どん底からの生還

すごい人がいる 会って見ませんか?

『こんな感じで考えているんだけどなんか良いアイデアないかな?』と知り合いにビジネス上の相談をしたところ、それなら面白い人いますよとの返答、いろいろと話をしていくと、なんとその方は脳出血で倒れどん底からの奇跡の生還を果たした方であることを教えて頂きました。ビジネス上の相談より何故そのような状態から生還できたのか?そちらのほうに興味が湧き 是非、お会いしたいことを告げ先日セッティングして頂きお会いすることができました。

その方とは

株式会社ジョブウェブ代表佐藤孝治さんです。

創業20年間で学生20万人以上の就活支援や約1000社以上の採用支援を通じて、学生と企業の本音コミュニケーションをサポートされており 現在では現場でバリバリと働かれています。おかげさまで5月30日にお会いすることができました。

彼には被害者意識が全くありません

『今ではこの経験があってよかった』佐藤さんは言います。

彼からは一切の被害者的な言葉が出てきません それどころか このような事になってしまった自分の心の問題など素直に初対面の私に語ってくれます。

小生はこれが『この人の強さだな』と直感しました。

アスリートを30年以上指導してきた経験があります。結果に結びつけられるアスリートほど怪我に対して被害者意識を持ちません。

例えば脚の痛みを例にとればこの痛みのおかげで全然走ることができないと被害者意識で改善を目指すのと、何故この痛みがあるのか? 自分と向かい合い改善を目指すのでは自ずと異なった結果が現れてきます。

そもそも怪我の原因を考えてみれば自分が起こしているもので自分の使い方に原因はあるわけです。なのに『被害者意識』おかしいとは思いませんか?

自分のカラダは自己責任の究極です。そこから逃げているようでは絶対に改善に結びつきません。自分の使い方に誤りがあるのです。ですからカラダは痛みという信号でその使い方は無理があるから改善してくださいとメッセージを送ってくるのですが、被害者意識はそのメッセージに対して耳を傾けないことを継続している事になります。だからカラダは怪我や病気と言った『体内クーデター』を起こすのです

無意識に自分に必要な事を選択している

被害者意識を捨てると勝手に必要なことがこっちに向かって来います。あるアスリートを指導した時の経験談です。

左膝に水が溜まって痛みが出てしまったのですが、彼曰く『膝に水が溜まって、痛くて動くこともできず。なんでこんなになるのか?』もちろん無意識にいっているのだと思いますが、自分自身のカラダに起きていることです。自分が行ったことの結果です。そこに目を向けなければ何も解決しません。

被害者意識を捨て自分の体と向かい合うことを忠告し、何故膝に水が溜まってしまうのか?の話を彼にします。

そもそも水の成分の多くは体を守ってくれるリンパや白血球などの免疫です。免疫は必要な時には必ず働いてくれますから 左膝に負担がかかっているという事実があるわけです。病院に行って水を抜いたところで抜本的な解決はしない 水は消炎効果のみならず、膝を守るためのクッションの役割も兼ねている説明をしました。

小生の彼への問いかけは左右のバランスを感じ取りながら『逆を疑え』のみです。その結果右側脚の付け根股関節の可動性が狭くなっている事に気付きました。つまり走行時に右股関節で支えきれない負担を左膝で受けていた結果膝に過剰な負担が左股関節にかかり水が溜まってしまったのです。被害者意識をすて自分んと向かい合った彼は膝はその後は自然に水が引き今は全く問題はありません。

佐藤さんはこのアスリート同様お話を伺っていて

『自分に必要な事を無意識行っている。』事を感じました。

必殺『いたこ式キャリア面談』

佐藤さんの脳出血状況からして言葉がうまく出ない失語症がかなり懸念されるのですが、今はそんな感じは微塵もありません。本来失語症のリハビリはかなりきついものがあり精神的にいやになってしまうかたが多いのですが、

なんと病院でキャリア面談を敢行します。しかも相談者の身になって話をする『いたこ式キャリア面談』ただでさえ自分が大変な時期に相手の身になって相談に乗ることはなかなかできませんが、佐藤さんはこれをやってしまいます。選んでいるのではなく必要な人のためにやっているわけです。

今考えるとこれが、いいリハビリになったと言いますが無意識に自分にとって必要な事をこの時期にできることがすごいのです。

ここに『どん底から生還できた』佐藤さんが持つトップアスリートとの共通点があります。

本質の追求

今年初のnoteに2019年は本質の追求しますと述べられています。

本質を追求すると向こうから必要なことがやってきます。取りに行くのではなく来てくれる自分を持っている人は表面にとらわれず 常に本質を追求する事を忘れません。

先日のお話で今後体を改善していくのに呼吸や知覚感知と言った感覚が大切であるお話をさせていただきました。カラダは感じなければ動くことはできません。これがカラダの本質です。表面的な方法論に振り回されない本質の探り方を『どん底から生還した』佐藤さんは無意識に行っているのだと感じた次第です。






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