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プロフェッショナル

【ラジオ体操29日目】

こんばんは。
月に一回何かしらの芸術に触れる機会を意識的に作っている「月イチ芸術活動」を始めてから早2年が経過し、そろそろセンスも上がったかと思いきや、自分の描いた絵を誰にも理解してもらえないセンスレス人間コマリストです。


今日は、月に一回の感性を磨く「月イチ芸術活動」について書いていきます。


そもそも、月イチ芸術活動をスタートすることになったきっかけは、喜怒哀楽といった感情がかなり欠落している私のことを気にしたIさんが、半強制的に落語会に連れて行ってくれたことから始まっています。


その時に受けた衝撃は、今でも鮮明に思い出すことができます。
#Iさんありがとう


そして、今日は2年前に連れて行ってもらった”落語会”と全く同じものを鑑賞してきました。


さすがに、2年間に亘って平均すると月に1回程度、芸術的な何かに触れてきた私は、2年前と同じような衝撃を受けないのではないか?


そんな慢心ともいえる感情と期待を持って、今日の鑑賞に臨んできたわけです。

感情を動かす

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今日の落語会。
まず感想としてどうだったかというと、”最高”でした。
#小学生レベルの感想


2年前のあの日、私の固定観念を跡形もなく吹き飛ばしてくれた「立川志の輔師匠」と「桂文枝師匠」のお二人による落語というエンターテインメント。


それまで、まともに落語を見たことが無かった私は、強烈なインパクトを受取ると同時に、”言葉の力”に魅せられました。


こんなにも人を巻き込む話ができるものなのかという衝撃。かなり距離が離れているはずなのに、目の前で話されているような不思議な感覚を体験しました。


それからというもの、シルクドソレイユや劇団四季、木下サーカス、映画、立川こしら師匠・立川志らく師匠の落語、さだまさしさんのコンサートなどなど分野もジャンルも異なる様々な芸術を鑑賞するようになったのです。


どの芸術も最高で、とにかく会場にいる観客の心を動かし、巻き込んで、一緒に創り上げるという点においては共通していて、これがプロフェッショナルかというものを肌で感じてきました。


磨き上げられた最高の芸術で、見ている人を魅了して、感情を動かされずにはいられない。


本当に多くの学びと、感動を頂きました。

プロフェッショナルとは

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プロとは何か?
一度は考えたことがあるかもしれません。


人それぞれ、答えがあるとは思いますが、今日の落語会を鑑賞したことで、私の考えがかなり変わったので、その辺りの話をしたいと思います。


プロとは、
お客様からお金を頂いて、商品・サービスを提供すること


これは、今日以前の私の考えてきたことです。もちろん、これが間違っていたということではないですし、これも一つの正解だと思っています。


むしろ、この考えを持っていたおかげで、新人時代も含め、目の前の仕事に対して真摯に向き合うことができたので、感謝すべき考え方だと思っています。


では、今日の落語会で何が変わったのか?

真のプロフェッショナル

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ご存知の方もいるかもしれませんが、今日私が鑑賞してきた落語会の主役である「立川志の輔師匠」と「桂文枝師匠」のお二人は、今年に入ってから強烈な経験をされています。


立川志の輔師匠は、2020年12月31日から自身が「肺炎」で入院し、翌1月8日に退院されています。1月に予定されていた「志の輔落語」を休演し、療養生活をされていました。


ファンを何より大切に思っていらっしゃる志の輔師匠にとって、志の輔落語の中止決定は、身を削られるような覚悟と後悔があったと思います。


そして、桂文枝師匠は先月24日に最愛の奥様を亡くされ、翌日には実のお母様を亡くされています。人生を支えてくれていた大切すぎる家族の死。しかもそれが2日連続で起きてしまった。


現在も含め、まさしく失意の真っ最中だと思います。私だったらとても耐えられる状況ではないなと思います。


主役である二人の師匠がこのような状況だったこともあり、今日の落語会は中止になるのではないかと、今日の今日まで思っていました。


それが、”予定通り”開催されたのです。


そして、お二人の師匠のパフォーマンスは、言うまでもなく「最高」でした。


どんな状況であっても、楽しみにしてくれているファンのために「過去最高」を届けること。


これこそが、真のプロフェッショナルだということを、ご自身の姿をもって示してくれたのです。

まとめ

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今日は、月イチ芸術活動についての報告と学びについて書いてきました。


正直、ここには書ききれないほどの感動と、衝撃が今日の"落語会"には詰まっていました。


2年前のあの日、月イチ芸術を始めるきっかけとなった”落語会”は、どれだけ感性を磨く活動を続けてこようとも全く色褪せることはありませんでした。


それどころか、私なんて退化したんじゃないのか?と思わせてくれるほどのクオリティとメッセージ性を兼ねていて、心から「頑張ろう」と思わせてくれるきっかけとなりました。


今日という日が、新しい自分への1歩目になることを確信しつつ、1年後にこのnoteを振り返った時に、ちゃんと成長できている自分でいられるように、これからの毎日を、1分1秒を大切に生きていきます。


月イチ芸術活動。本当におススメですよ。まだ見たことのない世界を疑似体験させてくれるエンターテインメントに触れることは、間違いなく成長に繋がると思います。


ぜひ、取り入れてみて下さい。
○○見てきたよ!というコメント楽しみにしてます。


じゃ、またね。

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