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現象を言葉にする_100日チャレンジ(59日目)

「”ぴかぴか”って表現は、どんなものを指しますか?」
帰り際に質問されてから、科学ではなく言葉について考えています。

実験の中で、金属光沢を説明する表現が「ぴかぴか」だと、しっくりこない。「ぴかぴか」だと、自分から光っている、電球が光っている感じがするという。
「キラキラ」、「光ってる」、「きらっと」、「つやつやしてる」、「光沢のある」・・・

目の前で起こる現象について、ぴったり合う言葉を見つけたい!!
そこから、みんなで辞書を引いたり、図鑑を調べたりしてみたり。

ぴかぴか[副]
断続的に光を放って輝くさま。また、つやがあって光り輝くさま。
「星がー(と)またたく」「靴をーに磨く」

明鏡国語辞典

辞書の意味をみると、間違ってはいない。しかし、考えれば考えるほど、光の当たり方、見る場所、見た人の感覚にもよることもあり・・・
今日の結論は、「多くの子供が見ている場合は、”光っている”」が良いのではとなりました。

その後も、現象と言葉について議論が続き、一番盛り上がったのは「しゃばしゃば」。
実験の液体を見て「しゃばしゃばしている」と言った子供がいたそうです。

そもそも使う機会はあまりなさそう、が大多数。
私は、「しゃばしゃばのカレー」と言うので、とろみのあるものが、ちょっと水っぽい場合ではないか?
辞書を引いてみると載っておらず、Web検索してみると
「水っぽさをあらわす、関西地方の方言」だそうです!!
方言まで入ってくると、さすがにお手上げです。

科学に限らず、状態や現象を表す的確な言葉を使うことは難しいですね。
後輩からの一言がきっかけですが、目の前で起こること、現象、景色、感情について、文章で表現できる道のりは遠い。
明日から、見ている人がどういう表現を使うかをリサーチしてみます。


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