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『気持ちを言葉にできる魔法のノート』

梅田悟司さんの本で『気持ちを言葉にできる魔法のノート』を読みました!この本を職場の本棚で見つけた時は日々の通級指導の中で気持ちを言葉にすることが苦手な子供達と関わる自分にとっては救世主のような存在に感じました。この本の中では言葉は2種類存在しているも書かれています。『外に向かう言葉』と『内なる言葉』です。一つ目の『外に向かう言葉』は道具でしかなくて、育てていかないといけないのは『内なる言葉』だと書いてありました。私の元々の考え方は真逆でした。使いこなす言葉(外に向かう言葉)をいかに磨いていくのか?知識として言葉を獲得していくのか?そして使いこなすのか?ばかりに力を注いでいたように思います。『内なる言葉』が育まれて誰かに伝える必要性を感じると自然と『外に向かう言葉』となり相手に伝っていくのです。私は『内なる言葉』を育む作業をおろそかにしていました。子供達に対しても同様です。感じたことをそのまま引き出そうとしていましたが、そこから広げたり深めたりする自己対話の時間が取れていませんでした。

自分の中に埋もれていた内なる言葉を発掘してくれる"T字型思考法"

『内なる言葉』から広げたり深めたりする時に有効な"T字型思考法"が紹介されていました。思考を広げるとかは『それで?』と『本当に?』を問いかけて広げます。深める時は『なぜ?』で深めていきます。私も実際にこの思考を使ってみると自分の最初のきっかけの言葉から新しい言葉が広がったり深めることで新しい発見に辿りつけました。他者から教えられて新しい発見がある体験は多くありますが、自分の言葉から広げて深めるだけで、新しい発見にたどり着けたのは嬉しかったですし、ちょっとした成功体験になりました。

この本を読んだ結果、私は自分自身の言葉から広げて深めることの喜びを味わいました。言葉の力を育てることで、コミュニケーションがより豊かになることに気づきました。それだけでなく、子供たちに対しても同じ考え方を持ち始めました。感じたことを引き出すだけでなく、自己対話を通じて広げたり深めたりする時間を大切にするようになりました。

この本で紹介された"T字型思考法"は、私の思考の幅を拡げる助けとなりました。以前よりもさらに深く考えることができるようになりましたし、新しい視点やアイデアを見つけることもできるようになりました。自分自身の言葉から出発し、疑問を持ち、探求することで、新たな発見が可能となるのです。

このような体験は、他者から教えられることとは異なる価値があります。自分の言葉を使って広げて深めることで、自己成長を感じることができるのです。私にとって、この本はちょっとした成功体験となりました。

今後は、言葉を使って自分自身を表現し、思考を広げ深めることに積極的に取り組んでいきたいと思います。また、子供たちにも「内なる言葉」を育む時間を与え、彼らの成長をサポートしていきたいと強く感じました。

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