか、劣等感とかそういう目の前の自分毎に酔いしれていれば良かったし、いくらでも自分を慰めることが出来た。

 

けど、卒業したらそうは行かない。

結局、何も作れない。
誰にも聞けない。
何ものにもなってない。
成果もない。
最初に戻る。

ないないづくし。

あれ?あの毎日はなんだったの?
私って、結局何も変わってないじゃん・・・。

その頃には、最初に考えていた「福祉に役立てたい」よりも
習ったことをどう扱えばいいのか?に振り回されて、ブレまくっていた。
それも仕方ないことだと、今になって思うけど
実際には仕事にもしわ寄せが来ていたし、そのまま言い訳にしてプログラミングの勉強を辞めることも出来たかもしれない。

毎日、プロゲートやらなんやらと聞きかじったものに手をつけて
Twitterでつぶやいて、アドバイスをもらっては、中途半端に・・・を繰り返していた。

そんな状況の中で、前から気になっていたワードプレス講座に参加した。

 

ワードプレス は実は1年以上前に独学で設置しようとして挫折していた。
今度は習ったらできるかもしれない。
藁にもすがる気持ちで参加した。

 

受講し、講師のいう通りに進めていくと、以前つまづいた部分はここだったのか!聞けばすぐにわかるじゃないか!など
色々、複雑な気分になったものの意外とあっさり設置完了。

出来た!私にも出来た!
これなら作れるかもしれない・・・。
それも、結構簡単に作れるんじゃね?(←かなりの勘違いの始まり)

 

この時には、もうすでにスクールで習ったWEBディレクションなどの基本はすっかり忘れていた私。でも、なぜかできる気になってしまった。

 

全3回の講座を全部受講し、すっかり作れる気満々の私。
そして、泣き言を言っている私にスクールの友人がホームページの仕事を依頼してくれたのだ!
なんて!神様っているのね!私を見捨てなかったのね!
それに、きっとワードプレス って簡単そうだし・・・。

 

本当に、どこまでいっても馬鹿野郎な私。
実際にホームページ作成の依頼を受けるまで分からなかったのです。
ちょっと出来たからって、人に提供するホームページが簡単にできるわけが無いのに。
自分で何か作ったことのある人なら、すぐに分かったはずなのに
ずっと、誰かの下で、誰かの指示で、誰かが作ったものを模倣して
手順通り作ればできるものを作っていた私は
自分で最初から設計して作ることの大変さをちっとも分かってなかったのです。

 

ワードプレスを3回習っただけじゃ、使い方は分かっても
ホームページは作れないということ。
と、いうか、素人がホームページを3回習っただけじゃ、絶対に作れないということ。

誰でも分かることなのに、その時は、焦りや不安が先立ってしまい
仕事を受けて、落ち着いてパソコンの前に座って初めて気がつく。

 

聞いたのと違う、見たことないメニュー。
英語ばかり。
ググっても、欲しい答えが出てこない。
どこをどうすれば良いの???

全然、イメージしているものが作れない!!!

 

今考えたら、当たり前田のクラッカーなんですが
驚きと落胆と焦りでいっぱいいっぱい。(アホや〜)
でも、もう請け負った仕事があるんだからやるしかない。

すっかり自分の(福祉の)仕事なんてしている場合じゃない!?ということで
有給を取り、スクールの講師に事情を説明し、アドバイスをもらうことにしたのでした。
そして、その夜からワードプレス のサイトを作るため連日の徹夜の日々。
結局、その時はワードプレスで満足するサイトを作り上げることは出来ませんでした。

(依頼さ入れたサイトは、後日ちゃんと作ったよ!)

 

怒涛の日々がすぎて、今なぜ少しづつ作れるようになったのか。


それは、一緒に作るメンバーが出来たのが大きい。
それと作りながら、失敗しながら学ぶことができたから。

一緒に作るメンバーができると、分からなければ聞くことができるし
作っていて前に進まなくても、辞めずに踏みとどまることができる。
そして、自分の作ったものを見てもらいダメな所を教えてもらうことができる。
失敗して、指摘されても、改善方法も一緒に教えてもらうことができる。

 

スクールに通っていたお陰で、そういう環境を手に入れることができた。

そして、自分の人生も
ホームページを作る仕事を通じて
少しづつ見え方が変わり、今の私に至ったのです。

 

まず、もう1回言うけど、

「ホームページは習うだけじゃ作れない!」

 

言われなくても、分かってるよって突っ込まれそう・・・。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?