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就職と起業と<396/1000>

【ラジオ体操698日目】
【ニコチンレス生活419日目】

こんにちは。
起業家として活躍するのがカッコいいと信じて、ほぼ勢いで会社を辞めて独立を選択したけど、数年間は後悔しかなかったので同じ選択をしてほしくないコマリストです。


今日は『起業を一つの選択肢にはしたいけど』というテーマで書いていきたいと思います。


いつかは独立したい!
社長になって、お金に困らない生活をしたい!


そんな風に考えている若い人たちは、一昔前と比べて減ってきているという話を耳にします。
#あなたは
#どうですか


実際、大学生や高校生に話を聞いてみると、「やりたいことは特にないけど、安定した仕事がしたい」という回答が圧倒的に多いので、世相を表しているのかもしれないと感じています。


最近は、『あなたの夢は何ですか?』と質問して、「夢がない」と答えると、”夢がないのは良くない!”みたいに言ってくるドリハラ(ドリームハラスメント)なるものもあるみたいですね笑
#そんな人には
#なりたくない


今日は、起業を一つの選択肢として自由に検討できる世界は創りたいけれど、就職するより起業する方が良いみたいな考えは危険だから捨ててほしいというお話です。


私自身が実際に陥っていた間違った考え方でもあるんですけどね。

起業 > 就職 !?

オフィスミーティング

30年以上、景気が悪い状態が続き、いろんな国に次々と抜かれている私たちの国。


今、30歳未満の人は、景気が良かった頃の日本というのを知らない状態で育ってきているので、苦労している両親を身近に見つつ、教科書でも”かつては強かった日本”という過去の話として認識しています。


こんな状態だからこそ、高校生や大学生に夢や、進路の話を聞いても、ワクワクするような話だったり、リスクがあるような大きな夢の話をする子はほとんどいないのかもしれません。
#親がさせないというのもあるけど


そんな時代だからこそ、色んなメディアで
”会社に頼る生き方は良くない”とか、”脱!社畜”みたいなワードを目にする機会が増えているように感じます。


『就職と起業』
果たしてどちらが良い選択と言えるのか。
#あなたは
#どっち


これ、人によって意見が分かれるものだと思いますが、どちらかが優位だと考えている人は、その選択肢の良さではなく反対の選択肢の悪い部分にフォーカスして選択している場合が多いと感じます。


例えば、『就職>起業』という人の場合。
・10年後に生き残っている会社は6%くらいしかない
・借金で首が回らなくなるかもしれない


などなど、就職することのメリットではなく、起業することのリスクやデメリットを考えます。


同じく『起業>就職』という人の場合。
・歯車として働いても成長できない
・10年働いている先輩の給料が低すぎる


などなど、起業のメリットではなく就職のデメリットを考えます。


これ、面白い傾向だと感じていて、多くの場合、こういった考えを持っている人は、反対の選択肢を自分で選んだことがない
#だったらわかんないじゃないか
#ルビッチ


自分の選んだ選択肢が正しいと思えるように、反対の選択肢を批判する情報をネットで探して、自分の意見のように話しているだけ。
#言葉は悪いけど


人間の防衛的反応なので仕方がないことだし、メディアの情報は肯定的な情報よりも否定的な情報の方がアクセス数が伸びるので、必然的に否定的な情報は集まりやすくなる。
#発信者も
#仕事だから


反対の選択肢の良いところも悪いところもしっかりと吟味した上で、自分なりの考えを持てるようにした方が良い。

どちらの選択肢が優位なの?

天秤

両方の選択肢について、メリットもデメリットもしっかり吟味する必要があることは分かったけど、結局どっちの選択肢が良いの?


そんな質問が飛んできそうなので、私の答えも書いておきます。


私は『どちらの選択肢も正しい』と考えています。
#ずるいって言わないで


これは、両方を実際に経験し、会社員には戻りたくても戻れないという現実を知った上で、本気でそう感じているという感じ。


大学を中退した時、すぐに独立してビジネスをスタートするという選択肢は持ち合わせていませんでした。


足りないのは経験だと信じ込んで、色んな業界に飛び込んで、10年かけて経験と知識を積み上げていった。


それでも、独立するという選択肢を選ぶのは勇気がいることで、周りからどれだけ”コマリストは大丈夫”と言われても、確信を持って独立なんてできませんでした
#確信がある人は
#独立前に実験している人


実際、独立した後は、やることが無さすぎて”今日は何をしようか”と悩んでいた時期もありました。


その間にも、就職という道を選んだ人達は、毎日出勤するところがあるし、毎日仕事があるし、人によっては昇進して部下を持ち、責任の多い仕事を任されていたりする
#羨ましかった


色々試して、色んな人に連絡して、お金にならないような仕事を引き受けて、、気づいたら、何とか食べていけるようになっていて、それでも不安は常に消えなくて。。


一度、会社員に戻ろうかと考えて、出戻りのための就活をしてみるも10社以上から『それ、自分の会社でやれるのではないですか?』と言われて、全てお断りされるということも経験しました。
#おっしゃる通り
#逃げでしかなかった


そうです。
30歳を超えて、独立の道を選択した人は、すごい実績を上げてヘッドハンティングでもされない限り、会社員には戻れないんです。


そりゃそうですよね。
雇う側としても、経営者を経験している人間は使いにくい
#癖が強い


こんなことを経験しながら、右往左往して、今がある。


今は、たまたま人生で一番収入が高い状態ではあるけれど、こうなった理由は何かと聞かれたら、『運が良かった』としか答えられない。
#コロナですら
#本当に運


だからこそ、就職して自分に足りないものを身に付けたり、その会社で活躍して社会に貢献するのも本当に素晴らしいことだと思う。


独立して、叶えたい世界を実現するために泥だらけになりながら走り続けるのも素晴らしいことだと思う。


どちらかの選択肢が劣っているとか優っているとかいうのは全くない。


自分自身が、どう生きたいのか。
自分自身が、どう死にたいのか。


本当にこれに尽きる。


たまたまTwitterでDMを送ってきた『就活を否定して独立こそ正しい』と考える24歳の若者の言葉から、たくさんのことを考えさせてもらいました。
#頑張ってね
#ありがとう


私が経験してきたことが、この先のキャリアについて、悩んでいる人の参考になったら嬉しいです。

じゃ、またね~!

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