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やっぱ、ファミマが好き

【ラジオ体操232日目】

おはようございます。
どう伝えたら上手く伝わるかということばかり考えてしまって、会話に感情を込めることができなくなってしまったアンドロイドコマリストです。


今日は『あらためて伝え方について考えてみる』というテーマで書いていきたいと思います。


「伝え方が9割」
noteを読んでいる勉強熱心な方であれば、皆さん知っているんじゃないかというほどに有名な書籍です。


目の前の方に理解してもらうというだけではなく、行動してもらうためにはどう伝えたらいいのか?


こんな視点で書かれたこの本は、何回読んでも発見があるので、私の大好きな本です。
#記憶力がないから


今日は、久々にこの本のことを思い出させてくれたファミリーマートの取組みの記事に感謝するだけという回です。


暇つぶしにしかならないので、学びが必要な場合は「伝え方が9割」を読んで下さいねw

伝え方の重要性

私に伝え方の重要性を再認識させてくれたファミマの取組みとはどんなものだったのか?


今日は、少しだけ焦らしてみようと思います。


ということで、まずは、伝え方の重要性を考えさせられる有名な2つの事例を紹介します。


トイレを奇麗に使用してほしい場合、どんな言葉をトイレに掲載しますか?


これは、あまりにも有名だし、皆さんもよく目にしていると思います。


この答えは、
「いつもきれいに使用して頂き、ありがとうございます」


よく見ますよね?
100人利用者がいたら100人に響く表現ではないということは分かっています。


けれど、”皆さんが使用するトイレです。奇麗に使用して下さい”という直接的な表現に比べて、受け取る側も気分がいいし、汚さないようにしようという感情を喚起してくれます。


そして、もう一つ。
痴漢が多いエリアに一つの看板を出すことで、犯罪を撲滅したという事例があります。


さて、どんな看板を出したでしょう?


これは、3択にしましょう。
❶痴漢に注意!
❷痴漢は犯罪。町があなたを見ています。
❸皆様のご協力により、痴漢犯を逮捕することができました。


ちなみにこの事例は、実際にあった事例です。


決まりましたか?


それでは、答えを発表します。
正解は❸です。


一つだけ、毛色が違うメッセージなので簡単だったかもしれませんね。


❶は被害にあう側に向けた警告メッセージ。
❷は犯罪を犯す側に向けたメッセージ。


これに対して、❸はこのエリアに住んでいる住民への感謝を伝えているように見せつつ、実は犯罪を犯す側に警告を伝えている。


この看板で、痴漢犯罪は0になったとのことです。伝え方って、素敵ですよね。


余談ですが、個人的に気に入っているトイレの張り紙があります。


男性向けではありますが、
「急ぐとも 心静かに手を添えて 外にこぼすな 松茸の露」


これね。女性は見たことないと思います。対比する張り紙として「一歩前へ!」という張り紙も見かけますが、圧倒的に私はこの短歌が好きです。


理由?
そんなものないです。好きなの。

ファミマの取組み

さて、大変長らくお待たせしました。いよいよファミマの取組みの発表です。


これは、東京都内130店舗のみでの試験運用段階のものではありますが、間違いなくこれから全国に広がっていくと思います。


この取り組みが解消しようとした問題は、
「トイレの待ち時間」


特に女性の方は、この待ち時間に悩まされたことがある人も多いと思います。
#人気アトラクション並みの行列
#トイレが見えないことすらある


いったいどんな取組みをしたのか?


これは、私が言葉で書くより、記事を読んでもらうのが一番だと思いますので、リンクを貼っておきますね。


タイトルだけしか読んでない方。
中身まで読んでみて下さいw


ファミマが取り組んだのは、「滞在時間を表示する」ということ。


トイレって、結構落ち着いてしまう場所なので、携帯を持ち込んだりすると、長居してしまうという方もいると思います。


この、”用が済んでいる方"にできるだけ早く退出してもらうためにどうしたらいいかということを考えて、実施されたのが「滞在時間表示」だったということです。


自分の滞在時間が表示されていたら、やっぱり気になりますよねw


で、私がファミマ様すごい!と思ったのは、この滞在時間表示に添えられている言葉です。


”体調が悪い場合は、ゆっくりご利用ください”


これ、先ほどの痴漢のケースに似ているというのが分かるでしょうか?


一見すると、体調が悪い方を気遣っている言葉なんですが、明らかに”体調が悪くない人”に、「早く出ろよ」というメッセージを伝えている。


恐らく、この言葉は外部のコピーライターが考えたものでしょう。


もしも、ファミマの誰かが考えたものだとしたら、めっちゃやばいやつです。


記事では、

ファミマの広報担当者は本格導入の理由について「長時間利用の抑制ではなく、急病人の早期把握など、お客さまが安心して利用いただけるトイレ環境の整備を目的としている」と話した。


こう締めくくっていますが、この言葉を本当に言っていたとしても、実際は・・・分かりますよねw


伝え方を工夫することで、内容を理解させるのではなく”行動を促す”。


簡単なことではありませんが、街中にはこんな工夫を凝らした言葉が溢れています。


こういった言葉を楽しみながら、自分自身も伝え上手になれるといいですよね。

じゃ、またね!

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