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マサ(M男)
2024年3月16日 22:19
朝、佐藤優太は目を覚ますとすぐに身に着けている衣服を全て脱ぐようにしている。 その後、机の引出しの奥で丁寧に折り畳んでしまっている太極旗を取り出し、それを部屋の壁に掲揚していくのだ。 そして大きく掲げられた大K民国の国旗を見つめ、優太は感極まったような溜息をつくと、その場で太極旗に向かって土下座をする。 額を床に擦り付け、優太はその状態のまま口を開いた。「おはようございます、イジュン様
2023年2月4日 20:45
「家畜民族ゾーンのアトラクションは『初心者用』と『上級者用』のニ種類に分かれています。お二人はまず、初心者用のアトラクションを楽しんで頂き、慣れてから上級者用へ進むのがよろしいかと思います」 ミジュンさんの提案に俺と由香は従うことにした。彼女に連れられてきた家畜民族ゾーンは日本人客限定のアトラクションが集まっていることもあって、見かける客は俺達と同じ格好の日本人客ばかりだった。 自分たちと同
2023年1月27日 19:09
「当園のアトラクションは『一般客用』、『チョッパリ用』、そして『人畜共用』の三種類に分かれています。一般用を日本人のお客様が利用する事は出来ませんし、逆にチョッパリ用をＫ国や他の国々のお客様がご利用することは出来ません。人畜共用は両者ともにご利用出来ますが、一般のお客様と日本人のお客様とではご利用方法が異なります」 ミジュンさんがパンフレットを拡げて、俺たちに見せながら説明してくれる。 場所
2023年1月25日 15:12
扉の向こうには大きな広場があった。巨大な太極旗が真ん中に立てられ、その周りにベンチがグルリと置かれて、何人かのお客が腰掛けている。お土産物屋やレストランなどが周りにへいせつされ、いかにも遊園地の入り口周りといった雰囲気だ。 だが俺も由香もそんな風景が霞むほどの衝撃的な光景に、目を丸くして立ち尽くしていた。「な、なんだあれ……」「え、裸……？」 広場にはパッと
2023年1月23日 22:30
今日は彼女の加藤由香と一緒にデートで『崇Kランド』を訪れている。 崇Kランドは『K国崇拝』をテーマに造られたテーマパークで、最近若者の間で凄く流行っているらしい。 俺はそういう流行に疎いため、あまりよく知らないが由香は友達がよく行っているので一度は行ってみたいと前から話していた。 しかし崇Kランドの入場料は一人・30000円と割高。とても学生に払える額では無い。しかも中に入ればきっと買い物
