ヨーロッパ旅行記16〜Trento到着〜
Brenneroを出発し本日の宿泊地Trentoを目指す。寒い中ずっと外にいたので電車を心待ちにしていた。
2回目の乗り換えを済ませ約2時間電車に揺られる。今日は乗り換えがあったので今までのようにめちゃくちゃ長い時間同じ電車に乗っているということはなかったが、乗り換え駅が大きくなかったこともあり今までとは別のしんどさがあった。
だがあと少しすればホテルで休める。駅に着くのは21時を過ぎるがTrentoはなんとなく名前も聞いたことがある都市だったし駅からそんなに遠くないホテルを予約していたのでホテルや街に対しての不安はあまりなかった。
電車でじっとしていると時々空腹感に襲われる。今日はろくにものを食べていないのだ。ホテルになんかあればいいな、そんなことばかり考えていた。
水を飲もうとバックパックからペットボトルを出したらこんなことになっていた。
気圧の問題なのだろうか。飛行機の中でもらってから水筒代わりに使っていたエミレーツ航空のペットボトルが変形していた。飛行機よかったな、なんて思い出す。この旅ももともとは格安航空で行うプランと格安バスで行うプランも考えていた。行きたい場所や値段や予約状況なんかを考えて結局電車旅に決めた。電車に1番慣れていたし、僕の旅には電車で正解だった。
もし、帰りの飛行機までにハンブルクに戻れそうになかったら飛行機でハンブルクまで飛ぶ覚悟も決めていた。
Trentoに到着した。外はもう真っ暗だ。Brenneroほどは寒くなくて安心した。服はほとんどハンブルクに置いてきていたので耐えられない寒さだったらどこかで服を買うしかなかった。その必要がなさそうだったのでよかった。
Trento駅は結構ちゃんとした駅できれいだった。駅を出てすぐにホテルに向かう。マップを見ながらホテルを目指す。知らない街を夜1人で歩くのはやはり怖い。あまり店もなかったのでそこまで明るくもない。囲まれたらおしまいだし相手が1人でも何事もなくやり過ごすのは難しいだろう。マップばかり見ないようにして定期的に振り返ったり周りを見て異変がないか確認する。これが本当に疲れる。
ホテルに着いた。昨日も一昨日もチェックインで予想していなかったお金を払ったりしていたので今日はそんなことがないようにと祈る。
祈りが通じたのか、ここでのチェックインはとてもスムーズだった。それにフロントのお姉さんはとても親切で英語も聞き取りやすかった。やはりプラハのあのお姉さんの英語が独特だったのだ。チェックインを済ませて部屋へ入る。
一息ついてシャワーを浴びる。シャワーを終えてなにか食べるものはないか探してみた。見つけた。コーヒー用の砂糖を。これしかなかった。スプーンに砂糖を出し少しずつ舐める。おいしい。糖分も摂れて最高だ。人間砂糖があればとりあえずは元気になれることを知った。
いつものようにベッドに入りYouTubeを見る。日本語を聞き安心する。
明日はミラノを目指す。そのためにVERONAに行き乗り換えをする。明日は朝の8時過ぎ発の電車に乗る。早起きしなければならない。
17へ続く。
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