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これからの社会人に役立つ能力 #03【想像力】

本日も、僕の記事にお越しいただきありがとうございます。
このシリーズでは、主に学生の皆さんを対象とした、社会人になる上で、身に着けておくと役立つ能力について、僕なりの目線で考えてみたことを書いていきます。
マガジンのリンクを下に貼っておきますので、気になった方は他の記事も読んでみてくださいね!

①今さら「想像力」?

想像力。皆さん一度は耳にしたこと、目にしたことがある言葉だと思います。
そして、皆さんは日々、想像力を働かせて生活しています。
そう、人は常に想像力を使っているので、この能力はすでに皆さんに備わっているんです。

では、なぜあえて今、これからの社会人に役立つ能力として挙げたのでしょうか。

想像とは、皆さんよくご存じのとおり、今目の前に見えているものや明らかにわかっているもの以外の物事を予想したり思い浮かべたりすることです。

ほら、やっぱりよく知ってるし、使ってるし、改めて知る必要もないと思いませんか?

でも、世の中を見ていると、もっとちゃんといろんなことを想像できていたら、起こらなかった事件や事故など、たくさんあると思いませんか?

つまり、正しく想像力を働かせることができていないんじゃないかということが言いたいんです。
では、正しく想像力を働かせるとはどういうことなのか、そのためにはどうすればいいのかを考えてみましょう。

②想像する=深く考える

結論から言うと、想像することとは、考えを深めることと同意です。
厳しい言い方をすると、想像できないということは、考えていないということになります。

想像を、思いをはせるととらえる方もいるでしょう。
確かに、これまでの経験から、何となくこうだろうと結論付けて行動している人もいます。
そういう人は、物事の一部だけを切り取って強調し、感情的にこうだと決めつける傾向を持つことが、少なくとも、僕の周りでは多いです。
そして、だいたいちょっとズレてます。
僕は、それは想像ではなく、「妄想」もしくは「思い込み」だと思っています。

仕事でもそれ以外でもですが、想像ではなく、妄想や思い込みで物事を進めてしまうから、うまくいかなくなってしまうのです。

③「思う」と「考える」の違い

ちなみに、「思う」と「考える」の違いって、皆さんは何だと思いますか?

「思考」という言葉があるように、両者はとても近い意味を持っていて、往々にして混同して使われがちです。

しかし、「思う」は「考える」よりも直感的で一時的な意味を持ち、「考える」は「思う」よりも論理的で具体的な意味を持ちます。
つまり、「思う」は感覚、「考える」は理屈だと言えるでしょう。

ですから、想像するには、理屈をもって論理的に考えることが必要なんです。

④想像力を高めるために~風が吹けば桶屋が儲かる~

想像力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。
「想像する=深く考える」ということから、まず考える土台となる知識・教養を増やすことが考えられます。
知識や教養を増やすのに最も優れたツールは、やはり本です。
読書は想像力を養うための最高の材料です。

ちなみに読書は別の記事でも紹介したとおり、ストレス解消になります。
これは科学的に証明されたものです!
ジャンルは問いません。読みやすいものを読むのを趣味にするといいですよ!

次に、想像する練習をすることです。
何か題材を見つけて、それこそ読んだ本の中や、新聞・ニュースの中など、考える練習をする材料は世の中にあふれていますので、その事柄について、わかっている事実と自分の知識・経験を踏まえながら、自分の知らない部分について想像してみましょう。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざをご存じでしょうか。
一見すると関係のないところにまで影響が及ぶことの例えですよね。
想像するとは、まさにこの風が吹いたときに桶屋が儲かるところまで考ることなのです。

⑤まとめ

どうでしたか?想像力の重要性、想像できましたか?
ここでは、あえて具体的な例を挙げませんでした。
それは、この想像力の重要性がどういうシーンで現れてくるのか、ということも、皆さんに想像してみてほしいからです。

最後に、僕の大好きなMr.Childrenの曲で、想像力に触れている歌詞がありますので、ご紹介します。

僕のした単純作業が この世界を回り回って まだ出会ったこともない人の 笑い声を作ってゆく

Mr.Children「彩り」

皆さんの仕事や活動に当てはめてみてください。
皆さんの力を発揮すると、そのずーっと先にいる、どんな人を笑顔にできるでしょうか。
それを想像してみると、仕事のやりがいが今よりもっと増すかもしれませんね!

そして、Mr.Childrenの「彩り」をまだ聴いたことがないという方は、ぜひ一度聴いてみてください!

それでは、また会う日まで~♪

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