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地域に必要なお店とは?

鹿児島県の海沿い、人口2万人の阿久根市にある「道の駅阿久根」。
そこにコーヒースタンドsunset&coffeeができてから、早朝に魚市場から工場に向かう時、工場から自社の直売所イワシビルに向かう時、ちょっと立ち寄って5分10分コーヒー飲みながらお店がどんな感じか聞いたり、お客様がどんな感じが聞いてる。

コーヒーは好きで、この通り道のコンビニにもコーヒーは今までもあったわけだけど、立ち寄って飲む事は無かった。でもsunset&coffeeのスタッフである松木君が立ってたら、ちょっと立ち寄ろうとか思うわけです。

そして「今日いい豆が入ったんですよ!これは○○の○○でこっちは○○の○○で・・・2日前に阿久根で焙煎したばかりです」といって豆の香りをかがせてもらう。
さすが数年やってると営業トークが上手くなったなぁと、じゃあこれを頂戴と200g豆を買ってたりする。
(sunset&coffeeは生豆を仕入れて阿久根で焙煎してます)

なんかこれだなと思う。
必要なのはこれだなと。

5分、10分の時間だけど、それで1日が楽しくなれるし、心が豊かになれる。
こんな場所が何か所もその地域にできたら、それを豊かな暮らし、豊かな街と言うのではないだろうか。
そんなお店ばかりになったらお金がすぐ無くなっちゃうけど(笑)

昔は魚屋さんも肉屋さんもそうだったんだろうけど、何故それが無くなったのだろうか。
車社会になって行動範囲が広くなり、色んな人や場所と関われることになって、人と人との関係性が薄くなったのかもしれない。個人のお店が企業になって、そこに立つ人がいつも変わるようになったからかもしれない。
希望するお客さんとお店が仲良くなれるような仕組みを作れないかなぁ。

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最初Sunset&coffeeには自転車のサドルがついた腰掛が1つあったんだけど、それが途中で2つになった。2つになったことで格段に座って話をしてくれるお客さんが増えたとか。
道の駅阿久根は、「株式会社まちの灯台阿久根」という観光協会を解体して出来上がった街づくり会社。
さすが駅長で代表取締役の石川さん。全部わかってるんだろうな。
阿久根の風景や人が少しずつ変わっている。

ジビエホットドッグとクラフトコーラを気軽に立ち寄って買えるような小さなスタンドも作りたい。そこに立つ人も重要だなぁ。

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