母としての楽しみ
片づけをしていて、自分の母子手帳が出てきた。
生まれた時間を確認。
母子手帳と一緒に、母が書いた育児記録もあった。
毎日、どんな離乳食を食べたとか、うんちが順調に出たとか、出なくて対応したこととか、、、
家を出る時だったのか、成人した時だったのか、たまたま引越しか荷物整理で出てきた時だったのか、どんな時だったか忘れたけれど、この一式を母から受け継いでいた。ずっと引越しの時の段ボール箱にしまったままでした。箱から出して、ページを開くとあたたかい気持ちになる。母からの愛。感謝で胸がいっぱいになった。
その箱に、私が書いた娘の育児記録もあった。
毎日、小さいメモ欄にぎっしりとその日の様子や気づいたことがメモされていた。
毎日、毎日、自分でもびっくりするくらい。
おそらく、自分が母から引き継いだ育児記録を読んでいたので、毎日記録することの大切さを知っていて、毎日書いていたような気がする。
過去の自分、頑張ってたなぁ、すごいなぁと思った。
思い出してみると、こうやって育児記録をつけることを楽しんでいたなぁ。
義務とかではなくて、楽しかったよ。
毎日毎日、娘を見ると元気が出て、時にはダウンすることもあったようだけれど、幸せな日々、それはそこから今もずっと続いている。
毎日顔を合わせなくてもその存在が、私を幸せにしてくれる娘。
夫ともに育てさせてもらっているお役目の嬉しさ。
そして、元気が出て、新しいものを生み出せる。
今年も手芸のミニコミ誌『ハオ』に作品を掲載しました。
今年、私が生み出した新しい作品
「真実の薔薇」というタイトル
薔薇の美しさ、見える部分は美しくても、その中の見えない部分には美しくない生きていく上での無様な部分もある。
今年、世界がガラッと変わったことで、今まで見えなかったところが見えてきたり、そして、受け入れて、柔軟に、そこから新しく進んでいる今がある。
人生には限りがあることをあらためて知って感じる毎日毎日生きる喜びと幸せ。
出会う人とのご縁。一期一会。
作品は、あらかじめ細かい製図はせずに、大体のイメージで、上部の襟の部分から、肩へと下の方へ、途中に糸を加えたり、変えたり、減らしたりしながら、自由に編みました。
薔薇の花のイメージで、着た時の表側は薔薇色の花びらをまとった静かな感じ、
裏(背中側)は薔薇色に色々な色が混ざってきたり、表面が均一でなかったり、動きがある編み地になりました。
作品を直接ご覧いただけるグループ展を東京の吉祥寺で開催します。
『ハオ』に作品掲載している参加作家15名の「花」をテーマにした作品たちをお楽しみいただけたらうれしいです。
<日時>
2020年12月3日(木)〜12月8日(火)
10時〜19時(初日13時から・最終日16時半まで)
<会場>
ギャラリー永谷
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-1 吉祥寺永谷シティブラザ1階
Tel/ 0422-21-9325
http://ntgp.co.jp/rentalspace/gallery.html
<お問い合わせ>
ハオ編集部
hao.since1999@gmail.com
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