マガジンのカバー画像

すきなきじ

163
特にお気に入りの記事をポンポン追加していく場所。
運営しているクリエイター

2017年8月の記事一覧

「もし」を考えることはそのことの本質的なことを考えること、と大村雅朗の本がすごく面白かったこと

あなたは今までの人生の中で「もし、あの時、違う道を選んでいたら、自分の人生はどうなっていただろう」って考えることってありますか? 例えば、「あの時、あの人と結婚していたら」とか「あの時、あの人に出会わなかったら」とか、そういうことって人生にありますよね。  ※ 一方で「歴史に"IF"はない」っていうのもよく言われます。 でも、「IF」って、考えてみますよね。 「もし日本が3年前に降伏していたらどうなっていただろう」とか「江戸幕府が続いていたらどうなっていただろう」と

有料
100

文章の書き方と考え方、その一提案。

読書感想文の書き方について、お話しさせていただいた。 ほぼ日のなかでもひときわ大好きなコンテンツ、「勉強の夏、ゲームの夏。」に呼んでいただいての話だ。毎年「意外と高学歴な人々」が講師として招かれるこの企画(たとえば去年は瀧本哲史さんなどが登場されている)に、意外と低学歴な自分が出てもいいのだろうかと内心不安に思いながら、ぼくなりの書き方や考え方について、おしゃべりさせていただいた。 もともとぼくは「ことばの正しい文章」や「読みやすい文章」であれば、練習次第で誰にでも書ける

凡人のイベント戦略

ここ数年でイベントの開催ハードルが低くなり、誰でも簡単にイベントを開けるようになりました。 それ自体は素晴らしいことですが、一方で主催者や登壇者のメンツが固定化し、あまり入れ替わらないという問題もあります。 むしろ登壇者になるような人たちは、そもそもイベントで聞く側に回ったことがないこともザラ。 ということは、イベントで学ぶことは意味がないのでしょうか。 私の現時点での結論を先に言ってしまえば、「ゆくゆく登壇者になる戦略をもたなければ意味がない」と考えています。 登

「学ぶこと」と「教えること」がこれからの社会で大切になる(教えるときの心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.117より) ありがたいことに、結城は毎日のように、 「『数学ガール』を読みました!数学ってこんなにおもしろかったんですね!」 あるいは 「『数学ガール』を通して学ぶことの楽しさを知りました。数学は不得意ですが……」 のようなメールをいただきます。本当に感謝なことです。 一生懸命努力して書いた本を読者さんに喜んでもらえるのはうれしいことです。ですが、そもそも「数学」という学問そのものが非常にお

有料
200

これから必要とされるのは「横展開できるオタク」

「オタク」と呼ばれる人材には2つの種類があります。 1つは、一般的にイメージしやすいであろう特定分野にとことんのめり込むタイプ。職人気質な国民性とマッチしているのか、どんな分野であれ日本のオタクシーンを牽引しているのは彼らだと思います。 そしてもう1つは、横展開できるタイプのオタクです。 成功する人は、具体的事象を抽象化する能力が高い朝倉さんのインタビューの中でも特にこの記事が好きで、紹介されている本もチェックしているのですが、なにより3ページ目がすごいんです。 『ハ

もう一度、歩きながら考える。

いまやマスコット的なおじさんになってしまった方ではあるけれど。 プロレスラーの長州力というひとは、おもしろいボキャブラリーの持ち主で、ときどきハッとするようなことを言う。 この動画、1分38秒あたりで語られる「何がしたいのか?」は、けっこう何度でも問いなおす価値のあることばだと思う。ぼくらは毎日、なにかをやっている。なにかをやろうとしている。あたらしい試みもあるだろうし、昨日の続きもあるだろう。来年や再来年、5年後10年後に向けたつもりのなにかもある。そのとき大事なのは、