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【生き下手で純粋で、生き上手で不純で】

SNSでたまたま見つけて、その変わり果てた姿に唖然としたりする。
「なんであんな人を」と、その時の感情を思い出して不思議に思うこともある。
戻ってこない過去を、悲しんだり、懐かしんだり、寂しがったり、楽しんだり。
断片的に思い出すのが、純粋さだったり、笑顔だったり、苦しさだったり。

このたった数行だけで思い浮かんだのが、あなたの初恋相手だと思う。
その類の文字すら使われてなくても浮かんだ人が、あなたの初恋相手だと思う。

ボクは正直、恋とかもうわからない。
まだ世間的にはガキのくせして「もういいや」くらいに思っている。

『誰かを好きになる』という行動に趣があるのなら、振る時や振られる時のあの変な感情すら美しくないと終わり方がしっくりこない映画みたいになる。

ロングの色白な女性が井戸から会いにくる映画を見終わった後は、まさにこの感情だった。

そんな映画は1、2本観たら満足だ。

『理屈ではそうかもだけどマイナスな部分を引いてもその人が好きだから、、』と言った人に出会ったことがある。

彼女がその後に続けた純粋すぎる感情論には敵わなかった。

たとえ論破できそうな薄っぺらい内容でも、そこに感情が入ったらそれはもうフランスにいる黄色パーカーでもお手上げなのだ。

今はその代表例が『恋』なのだと勝手に解釈している。

恋とは、そこまで人を感情的にさせるらしい。

通りすがりのOL二人組の片方が言った「うちの彼氏チョロいから〜」に、咄嗟に鼻で笑ってしまった時は怒られた。

大人になると、恋が不純になっていくらしい。

年上があんなことを言ってるのを聞くと、やっぱりわからなくなった。

恋人が自分のステータスになったり、交際期間が信頼として使われたり、いつかの誰かが語った純粋すぎる感情論はそこには全く無かった。

小賢しく、ずる賢く、先の先まで考え尽くされたもの。

それに感情を憑依させた恋は、ボクの解釈した恋とは程遠かった。

大人になって、生きるのが上手くなって。

もういっそのこと生きるのが下手な、だけど果てしなく純粋だったあの頃に戻りたい。

OLがしていたのは恋とは別の何かだったのだと言えるくらいに純粋になりたい。

「チョロい」という言葉すら理解出来ない程の純粋さで生きたい。

最初の数行で浮かんだ相手が初恋相手だと思う。

相手が同性であっても、本気でそう思ってる。

その人を純粋に好きだった気持ちを、元恋人が超えられなかっただけで。

ボクは憧れていたゴリゴリな先輩を思い浮かべた。

ほんと、恋愛は向いていないのかもしれない。

直近に付き合っていた元恋人を思い浮かべた方々。

どうせするなら、あなたのような純粋な恋がしたい。

嫌なことを差し引いても純粋に好きでいれるような恋であるなら、それは幸せに生きる上であっても良いのかもしれない。

今の人生が楽しすぎて恋なんて二の次、三の次なボクが不意に思った、『今日の日記』のようなものです。

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