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Tiger Global Managementとは何者なのか

Tiger Global Managementとは

<概要>
・Tiger Globalは、2001年にChase Colemanによって設立
・投資の意思決定者はシュライファーとコールマンの2人のみ(以前は3名)
・従業員は100人程
・最近組成した13個目にあたるファンドを除いた1-12のファンド全体の総内部収益率は32%で、純IRRは24%
・ロングオンリーファンドであるTigerGlobal Long Opportunitiesは、2013年10月のローンチ以来、プライベートエクイティ事業の純IRRは26%
・2021年に入り、現在までに100件の投資を完了
・ユニコーン企業への投資数はソフトバンクグループ、テンセントを抑えトップ

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<投資概要>
・上場後も継続保有する前提で、30ヵ国以上の地域(特に米国、中国、インドの注力)のシリーズAからIPO前までのソフトウェア成長企業にハイバリュエーション投資。一件一件の投資が巨額なファンドにも関わらず連絡を取り始めて最短で2-3週間という期間で投資実行まで完了するスピーディーな超速意思決定を行うファンド。また、後期段階の企業への投資を続けているTiger Globalは、設立数カ月のベンチャー企業への投資機会も模索中で、投資後のグロース支援はコンサル丸投げ(コンサル料払う)で、基本的にTiger Global Management自体はハンズオフ型
・最近はFintech領域に特に投資を行っている

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・参考程度に直近10社の投資先を載せておきます

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その他
・Tiger Global Managementのような投資戦略を行っているファンドは他にも存在しており、代表的なファンドだとAdditionCoatueが挙げられる。
・タイガーはインドの40以上のユニコーンのうち21に投資しており、少なくともインドでセコイア、KKR、その他すべてのVCよりもブランドが強くなってきているとのこと
<ファンド組成>
・これまで13のファンドを立ち上げ、直近の13個目にあたるTiger Global Private Investment Partners XIVはVC/グロースファンドのファンド組成額ランキングにおいて3位にランクインするほどの大きさ

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-Tiger Global Managementのベンチャー投資参入による影響
・こちらは、WILの久保田さんが簡単にまとめられていたのでスクショを登載させていただきます

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Tiger Global Managementの今後の動き

1)今後の動きに関しては、湊さんもおっしゃっているようにこれまで、レーター/グロースステージはTiger Global Managementのようなファンドがポジションを取り、規模を更に拡大していくと思われます

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2)スタートアップ企業にとってはすばらしいことである一方、一部の投資家にとっては課題となっており、Tiger Global Managementが、業界の他社が太刀打ちできないレベルでスタートアップ企業を評価し、その後のラウンドを主導しない場合、次の資金調達ラウンドに投資できる企業は非常に少なくなるとのことで、良い意味でも悪い意味でも今後に注目

最後に
・Tiger Global Managementの投資先事業に関して、起業家の方中心に色々と事業ディスカッションをさせていただきたいと思っているのでお気軽に連絡待ってます!

Twitterアカウント:https://twitter.com/taisei_maruta


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