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MBA Candidate「経営財務②」特別講義:助太刀代表 我妻氏のお話について

今回は、経営財務の授業の中で、ゲストスピーカーとして講義してくださいました、我妻さんの講話内容について書きたいと思います。
我妻さんは株式会社 助太刀のCEOです。注目されているスタートアップ企業の創業者のお話が聞けるので、当日をとても楽しみにしていました。RBSの先輩であり、井潟先生の講義も受けられていた関係から、ゲストスピーカーとしてお話をしてくださいました。ファイナンスの授業ではあるものの、スタートアップ企業の経営者として様々な視点のお話をしてくださいました。

我妻さんは、RBS卒業と同時に助太刀を起業されています。また、修士論文が終わったらすぐに、プログラミングスクールにも通ったとのこと。元々、建築業界で会社を経営されていましたが、ただの下請けで終わりたくなくて、RBSで学び始めたそうです。そして、卒業と同時に助太刀を立ち上げています。すごい行動力です。感心してしまいましたが、感心するだけで終わらせるのではなく、見習わないといけないなと思いました。

「起業家を目指すのではなく、起業はあくまで手段に過ぎない。『やりたいこと』を実現するための起業であって、目的と手段を間違えたらダメ。」というお話はすごく印象に残っています。『やりたいこと』ができるなら、CEOにこだわる必要もなく、COOやCFO等の道もあるとお話されてました。確かにそうだなと思います。しかし、私はもともと起業に興味がありませんでしたが、我妻さんのお話を聞いて、起業に興味が湧いてきました。やはり、芯に情熱がある方のお話は人を魅了すると思います。我妻さんの熱を少し頂けたので、それだけでもお話を聞けて良かったと思っています。情熱と言っても、メラメラ燃えた赤い炎ではなく、小さく静かに燃えている青い炎のイメージです。そういう炎も持った方は強いと個人的には思っています。それを我妻さんからは感じました。

最初に資金調達をする際の一番のコツは、ピッチコンテストの大きい大会で入賞することだと仰っていました。ベンチャーキャピタルの方から話を聞きたいと言ってくるぐらいじゃないとダメとのこと。もちろん難しいことだが、それが一番の近道だと。また、コネは自分で探しだして、どんどん利用した方が良い、その方が投資家にも熱が伝わるという旨も仰ってました。実践的なアドバイスでとても参考になります。また、常に次のラウンドの投資家と会っておいた方がいい、背伸びするぐらいがちょうど良いとも仰ってました。そうしないと成長のスピードが止まってしまうという意味かなと解釈しています。
また、フェアバリューは必ずあるから、投資家ときちんと会話することが大事、もし認識や方向性が違うなら同じ船に乗らないほうが良いという旨も仰ってました。

全体を通して、ゆっくり丁寧にお話ししてくださいましたが、その内側には、小さく静かだけど強い青い炎がある方だなと、ずっと感じていました。

以上



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