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第1回 出会いと私達にできること

こんにちはPRISM DESIGNの小林です。

設計の仕事を始めて10年が過ぎ、
考えにもすこしづつ変化が出てきたので

備忘録がてら、すこしずつ書き溜めていこうと思います。


最近になってようやく分かってきたこと (相当遅いですが(笑))

それは 一人でできる仕事には どうやら限界があるということ。

仕事に向き合うこと自体は、やはり個でしかないのですが

これまで、仕事を変えながらも大阪、シアトル、上海、そして福山と

いろいろな人に支えられてきた分、

今度は 自分が誰かを支える側にも回って 一緒に物事を進めていきたいなと。

なんせ 今の仕事が一人でやるにはもったいないくらい楽しいし。


2018年末 母が亡くなり、18歳まで住んでいた実家が 空き家となりました。

実家に思い出が詰まっている父は手をつける事ができず 

僕が母の遺品整理をしていた時、

声をかけてくれたのは よく母が通っていた お隣のコーヒー屋さんのおばさん。

ご挨拶に行くと そちらも数年前にご主人が他界し、すで店を閉めていました。

傍らにはホコリを被った年代モノの焙煎機材たち

こちらも 思い出に触ることができない様子でした。


同じ頃に、

地元の友人からは自分たちの活動を発信できる場所が

どこかにないかなーと言う ジレンマとも 悩み相談とも言えない話が(笑

このころから 少しずつ何かが噛み合い始めていたのだと思います。


日本に戻ってきて数年が経ち、自分個人としての能力の無さを痛感しながらも

そんな僕を心配して 助けてくれる人たちも すこしずつ恵まれてきました。

みんなの言葉に背中を押され、決意は固まりました。

僕が自分の拠点を移せば、

それがきっかけになって 新しい何かが動き出す予感がありました。


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