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東京九州フェリーを攻略してきたExtra

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4回にわたってお送りした、東京九州フェリー体験記。しかしこの体験記の中に織り込めなかったTipsがまだ数多く存在する。そこで、Extraモードを発動し、ひとつひとつの項目について解説していこうと思う。


船内への持ち込み品

攻略記事の①でも少し触れたが、出港してしまうと、車があるフロアには入れない。よって、持ち込み品を充実させておくことがとても重要になる。以下私のおすすめ品を列挙していく。

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・サンダルorスリッパ
・アルコールスプレー、消毒ジェル
・ティッシュは箱で
・水筒とティーバッグ
・おやつと果物
・化粧水と乳液
・タオル2本

まず、サンダルとスリッパについて。③でも触れたとおり、船内でも販売している。が、持ち込めるなら持ち込んだ方がいい。
スニーカーを何度も脱ぎ履きするのは大変だったし、部屋に靴ベラもない。足が楽なほうが断然過ごしやすいため、履きなれたものを持ち込むことができるなら、ぜひ自分のサンダルスリッパを。
アルコールスプレーなどは船内のあちこちに設置されているのだが、自分の居場所を消毒するのにひとつ持っていた方が安心だ。
そしてティッシュについてだが、実はツーリストSの部屋、とても埃っぽくて、入室してからしばらくくしゃみと鼻水が止まらなかった。持ってきたティッシュは早々に使い切ってしまって、次の日やっと売店で箱のティッシュを購入したのだ。
できれば活動を開始する前に、アルコールスプレーとティッシュで部屋の床などを拭いておくと、快適に過ごせるだろう。もちろんウェットティッシュを持っていれば、それを使っても構わない。くしゃみ鼻水が止まらないときにも、箱単位であれば安心して使えるので、気持ちが楽になるだろう。
水筒とティーバッグは、活動のクオリティを上げるのに良いちょっとした小道具と思ってもらえるといい。営業時間外でもレストランで水が汲めるし、自動販売機コーナーにはカップ麺用のお湯も用意されている。好きなお茶がいつでも飲める環境を自分で用意できると、落ち着いて過ごせるだろう。
おやつと果物についてだが、売店のお菓子が割高なのと、食事で新鮮な野菜が摂りづらいのとで、フルーツ系の味のものや皮つきの果物の必要を感じたことからオススメに挙げた。inゼリーなどもいいのかもしれない。特に船酔いしたときにはさっぱりしたものが口にしやすいので、食べ慣れたものを少し持っておくといい。
そして一番必要を感じたのが化粧水と乳液。とにかく船内は乾燥する。肌が突っ張るし、ホコリで荒れる。風呂に入る機会も多い。遠慮せず使えるよう、ボトルで持ち込むのを推奨する。オールインワンゲルなんか簡単でいいかもしれない。とにかくパウチされた一泊分のお泊りセットごときでは太刀打ちできないことは断言しておく。
タオルは風呂に入るときに使う。濡れたものを入れるための袋もセットで持っておこう。購入してもいいが、何でもかんでも買って済まそうとすると下船までに際限なく荷物が増える。

逆にいらないものといえば、パソコンやタブレット。
船内にもwi-fi設備はあるのだが、1回の登録で使えるのが30分という短時間の上、回数制限があって上限に達すると使えなくなる。パソコン・タブレットはただの重たい板に成り果てるので、オフラインでこなさなければならない仕事が積んでないなら車に置いてきてヨシ。歩きで来ている人は、電源オフして鍵のかかるロッカーなどに入れっぱなしにしてしまおう。

服装

飛鳥Ⅱでもあるまいし、ドレスコードなど存在しないはまゆう&それいゆだが、過ごしやすい服というのは間違いなく存在する。

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まず、ゆったりとして風通しの良い、締め付けない服。のんびり過ごすためのホームウェアくらいの服で、乗船と下船を行う。日中も基本的にはこの格好で過ごす。冷房が強すぎる場所はなかったので、羽織りものはお好みで。

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もうひとつは、風呂上りに着るパジャマ代わりの服。これは、パジャマではいけない。別にパジャマ着ててもいいのだが、風呂があるエリアと居室エリアの間で移動が発生するため、すれ違う人が目のやり場に困る。脚や二の腕が露出せず、パジャマとして使えて、かつコンビニくらいならその格好で出かけられる、くらいのギリギリのセンを突いたTシャツとハーフパンツをおすすめする。
ちなみに画像は無印良品のTシャツとハーフパンツの組み合わせ。Tシャツ安くなってたので買い。厚手の生地に安心感がある。

アクセサリーも管理が大変なので、身につけたままで24時間過ごせるもの以外は外しておいたほうがいいと思う。

これは冬場の体験がまだ積まれてないので、季節を変えて要検証すべき事項。冬場はのど飴とか要りそう。

乗船券の扱い

この船へ乗船を申し込むと、2枚の書類を持つことになる。
ひとつは予約確認書。もうひとつは乗船券。大事な書類で、プリントアウトして手元にお持ちください、と注意書きがある。

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まずターミナルでのチェックインのときに使う。受付カウンターに出して、確認してもらうが、書類の出番はここで終わりではない。
乗船券のほうに記載されているQRコードは、乗船時だけでなく、ツーリストS以上の個室であれば入室時のカギとしても使うので、船内を動く間中、常に手元に持っておくことになる。
そして私の場合、チェックインのときに使ったプリントアウトした紙のQRコードが、なんと部屋のカギとして使えなかった。
読み取り部がコードを読み込むそぶりは見せるのだが、印刷したマシンのインクとの相性が悪いのか、あるいはQRコードが小さすぎるのか、とにかく読まない、部屋に入れない。
困った挙句に、スマートフォンにダウンロードしていた乗船券のデータを使って部屋に出入りすることになった。(こちらは無事に読んでくれてほっとした)

乗船券は紙とデータと両方で持っておき、滞在中はスマホの画面からすぐにQRコードを呼び出せるように設定しておいたほうがいい。
紙を無くしたときにも対応できる。

QRコードは下船のときも使うので、もう船を下りるからと紙を捨てないように。データも削除しないように。

紙もスマホもスムーズに持ち歩くため、私はサコッシュに貴重品を入れて常に携帯するようにしていた。服のポケットだと紛失や汚損の可能性があるため、船内で持ち歩くためのサブバッグにまとめておくべし。

おそらく普段の荷物に入っているだろうが、イヤホンはテレビ用とスマホ用の2つ持っておくとよい。テレビ用のイヤホンは借りることもできるが、返却を忘れないようにとか無くさないようにとか気にすることが増えるだけなので、普段使っているものがあればそちらで対応してしまおう。

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部屋が窮屈なときはサロンもあるし、ロビーにも居場所がたくさんある。のんびりして、体調をくずさずに下船できるよう心掛けてお過ごしを。
そして、楽しい思い出をたくさんの人に広げて、いつかみんなで船旅をしよう。

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