珠玉の打ち手<510/1000>
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こんばんは。
大手企業が宣伝広告を大々的に行い、細かいコスト削減にまで力を入れてきたら勝ち目がないので、業界を変えた方が良いと思うコマリストです。
今日は『最強すぎる打ち手』というテーマで書いていきたいと思います。
あなたは回転寿司と言えば、どのチェーンが好きですか?
店舗数では、スシローが全国1位で、はま寿司、くら寿司、かっぱ寿司と続く回転寿司業界。
これらの店舗が広がったことで、寿司と言えば高級というイメージは完全に破壊されました。
原価率ではスシローだとか、寿司ネタの大きさでは魚べいだとか、、色々な噂みたいなものは飛び交っていますが、そんなものは店舗次第なので、チェーンでの差をつけるのは難しい。
最近は、寿司と呼んでいいのか分からないような創作寿司も沢山あるので、何屋さんなのかわかんないレベルですよね。
今日は、最大手に学ぶ最強すぎる打ち手についてのお話です。
内容を聞けば簡単に真似できるやり方でもあるんですけどね〜!
最強すぎる打ち手
久々に回転寿司に食事をしに行った時、最強すぎる打ち手との出会いがありました。
その打ち手を実行していたのはスシローさん。
私は安いお寿司屋さんの中では、やっぱり業界1位のスシローさんが好きなので、わりと昔からスシローさんを利用しています。
そんなスシローさんで実行していた打ち手は、『ミニシャリ』。
もしかすると別のチェーンでも打ち出しているのかもしれません。
とにかく、この打ち手をひと目見た瞬間、あまりにも理にかなっているので天才だと思いました。
この打ち手がすごいと感じた理由は3つ。
1つ目は、そもそも寿司を食べてお腹が膨れるのは、シャリの影響力が大きいということ。
100円寿司が中心の格安チェーンでは、職人さんが適量を握るのではなく、軍シャリマシンと呼ばれる機械を使って少し多めのシャリを潰して形を作ります。
確かにコスト削減になりますが、シャリの量が多くなりがちなので、お客さんは少量で満腹になってしまう。
結果、少ない皿数で満腹になる。
これは、皿の枚数で売上が決まる店にとって、あまり喜ばしくない事実です。
ミニシャリという打ち手は、言うまでもなくシャリによって満腹になってしまうことを避けることが出来る。
そして、2つ目は単純にシャリを使用する量が減るのでコストの削減になるということ。
ひと皿では微々たる差かもしれませんが、そもそもファミリーでの利用が多いお店です。
子供連れのお客さん全員がミニシャリを選択した場合、同じシャリの量で作れる皿の枚数は大きく変わります。
さらに3つ目は、このミニシャリ戦術の打ち出し方の秀逸さ。
より多く食べてもらえることや、コスト削減に繋がる効果がある『ミニシャリ』ですが、その効果だけを見ると、お店の都合しか考えられてないようにも感じられます。
ところが、このミニシャリは、こんな文句と共にPRされていました。
『多数のお客様からの要望にお応えして、「ミニシャリ」始めました。』
こんな打ち出し方をされたら、お客さんのためにとった戦術としか思えない。
しかもこれを業界トップのスシローさんが打ち出している。
まさに最強すぎる打ち手と言えます。
他社の追随を許さない
少し熱くなってしまいましたが、回転寿司の長であるスシローさんの打ち手が見事すぎるということは伝わったと思います。
通常、こういった緻密に練られた戦術は、全国にチェーン展開しているような大手ではなく地域密着型の単独店舗でとられることが多い。
だからこそ、規模が小さくとも地域で愛されるようなお店として、生き残っていくことが出来るわけです。
ところが、今回は業界のトップであり、FC展開している企業がこの戦術を駆使しているという話です。
予算が豊富で広告宣伝費も豊富にかけることが出来る業界のトップが、集客力だけでなくサービス面でも最強の打ち手を繰り出している。
こんなことをされたら、地域密着型の店舗はたまったもんじゃない。
真正面から戦えば、逆立ちしたって勝ち目がないから、大手がやらない隙間をぬって生き残りをかけたいのに、その隙間を大手が埋めてしまっては太刀打ちのしようがない。
完璧に他社の追随を許さない戦術をとっているスシローさんには脱帽だし、こんな企業が牽引する業界では戦いたくない笑
3番手のくら寿司さんがスシローさんの店舗付近に店を出すコバンザメ戦法を行っているのにも何だか頷けます。
#こんなこと言ったら
#怒られるかも
大手がこんな戦術をとることはかなりのレアケースですが、たまにはこういった学びの多い大手の打ち手を深堀りしてみるのも思考のトレーニングになって良いと思います。
ヤバすぎる大手の打ち手。
なにか知ってる人はコメントで教えて下さい。
じゃ、またね〜!