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股関節のつまりや痛みを改善するフィジカルトレーニング


こんにちは!!

イクサポです!!

今回は、ゲストライターとして石橋さんをお呼びしました。
普段は理学療法士としてスポーツ選手のリハビリを担当されています。その傍ら、リハビリやトレーニングについて有益な情報発信をされています。


今回のテーマは股関節のつまりや痛みを改善するためのトレーニングについてです!!

是非最後までご覧ください^ ^
それではいきましょう!!!

自己紹介

みなさん初めまして。

私、理学療法士の石橋哲平(イシバシ テッペイ)と申します。

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普段は千葉県松戸市内にある整形クリニックで老若男女一般の方からアスリートや学生アスリートへのリハビリテーションを提供しています。

その傍ら、県内のサッカージュニアユースチームのトレーナーやプロを目指す高校生・大学生サッカー選手、海外クラブに所属するプロ選手のパーソナルトレーニングサポートも行なっております。

今回は、この場をお借りして多くのサッカー選手が悩まされる股関節の違和感や痛みを改善・予防するために必要なフィジカルトレーニングをご紹介させていただきます!


サッカー選手における職業病

『股関節のストレッチしても一向に柔らかくならない。』
『最大限動かそうとするとつまる感じがする。』

この記事を読んでいる指導者の方やトレーナーの方々で、このように選手から相談されたり、ご自身が経験をされたという方は非常に多いと思います。

このような訴えや違和感がある中、股関節を酷使するようなトレーニング(キック練習など)を続けているといずれグローインペインと呼ばれる股関節の痛みに襲われます。

ある種、サッカー選手の職業病とも言えるこのグローインペインは、一説によると中田英寿氏や現レアル・マドリードのジダン監督なども現役時代に悩まされていたそうです。

サッカー選手を襲うグローインペインとは

グローインペインとは、股関節周りにある筋肉や筋肉がくっつく骨盤の炎症による痛みと考えられています。

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(引用:日本整形外科学会HPより)

サッカー選手に多く発症し、股関節周りの筋肉の硬さや筋力低下、背骨を含む背筋の硬さが原因と影響していると考えられます。

このような体の状態で足を振り上げたりすると、股関節に過度な負担がかかり痛みにつながります。

そして、この痛みの前駆症状(前兆)としてあるのが冒頭で紹介したような『股関節がつまる感じ』や『慢性的な股関節の硬さ』です。

冒頭でもお話ししたように、このような違和感や硬さなどの症状を抱えたまま股関節を酷使してしまうと痛みにつながる可能性が高まります。

このグローインペインは難治性の痛みでもあるため、復帰までに【長期のリハビリ】が必要になります。

時間に限りのある学生アスリートにとってこのような長期間のリハビリによる戦線離脱は精神的にもダメージがでかいです。

股関節の痛みによって選手の長期離脱を防ぐためにもこのような前駆症状の有無を把握した上で、日頃のトレーニングにストレッチや筋トレなどのフィジカルトレーニングを落とし込んでいく必要があると私は考えます。


選手たちの股関節を守るためのポイント

痛みや違和感から股関節を守るためには、大きく分けて2つのポイントがあると考えています。

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