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日本一嫌われた審判が、美しきフットボールを実現するまで 【vol.8】

シーズン最終戦(12月)

近年のJリーグは、残り5〜3節のあいだで優勝やACLの出場権獲得、あるいは昇降格が決まることもあるけど、最終戦まで目が話せない状況になることも多い。

クラブにとって「ホーム最終戦」というのは、普段から温かく支えてくださるたくさんの方に、感動や喜びや非日常を味わっていただける "最後の機会" であるし、選手にとっては自分を表現できる今シーズン "最後の舞台" でもある。

「記憶に残る感動的なドラマ」が生まれやすいのも最終戦が多かったりすることを考えると、審判する側も持てる力を振り絞って、最終戦がより良い試合になるように、たくさんの人がフットボールの魅力に心酔できるように、最高の準備をして誠心誠意、選手とファン・サポーターの方と、そしてフットボールと向き合うようにしたい。


2021.12.01.

いよいよ今年も残すところあと一ヶ月。

そして最終戦まであと3日。

今日は "審判人生最後" 「HI(高強度)トレーニング」だった。

調子に乗らず、いつもの感じで "いい具合" に追い込もうと思ってたんだけど、コンディション調整があまりに順調にいってるので、気持ち良くてつい、予定以上に走ってしまった。

やってしまった…… やりすぎて疲労残らなきゃ良いけど。

でも、気持ちよかったな。

この "全身イタタな感じ" もこれが最後かと思うと、少し寂しい気もするけど、それは今そう感じてるだけで、卒業したあとは "絶対に" インターバル走とかしないだろな。走るのもともと好きじゃないし。やるならチャリか筋トレくらいかな?

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