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最高のサーカス<723/1000>

【ニコチンレス生活745日目】
【ボイストレーニング127日目】

こんばんは。
月イチ芸術でいくつかのサーカスを見てきたけれど、今日観たものが群を抜いて最高だと感じた理由が分かっていないコマリストです。


あなたはサーカスが好きですか?


サーカスといえば、これを読んでいるあなたが生まれた時から有るので、綱渡りや火の輪くぐり、空中ブランコなど、定番の演目が沢山あります。


私は月イチ芸術活動の中で、世界的なサーカスから国内だけでやってるものまで色々と観てきましたが、やっぱり演目は似たり寄ったり。


しいていえば、演武の時間以外の演出的な部分に関しては各サーカスでバラバラ。


だけど、観客の満足度は演舞部分の内容の善し悪しと、演舞時間の長さによって決まる。


だとすると、今日のサーカスが過去最高だと感じた理由は、演舞のクオリティが高かったから、そもそも演舞の時間が長かったか。


個人的には、演舞と演舞の間の余分な演出が圧倒的に少なくて、磨きあげられた技を魅せる時間が長かったように感じました。


そして、何よりコミュニケーションを学んでいる私からの視点で面白いと感じるものが沢山ありました。


1つは、「言葉」を使わずして、会場を湧かせたり、応援したくなるような空気を作ったり、ピーンと張りつめた空気を作ったりするパラランゲージ。


ほとんどの演者が日本人では無いので、そもそも共通言語を持たない。


だけど、身体の動きと表情だけで場を支配して、空気を作るテクニックは圧巻といえる。


そして、もう1つは”失敗”の後に見せたプロのエンターテイナーとしての姿勢。


サーカスといえば必ずと言っていいくらいに演目に組み込まれている「空中ブランコ」。


もちろん今日のサーカスでもメイン演目のひとつとして扱われていました。


その空中ブランコの中で、演者のひとりがパートナーの手をつかめず、落下するというミスが起きました。


ただ、観客の私から見た感覚では、わざとミスったのかなぁという感じ。


というのも、多くの大道芸では大技を決める時に必ず1度ミスをするというパターンみたいなものがあります。


ミスをすることで、観客が応援したいという気持ちになりやすい。


そんな心理を使用して、会場の空気をひとつにして、ぐっと盛り上げていく!


もちろん私も素直なので、初めて観た時には大きな声で応援したことを覚えています。


今日もそんな感じなのかなと思って見ていた私でしたが、ミスをした演者さん本人が、なかなかやり直そうとしない笑


どうなってんだろうかと気にしながら見ていたら、ミスした本人が落下したトランポリンの上で観客を煽って拍手を貰っている笑


そして、何事も無かったかのように、続きの演技をしていく。


これ、普通できないですよね。
どんだけメンタル強いんだと感心しました。


だけど、きっとメンタルが強いのではなくミスすることも何度も何度もシミュレーションしていて、既に慣れているんだろうなと言うのが、私の落とし所。


そんなふたつの理由によって、今日のサーカスは、私にとって過去最高の学びとワクワクをくれるサーカスになりました。


あ、私自身の受け取り力が上がっているというのも、一つの理由にできると嬉しいでーす笑

ではでは、またね〜!

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