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間違いを指摘するのは難しい_100日チャレンジ(17日目)

「時間があるならお願い!」と同席した打ち合わせでのこと。

先方が出した資料に目を通し、何だか違和感を感じる。
「SGDsを達成するための取り組みとして・・・・」「この活動はSGDsの3.すべての人に健康と福祉を」

入力間違いかなぁ?いや、また出てきた。あれ?、最後まで同じスペルだよね。(頭が一瞬フリーズ・・・・)からの、
「SGDsじゃなくって、SDGsなんですけど!!」

まあ、そういうことがあるかもしれない。英語難しいよね。話を聞こうじゃないですか。
「初めまして。私たちはSGDsを達成するための活動として、」
エッ??ちょっと待って。何だか『エス・ジィー・ディーズ』って聞こえたような。相手の言葉に全集中して聞き漏らさないよう構える。
2回目、3回目も確実に『エス・ジィー・ディーズ(SGDs)』と言っている。

私、心の中で叫ぶ。「えーーーーっ。どうしてそうなった????」
懸命にプレゼンを続ける相手に対して、脳内ツッコミが止まらない。

えー、初めましてだけど、最初からボケてくるんですね。
”ジー”と”ディー”って発音、確かに似てるけど。ぜんぜん違うよね。
日本は東西に長いから、方言かな?いや、そんなん聞いたことないし。
じゃあ、ディーはGで、ジーはDなんだ。いや、もっと違うでしょ!!
それやったらGDPがDGPになるやん・・・ ※GDP=国内総生産

だめだ、内容が全然入ってこない。
ありえない間違いのため、誰も指摘できないまま。参加者全員が「SDGs」に脳内自動変換して、何事もないように進んでいく。
結論もよく分からないまま、打合せ終了。

こういう場合、どう対応するのが正しいのだろうか。
①資料を見た時点で、さりげなく「スペル間違ってますよ!」と伝える
②こちら側の発言で「エス・ディー・ジーズ」と大きめの声で言う
③タブレットで検索した類似資料を見せて、気づいてもらう
④スルーして無かったことにする
どれでもいいやにしては、疲労感がすごい。

本人が思い込んだり信じていること、正解と思っていることに対して、間違いを指摘することって難しいですね。傷つけずに言うことを考えると、更にどうしていいものか悩むばかり。
相手との距離感も関係してくるワケで。まして、初対面の人の場合はなおさら難しい。でも、どこかで教えてあげないと、ずっとそのままかもしれない。それなら、早く誰か教えてあげて欲しい。色々考えて出た結論。
「結局、人は自分で気づいたことしかできない。」
この言葉を体感した、1ヵ月前の出来事でした。

最後に今更ですが、SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称であり、日本語で“持続可能な開発目標"という意味です。読み方は「エスディージーズ」です。

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