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SNSで写真が大量消費される今、プリント写真と向き合いたい。

ベトナムのホーチミンで写真を撮り続けること、早一年。

嬉しいことに現地の方から写真を売ってほしいとのお声を多くもらい、この度数量限定でプリント販売をさせていただくことになりました。

デジタル化が進む現代、写真ってなんだっけ?

フィルムカメラ以外に写真を撮る選択肢がなかった2000年頃までは、使い切ったフィルムを興奮して現像屋に持っていき、現像された写真をまじまじと見つめて、仲の良い友達同時で見せ合って楽しんでましたよね。

それが今では誰もが簡単にスマホで無制限に写真を撮ることができ、撮った写真をSNS上で簡単に多くの人に届けることができるように。

便利にはなったんだけど、写真を楽しむってこういうことだっけ?

SNSの時代、良い写真の定義が変わってきている。

最新のスマートフォンにはスマホの小さな画面で見るには過剰すぎる高画素カメラが備わっていて、アプリでフィルターをかければ誰でも簡単に"いいね・コメント"を多くもらえるようないわゆる"映える写真"を撮ることができるようになりました。

でも個人的には映える写真とは本質的に良い写真なんじゃなくて、ただ"人の目を引きやすい写真"なんじゃないかと思います。

実際、SNSで大量に流れてくる写真を30秒ですらじっくり見ないですよね? 例えばインスタなんて隙間時間でなんとなーく眺めてるだけだし、その瞬間に本当に良い写真が流れてきても感傷に浸ることなんてまずないんじゃないかなーと。

それはそれで今風な写真の在り方でいいと思うけど、撮る側だって色んな想いを込めてシャッター切ってるのに一瞬でスクロールしてなんとなくタップされて終わりなんて寂しいじゃないか。

写真はデジタルデータとして消費されるものではなく、長い間カタチとしてストーリーを語り続けるもの。多くの人に写真本来の楽しみ方を思い出してほしい。

そんな想いから 、

"The Beauty of SAIGON" / FINE ART PRINT

日本国内への販売・発送を始めました。

展示用


FINE ART PRINT (ファインアートプリント)ってなに?

ファインアートとは写真家のクリエイティブな世界観を最大限に表現する、高級用紙です。写真家の個展や美術館に展示されている作品のほとんどがファインアート紙にプリントされています。

ファインアートの"光沢感・質感"は、証明写真や街のプリント屋さんで扱われているのは銀塩写真を凌駕します。 また銀塩写真は約5年程度でプリントされたインクの約20%が失われますが、ファインアートは30~50年もの間ほとんど劣化しないと言われています。

その分値段も数十倍し、日本でプリントを依頼するとA4~A2サイズだと1~2万円程度が相場です。一般家庭で飾るにはちょっと手が出にくいものです。

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美術館クラスの写真を誰でも手が届く価格で。

そこで今回、ベトナム現地のプリント会社と交渉を重ね、誰でも気軽に美術館クラスの写真を購入できるギリギリの価格まで下げることができました。

ファインアート紙の中でもトップクラスのHahnemühle(ハーネミューレ)社のプリント用紙のA2サイズ(40×60)に印刷できることに。

原価ギリギリですが、ハンドメイドのフレームもセットでお送りします。

こんな世の中だからこそ、プリントをお届けしたい。

コロナの影響で海外旅行に行けず、何かと暗い話題が多い世の中。

ベトナムに行ったことがない人でも、東南アジアの活気ある街の写真で少しでも明るい気持ちになってもらえたら嬉しい。

また今回のプリント販売で得た収益は全てベトナムの魅力を発信するコンテンツ制作費として使わせていただきます。

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ご興味ある方、ストアはこちらです。

他のベトナムの写真作品はインスタグラムをご覧ください。

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