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55. ラグビーワールドカップ 強敵サモアに勝利!!

日本が今季初のダブルスコア(38対19)でサモアに勝利しました。実は、前回のワールドカップ大会でもサモアに勝利していますが、ゲーム内容に関しては今回の方が圧倒的にスピード、パワーで上回っていました。やはり、この4年間の代表チームは著しく進化を遂げており、チーム全体として統制がとれているだけでなく規律(Discipline)が守られていると思います。

(日本代表の強面である稲垣選手は、ラグビー=規律(Discipline)を

守ることが大切だと言っています)。

4年前の南アフリカ戦に日本代表が劇的な勝利を上げてから、グッと世界を引き寄せた気がします。

昔に比べて個々のパフォーマンスがチーム全体を底上げしており、キャプテンであるリーチを筆頭に、田村や松島、姫野、稲垣と行った世界でも活躍できるメンバーが日本代表を引っ張っています。

今回、日本は勝ち点5を獲得しましたので、プールAでは唯一3戦全勝で合計勝ち点14暫定1位に躍り出ています。これで、日本初となる決勝トーナメント進出へ大きく近づいたことになります。

<サモア戦 勝利>

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サモアに対して最終的には日本が4トライを取りダブルスコアで点差を開きましたが、前半は日本の反則が多く苦しい展開でした。日本のプレーとして、テンポ良くフォワードからバックスへボールをまわしていくことで相手チームへ攻め込んでいき相手の反則を誘うということが普段は多いですが、逆に相手側(サモア)へコントロールされることが多く疲労が見受けられました。稲垣が規律(Discipline)を守ることが最優先という意味は、特に防御時において反則をせずにプレーを続けること、または、自らのチームが決めたプラン通りに遂行し続けることになりますが、前半はそれがあまり実行されませんでした。

 ラグビーの難しいところとして、反則をしてしまった場合、その反則したところ(ライン)から急いで10メートル下がらなくてはいけないうえに、相手がタッチキックを選択した場合は陣地を大幅に下げられ、そこから相手ボールとなるので精神的に疲れてきます。サモアのようなパワフルなチームへ反則をした場合、精神的にもかなり追い込まれて前半は特にストレスが大きかったと思います。

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その中でも私と同じウィング14番の松島選手は、そういった状況を打破できる選手で、厳しい時間帯に松島のゲインからトライにつながったこともあって、チームに良い影響を与えていました。彼はバックスなのでボールを持ってトライするシーンがよく目立ちますが、ディフェンスも上手で1対1のタックルはもちろん、ディフェンスの枚数が足りない時も味方に声をかけながらフォワードとともに守りもしています。
また、今回は苦しい中でも田村の冷静沈着なキックがチームを救ったと思います。

<キック 田村選手>

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前半苦しいながらも田村のゴールキックも成功して2点を加点し、前半は16対9で折り返すことができました。

後半はサモアが先にペナルティゴールを決める展開でしたが、田村のキックでチャンスをつかむと、ラインアウトからモールで押し込み2つ目のトライを決めました。その後はサモアの猛攻に自陣で防戦を強いられ、トライ1つとゴールキックを許したが、直後に途中出場のウィング福岡竪樹選手が2試合連続となるトライを決めています。さらに試合終了直前にウィング松島幸太朗選手がトライ、さらに田村が厳しい角度からゴールも決めています。

今の日本チームはフォワードで全体の流れを変えることのできる姫野やリーチ、稲垣といった主要プレーヤーからバックスの田村、松島、福岡といった展開ラグビーには欠かせないスピードプレーヤーなどありとあらゆる戦術が取られています。

また、今回圧倒的にスクラムが強くなっているところに、ラグビーファンの方なら驚いているところではないでしょうか?昔から日本はパワー不足=スクラム弱いという方程式がありましたが、今大会ではそういったことは全く感じられません。逆にアイルランド戦からサモア戦全てにおいて上回っています。素晴らしい!の一言です。

今回、サモア戦でボーナスポイントを加えた勝ち点5を得たことで、スコットランド戦は負けても決勝トーナメント進出の可能性が出てきました。そうはいっても日本は4戦全勝して、決勝トーナメントへ進出することを祈っています。

それでは、また!

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