経済危機と投資マインド〈23/1000〉
【ラジオ体操328日目】
『ニコチンレス生活49日目』
こんばんは。
人材不足によって空前の売り手市場となっているので、高待遇で会社員に戻るなら今しかないんじゃないかと思っているコマリストです。
今日は『戻りつつある消費に企業が耐えられるか』というテーマで書いていきたいと思います。
クリスマス商戦、歳末セール、初売りなど小売業はもちろん、飲食店などのサービス業も1年で最も忙しい時期になりました。
この2年弱、抑えられてきた消費は反発して爆増!という感じにはならなさそうですが、昨年とは比べ物にならない水準にまでは戻っているみたいです。
昨年、苦渋の思いでアルバイトを解雇し、人員削減を余儀なくされた多くの企業。
戻ってきた需要に耐えうる人員であるはずもなく、強烈な人材不足と機会損失のオンパレード。
これからどうなっていくのか。。
今日は、有事の時こそ投資マインドで対応しておかないと生き残れなくなるかもしれないというお話です。
どうしてもリスクを取れないという方は、この記事を読みながら考えてみて下さい。
超売り手市場×経済危機
さて、皆さんご存知だと思いますが、現在の人材市場は空前の売り手市場となっています。
1番人が足りていないのは飲食店。
国からの要請を含め、休業を余儀なくされていたため、昨年は飲食店が人材を一気に放出しました。
そして、現時点で2019年の7割程度まで消費が改善しているという状態で、全飲食店の6割が深刻な人手不足。
どこのお店も人が欲しい状態なので、昨年放出された人達は、言葉を選ばずに言えば選びたい放題。
当然と言えば当然ですが、飲食店などの従業員はアルバイトの比率が高くて、働く目的が「お金」である場合が多い。
となると、競争率が高くなればなるほど、お店側は人を確保するために時給をあげるしかない。
かくして、1年前に放出された人達は、より高い給料で別のお店に戻り、1年前に残った社員は給料据え置きというパターン。
店長や経営者クラスは、アルバイトスタッフの給料をあげるために減俸してお店を維持するというケースも多い。
この状況。1番影響が大きくて分かりやすいのが飲食店だからこんな話をしていますが、飲食店に限った話ではありません。
製造業でも、元々人手不足だったところに外国人研修生を雇用して補填してきたけれど、ルールに基づいて3年or5年で帰国してしまうし、新たな入国ができない。
必然的に慢性的な人手不足になる。
けれど、日本は人口が減少しているから、新規の雇用は益々厳しくなる。
せっかく戻ろうとしている経済が、『人手不足』の成約を受けて供給不足になり、戻りきらない。
けれど供給不足だから物価は高騰する。
国内の貧富の差はますます酷くなり、人手不足で物が作れないので、世界経済から取り残される。
日本にとって、本当の経済危機はこれから始まる。
明日は我が身です。
あまり興味のなかった経済からも、本当に目が離せません。
有事の時こそ投資マインド
さて、こんな状況が来ることを予測して動いていたという人はどれくらいいるでしょうか。
100年に一度のパンデミック
誰も予想できない天災
例のウイルスはこんな風に言われています。
けれど、いつかは回復すると誰もが思っていたはずで、その時に世界が、企業が、経済が、人が、どう変化するかは何となくでも予想はできる。
この予想に、どんな対処をするか。これは各個人の選択だと思います。
100%予想通りになるわけはありません。なので、予想に備えて行動するというのは、投資にかなり近い考え方だと思います。
ストーブメーカーの株価は、冬に安定or下落して、夏に上振れる。
物事が起きてからではなく、実態に先んじて予想に基づいて動くんです。
そこには、投資する人(企業を応援する人)の予測と、リスクを取る勇気が伴う。
〇〇が起きたら××する。
こういった考え方が悪いとは言いません。
けれど、これでは本当の危機には対処できません。
〇〇が起きるかもしれないから、××しておく。
先行きが不透明な時代だからこそ、正しい情報を自ら取りに行く行動力と、その情報を活かして変化を予測して時にはリスクをとって行動する勇気を持つ。
生き残りたい人ではなく、勝ち残りたい人は少し意識してみて下さい。
じゃ、またね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?