見出し画像

なんで?と思ったら_100日チャレンジ(56日目)

めずらしくテレビをつけていると、簡単炊き込みご飯を作っている。
”簡単”と聞くだけで、心が動く私。
レシピをあとで検索すればいいかと、別のことをしていると料理のアドバイスが聞こえてきた。
「梅干しはサバの臭みをとってくれます。チューブの梅でもいいですよ!」

梅について考えていると、ついにテレビまでヒントをくれるように。
単なる偶然ですが、意識した瞬間から見えるものが違うことはあります。

そういえば、魚料理のくさみをとるために、梅干しを使うが、理由を考えたこともなかったと気づいて考えてみる。
調理実習に限らず、先生から教えてもらったことは「そういうもの」と深く考えない。素直といえばいいかもしれませんが、どうして?の理由も知らずに、ここまで来てしまいました。

調べてみると、理由はこういうこと。

魚や肉を煮るときに梅干しの果肉・種を入れると、梅干しに含まれるクエン酸が臭みを消してくれる効果がある。
生臭さの原因はアルカリ性のため、酸性であるクエン酸によって中和することができる。

たしかに、におい(香り)は物質で化学構造式や分子構造が関係していることを思い出し、なるほど~!と合点がいきました。

料理では、くさみを消すために、お酒を入れたり、塩をふる、ハーブを入れる方法があります。

・お酒を入れるのは、アルコール分が揮発するときに、においの成分も一緒に飛ばしてくれる。
・塩をふると、浸透圧で水分が出てきます。この水分と一緒にくさみ成分も出ていく。
・ハーブは香り成分がくさみを抑えてくれる効果がある。

何でだろう?と考えると、「そういうもの」から「理にかなった方法」をきちんと選ぶことができるようになる。
どんなことからでも学びは広がる、と気づいた一日でした。

紹介していたレシピはこちらです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?