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世界はもっとカラフルなのに。。

【ラジオ体操194日目】

こんばんは。
言葉をオブラートに包むのが苦手で、極論に近い事でもストレートに伝えてしまうので、友達100人は来世でも達成できそうにないコマリストです。


今日は『グレーゾーンを受け入れる』というテーマで書いていきたいと思います。


世の中、白か黒かをハッキリさせたいという人もいると思います。


かく言う私は、完全にこのタイプなので、中途半端な妥協をすることが苦手です。


そんな性格なので、敵対することも多くて、色んな苦労をしてきましたが、なかなか変わることが出来ないんです。


先日、お話した方がこの話について、とても腹落ちする話をしてくれたので、自分のために残しておこうと思います。


今日の話は、ある意味、私自身の反省文でもあります。

白黒をつけるとは?

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さて、この話をしたのは私が学生の頃からお世話になっている店舗経営者のHさん。


かなりの変わり者で、何年も前から同時に複数の仕事をしながら、業界の常識とは離れた仕事をしている変態さんです。


天才肌ではあるものの、典型的なADHD(医師の診断付)で、自分の意見が絶対正しいと譲らない頑固者のHさん。


そんな性格なので、コミュニケーションには長年悩まされた経験の持ち主です。


アーティスト気質も持ち合わせていて、デザインの仕事なども手掛けているのですが、その視点から白黒ハッキリさせることの弊害について語ってくれました。


H『コマリストさんは、白黒ハッキリさせたいが為に、極論で話をする傾向があるよね。』


私「その傾向はかなり強いです。それ故に、理解されないことがかなり多いです。」


H『そりゃそうだと思うよ。例えば白を色の0番とした場合、黒は100番なんだよ。つまり、1~99番は全てグレーだということ。


私『世の中は1~99番のモノの方が圧倒的に多いってことですか?』


H『その通り。特に日本人の多くは極論を嫌う傾向にあるから、白黒ハッキリつけることは、この1~99番を切り捨てることになる。正しいことを正しいと言ってしまうと、反感を買うんだよ。』


よくある話かもしれませんが、この話をしてくれたのがHさんだからこそ、私の中にすごく腹落ちしました。


自分の意見が絶対だと言う生き方をしてきて、辛酸を舐めてきた上で語られるこの話には説得力しかない。


そして、1~99番を切り捨てることは私の目標とする「優しい人」では無いなとあらためて考えさせられました。

カラフルな世界を見る

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このHさんとの会話をしながら、ずっと考えていたことがあります。


私は、誰かから相談を受けた時には”色んな考え方の人がいる”ということを受け入れることが重要だと、お伝えしています。


この考え方は、今でも重要だと思っているし、ダイバーシティという言葉が浸透している現代社会では、ますます重要になってくると思います。


別に、他人の考え方に染まる必要はないんです。ただ、他人の考え方を否定的に捉えてしまうことは、今後の自分自身の成長を鈍化させるし、関わる相手も不幸にする可能性があるということを理解していればいい。


このように考えて、相談相手にもお伝えしてきたにも拘らず、自分自身が日常的に発する言葉が、ダイバーシティとはかけ離れているんだということに気づいてしまった。


抽象的な話ですが、常に白か黒かをはっきりさせるということは、私自身が「白の世界」と「黒の世界」という2つのレンズでしか世界を見ることができていないということ。


世界はもっとカラフルで、いろんな色で溢れているはずなのに、自分から他の色をシャットアウトして限られた視野でしか世界を見られていない。


Hさんの言葉から、自分自身の視野の狭さに気づかされました。


そりゃ、カラフルな世界を見ている人からしたら、モノクロの世界で生きている旧石器時代のような私は、扱いづらい対象でしかなかったと思います。


色々と思い返すと、反省点しかありませんが、逆に今気づくことができたのは良いことだと思っています。


今からでも決して遅いということは無い。
今年も残り5か月を切りましたが、カラフルな世界をありのまま受け入れることができる「優しい人間」になるべく、軌道修正をはかっていきます。


私自身の反省文にお付き合い頂いてありがとうございました。

じゃ、またね!

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