「劇場版シティハンター」(2019)は現代の日本を舞台にする意義がどこにあるのか判然としない映画である。当時の読者や視聴者を想定したノスタルジーが映画の趣旨ならば、2〜30年前の近過去を舞台にする方がよほどしっくりくるのに、脚本の段階で迷いが生じて収拾がつかない印象だけが残る。

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