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体温

感じ慣れた体温を見失ってから

私は毛布の中で居場所を探してた

もう何度目かの冬

変わったのは毛布の手触りだけ

変わらなかったのは私の心

もう戻ることのない温もりを

あの日の記憶に求めている

使い古された言葉の数々が、見知らぬ誰かに届くことで、また違った意味を持つと言うのなら、それはそれはとても尊いことにございます。