あやうくバスケ部に入れられるところだった姫太郎。
というわけで、姫太郎と父母の三人暮らしである。
で姫太郎は中学1年生から卓球を始めるわけであるが、入部の前に1週間ほど部活見学というのがあったらしい。
入学したばかりでどこに何があるのか、どの場所でどの部活が行われているのかわからない姫太郎は卓球部を探しながらフラフラとしていた。
体育館に行ってみたらしい。
運動=体育館
というのは誰でも想像できそうだ。姫太郎の当時の軽い頭脳でも簡単に想像ができたのだ。
しかし体育館の前にいたのはバスケ部の顧問。
そのバスケ部の顧問の先生に卓球部の場所をたずねてみた。
『卓球部はどこでやってますか?』
するとその先生は
『バスケ部はここでやってるから見ていって』
姫太郎は負けない。
もう一度聞いてみた。
姫太郎『卓球部はどこでやってますか?』
先生『バスケ部はココだよ』
話がかみ合っていないことに気付いて逃げるようにその場を去ったとさ。
その年のバスケ部の新入部員数はあふれるように賑やかであった。
No.001 はじめまして
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