育成選手に多い特徴的な3つの姿勢とシンプルな動作の見方 〜『なんか変??』を言語化する〜 vol.2
こんにちは!!
イクサポです!!
先日、株式会社SWIMBYの河合学さんとミーティングをさせて頂き、非常に面白いお話ができました!
地域でサッカーを始めとするスポーツを指導されている指導者やトレーナーの方が使っていただける便利なツールを作成中です!!
近々発表出来ると思うので楽しみにしててください!!
さて、今回はこちらの記事の続きで書いて行こうと思います!!
前回は、膝が曲がったまま踵から接地する子供について書きました!
今回は、
肩の位置が左右で違う
について書いてい来ます!!
それではいきましょう!!!
ちょっとだけ前回の復習
① 膝が曲がり踵から足をつく
② 肩の位置が左右で違う
③ つま先が外を向いている
この3つが、僕が現場で見ていて感じたよく見られる姿勢の特徴です。
①については、
① ハムストリングス(もも裏)の柔軟性低下とそれに伴う股関節伸展の減少
② 腸腰筋の筋活動低下
③ 動作のエラー
この辺りが原因として考えられました!
肩の位置が左右で違う
このように左右で肩の高さが違う選手をみたことはないでしょうか??
おそらく、チームに1〜2人は必ずいる印象です。
また、この子達の動作を見ると、
・走る時に左右に上半身が揺れている
・振り向きのスピードが遅い
こんな特徴があるように感じます!
それではなぜこのような特徴的な姿勢や動作になるのでしょうか?
その理由を次からみていきましょう!
考えられる原因は3つ
考えられる原因としては3つあります!
・背骨が側方に曲がっている( 側弯 )
・背中、腹部の筋肉が固まっている
・姿勢や運動イメージが偏移している
これらを1つずつ詳しくみていきましょう!!
1. 背骨が曲がっている (側弯)
背骨が左右どちらかに過度に曲がっている、回転している場合で、一般的に側弯症と言われます。
側弯は、
・脊柱の側屈(横に曲がる)
・脊柱の回旋(捻れる)
が組み合わさって生じます!
例えば、先ほどの写真の子のように、右の肩が上がっている場合、
脊柱の右側屈+右回旋
が生じた側弯症と考えることができます!
この側弯は原因がわからないものが80%以上を占めています。
先天的なものもありますが、腰の痛みなどによってどちらかに逃避しているため一見側弯症として見える場合もあります。(機能性側弯)
一時的な側弯症(機能的側弯)の場合は次で説明する筋肉や痛みのげ原因となっている場合が多いため改善が可能です!
しかし、構造的な側弯症ではすでに脊柱(背骨)に変化が生じているため、ひどくなった場合は手術をしなければならないので注意が必要です!
スポーツ現場で簡単に側弯症を判別する方法としては、
①左右の肩の高さが一緒か
②前屈した時に左右の背中の高さが一緒か
この2点をみてください!
まず肩の高さを確認します。
服を来た状態でも分かるので、左右対象かどうかみていきます!
肩甲骨の高さやウエストラインの左右差は服を脱がないといけないのであまり現場では適していないように感じます。
これで左右対象でない子がいれば次に、床に手を着くように前屈をしてもらいます。
前屈をした時に、左右で盛り上がりに左右差が大きくあれば、構造的な側弯症の可能性が高いです。
この場合は病院でレントゲン検査をしてもらうといいでしょう!
これ以外にも日本整形外科学会に詳しい検査は乗っているのでこちらを参考にしてください!
このように、肩の高さは違う原因の1つには、整形外科的な疾患である可能性もあるため気をつけましょう!!
2. 背中、腹部の筋肉が固まっている
主に症状に関係してくる筋肉や骨は、以下のものです!
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