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#8 連続ドラマ「アキラとあきら」

Netflix、huluで配信されている連続ドラマ「アキラとあきら」を観た。
原作は「下町ロケット」「陸王」などで有名な池井戸潤。池井戸氏の作品に触れる時はだいたい自分を奮い立たせたい時で今回も同じ動機。全く期待を裏切らない、傑作だった。

以下、あらすじを紹介する。

昭和61年4月、メガバンクの産業中央銀行の新人研修が行なわれていた。その最終行程は成績優秀だった2チームが行なう実践形式の融資戦略研修。それぞれのチームの代表は東京大学出身同士の階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。彬のチームは融資を申し込む会社側、瑛のチームはそれを吟味する銀行側になり、後代にも語り継がれる名勝負を繰り広げた。
 日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。実は2人の人生はこれまでにも交差していた。しかし、2人はまだその事実に気付いていない。
 良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる。
                           Filmarksより引用

池井戸氏らしい熱いハートをこれでもかと宿したビジネスドラマ。
ダブル主演の向井理と斎藤工の演技に胸を打たれる。実家が大企業だが継がずに銀行マンとして働き冷静に戦略を練るのが得意な向井理と、実家の町工場が倒産した経験を持つ這い上がり銀行マンの斎藤工。個人的に斎藤工が演じる"あきら"の仕事をする上で貫くハートフルな信念の部分、そしてその信念を貫く上に必要なアクションのこれでもかという"泥臭さ"が最高だ。
舞台は昭和時代なので、もうすぐ令和2年ともなろう今だから2時代前のビジネスを観ているわけだけど、何年たってもハートフルで泥臭い姿ってのはカッコいいもんだなと。

"苦難" "試練" "運命" "宿命"
そういうものは会社で役員でもない自分にも1年に数回は降りかかるし感じる。
しかし本当の意味で上記らが目の前を完全に覆うように降りかかり、自分やその家族だけではなく関わる全てのステークホルダーのことを考え一つ一つのアクションを起こさなければならないのは経営陣だ。

そう思うと先日ビッグニュースであるZOZOの前社長である前澤さんが発表したヤフー社への株売却と子会社化、更に前澤さんがZOZOの代表を辞任したことに対する感じ方も深みが増した。
その上で前澤さんが最近更新したnoteを読むと自分はZOZO社員ではないが目頭が熱くなる・・・

今改めて、"経営"に改めて大きな魅力を感じてきている。

もうすぐ令和元年が終わろうとしている。

今の会社でおよそ4年を経る。3月には26才になる。

【予告編】


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