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観るならやっぱり四季劇場!

【ラジオ体操247日目】

こんにちは。
”現場100回”の精神が息づく企業での経験から、今でも必ずお客さんの会社まで訪問しないと気が済まない状態になっている昭和の遺産コマリストです。
#遺産なんておこがましい


今日は『劇団四季から学ぶ勝利の方程式』というテーマで書いていきたいと思います。


皆さんは、スポーツ観戦をする機会があるでしょうか。


東京オリンピックの結果を見てもわかるように、スポーツの世界ではホームとアウェーの違いが、結果に大きな影響力を持っています。


自分を応援してくれる人が多いということはもちろんですが、普段練習している環境であるということが、安心感をもたらしているという効果があると思います。


これって、スポーツに限った話なんでしょうか?


今日は、劇団四季の講演を鑑賞して感じた”勝利の方程式”は、他の場面でも生かすことができるというお話です。


私が実践していかなければいけないと感じた課題の記録でもあるので、暇つぶし程度に楽しんで下さい。

観るならやっぱり四季劇場

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今月は久々に”月イチ芸術活動”を実施してきました。


今回観に行ったのは、『劇団四季のライオンキング』。不朽の名作であり、私も話の内容を知っている演目であるがゆえに、期待値は最高の状態での鑑賞となりました。


基本的に、期待値が高すぎると満足度が低いという傾向があるはずですが、今回は、控えめに言っても”最高”でした。


何より、学びが多すぎる!


芸術としての感想は、ボキャ貧の私が語ると作品に失礼なので、控えさせていただくとして・・・


たくさんあった学びの中でも、一番強く感じた「観るなら、絶対四季劇場しかない」という点について、解説します。


劇団員の皆様の演技が最高であることは言うまでもありませんが、四季劇場のステージには非常に多くのギミックが隠されていました。


ステージの角度が変化するものや、ステージからガスを噴射する装置、ステージから直接植物が生えているように見せる装置や、無限にあるんじゃないかと錯覚するほどのステージ幕などなど、通常のホールなどには設置できないものもたくさんあったんです。


これらの装置が、演目の随所でこれでもかというくらい活用されていて、ステージ上の左右だけでなく、高低差を使った上下、視覚的に変化する奥行きの3軸を最大限に活用した最強のステージでした。


たまに、劇団四季が公共施設などに誘致されて、披露しているイベントも見かけますが、そこでは絶対に実現できない「四季劇場ならではの」仕掛けが無数にちりばめられている。


これを観てしまったら、四季劇場以外の場所で鑑賞するのは、価値を下げる行為じゃん!


とすら感じてしまいました。


これって、ものすごいことですよね。
劇団員は、公開日以外の練習でこの劇場を使用しているんです。


本番と全く同じ環境で、何度も何度も練習を繰り返す。


お客さんが入っているかいないかの違いだけで、”いつもの場所”で演技できるんです。


団員の安心感は間違いなく高いでしょうし、その分演技のクオリティは高まります。


そして、時間をかけて遠方から見に来たお客さんは、高い期待感を満たしてくれる演技に魅了されて、またそこに見に来る。


最高の好循環が生まれているエンターテインメント空間だと思います。

ホームの有効性を生かせ

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さて、この劇団四季を鑑賞したことで、私が何を課題であると認識したのか。


それは、
「私は基本的にお客さんの会社に訪問している」ということ。


私の仕事では、多くの場合がお客さんが「相談者」であり、私は指導者もしくは「サポーター」としての役割になることが多いです。


病院をイメージして頂くと分かりやすいですが、患者さんの自宅に毎回訪問しているお医者さんってほとんどいないですよね。


あれは、患者さんの自宅には道具や設備が整っていないということに加えて、時間当たりに対応できる患者さんの数を増やすことができるという理由があります。


さらに言えば、”権威性”や”信用”を患者さんに与える効果も働いています。


ブラックジャックみたいに、完全フリーのお医者さんがいきなり自宅を訪問してきたら、いくら腕が良くても最初は怖いですよね。


そうなんです。
毎回お客さんの会社を訪問して、話を聞くという行為は、一見すると”現場を大事にしている”とか”お客さんの時間を大切にしている”とかプラスのイメージを持ちそうなものです。


けれど、その結果自分自身の存在価値を下げてしまっている可能性があるということに気づいたんです。


事務所じゃなくても、ホテルのラウンジや貸会議室等を”こちらが指名”して、先方からこちらに来てもらう。


移動時間も含めて数時間と交通費を費やすことで、相手側に”何か持ち帰りたい”という感情が芽生えやすくなります。


そして、こちらも先に現地入りしてゆっくり準備できるので、落ち着いた対応がしやすくなります。


さらに、前後の時間に別のお客さんとのアポイントを入れておくことで、効率よく仕事を進められることはもちろん、相談に来たお客さんが”この人は忙しい人だ”という印象を持ちやすく、権威性や信頼感を感じやすくなります。


これらの効果って、劇団四季で言うところの四季劇場に近いですよね!


いつも相手側に訪問していることで、相手からぞんざいな扱いを受けている可能性もあるということを念頭に置いて、今回の学びをしっかり生かしていこうと思っています。


皆さんも、機会があれば試してみて下さい。

じゃ、またね!

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