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【ゲームの感想】ドラゴンクエスト4  PS2版

レベルを上げた後はレベルを上げろ!なんかレベル上げしたくなるRPG


5章クリアまでのプレイ時間は27時間
6章クリアまではそこから+11時間で38時間
未購入者もOKの重度のストーリーネタバレなしレビュー

総評 評価A 19/25点

これでもかってくらい敵と戦闘してレベル上げしてお金も稼ぐ!

この単純な作業もアクションゲームだと苦痛になるけどコマンドRPGだとできちゃうんだよね!

コマンドRPG成分を存分に補充できる素晴らしい作品でした。

これはPS版ですがPS2で遊びました。

面白いRPGのソフトが沢山あっていいですね。

近年のゲームはオープンワールドとアクションゲームが大半を占めているので驚きです。


ストーリー ★★★★☆ 4点

どこかで復活する邪悪を倒せ!

わかりやすい大筋のストーリー。

主人公以外の仲間キャラを一旦主人公として扱ってストーリーに絡ませているので感情移入しやすかったです。

突然仲間になるだけでは味気ない、かと言って出会ってから今までの〇〇編とやると面倒臭さがでちゃう、というところを上手くやれてると思います。

ドラゴンをクエストしてるお話はほとんどなかったよ。

仲間がいっぱい増えると馬車を使って移動なんだ!



遊んでて面白い度 ★★★★☆ 4点

面白かったところ


  • 安心のドラゴンクエスト

シリーズをやった事があれば見慣れたアイテムとじゅもん。

やくそう、はじゃのつるぎ、ベギラマ、など。

知ってるアイテムやじゅもんが出てくるとちょっとテンションあがるよね!

HP、MPなどの戦闘画面の情報が最新のドラクエ11と比べてもあまり変わりない。

進化してないともとれるけど、あえてそのままなんじゃないのだろうかとも思う。

変えなくていいとこはそのまま。

いつものドラゴンクエスト感があってめっちゃ遊びやすい!

変わらないこの感じに安心感がある!



  • レベル上げと装備更新が必須なバランス

レベル上げもせず、装備も買わずにちょっとでも遠出しようものなら道中で全滅は当たり前。

ボスも強めに設定されているので攻略が想定されているレベルに達していないとほぼ負け確。

レベルを上げて挑むもまた負けるほどの強いボス!

何度全滅しても死を受け入れていく!

仲間を生き返らせるお金がないよー!

このバランスは現代のゲームに受け入れられるのだろうか?と思うけど私は楽しい。

レベルを上げて装備を買う。

やくそうを沢山もって目的地を目指す。

その繰り返しだけど、強くなったのを何度も実感できるのは楽しいよ!



  • ほどよい塩梅のオート戦闘

さくせんという大雑把な設定でオート戦闘ができる!

たたかうを1回選ぶだけでみんな自動で戦ってくれる!

5章でふと毎ターン全員のコマンド選ぶのがちょっと面倒と思って使ってみたら超快適!

だって戦う×3とじゅもんとか毎戦闘やってると面倒じゃん・・・

この機能のおかげで道中やレベル上げもずっとボタン連打という事もなくそれなりに攻撃じゅもんと回復じゅもんを使って戦ってくれるので便利でした。

ボス戦とメタル系以外はずっとオート戦闘じゃい!

それにしてもクリフトくんが延々とザキを使うのはなんだろう?

マホカンタかかってる敵にサキ→反射で死亡を見た時は「おぃーっ!!」って叫んじゃったぞ!



  • レベル上げとお金稼ぎの自由度

私がやった近年のRPGはサブクエストをこなすと経験値やお金が貰えるゲームデザインになっている事が多く、自分の意志で敵を狩り続けるというゲームはあまりないと思う。(レアドロップ狙いやクリア後のやり込みでやる事はある程度)

とにかくストーリーをテンポ良く体験!飽きさせないようにサブクエストにもストーリーを!というデザインね。

悪く言えばどちらの場合もプレイ時間の水増し要素なんだけど、どちらが良いのか?

どちらもメインストーリーを進める足を止めて経験値やお金を稼ぐ為に時間を費やしているのには変わりない。

なら自分がやりたい!と思う意思を反映できるのはどちらなんだろう?

私はひたすら敵を倒し続ける方が好みなのかもしれない。

レベル上げとお金稼ぎは必須だけどどこで戦うかは行ける範囲で自由。

街の近くで効果力ぶっぱ→宿屋を繰り返すのもいいし、お金が美味しい敵がでてくる所で稼ぐのもいいし、メタル系が出てくる所で粘るのもいい。

これがある意味RPGらしい自由度ではないだろうか?

そもそもRPGなんて戦闘が苦痛だったらクリアまでプレイするの無理だから!

なんか戦闘ばかりだと飽きられるんじゃね?という配慮が自由度を殺してしまっているのかもしれないというお話。



ちょっと・・?と思ったところ


  • 魔法の演出が長い

物理キャラの攻撃よりもMPというリソースを使うだけあってじゅもんは非常に強力です、いいバランス!

強力なじゅもんで気持ちよく敵を一掃!したいんだけど演出が長い!

敵が使ってくるとちょっとストレス。

終盤のレベル上げは物理通常攻撃つよつよキャラのみの編成になってしまいました。

さくせんは じゅもんはやめて!

ボタン押したら演出スキップとかできたらよかった。



  • 攻略を見ずに移民の町関連が無理

世界の各地にいるはずの移民の街に行きたい人が見つからない。

たまにいるんだけど、全ての町を隅々まで探しても全然足りない。

探しに探しまくった挙句、特定の座標にマップ切り替えの度に低確率でポップしてるっぽいと気付いたのがクリア直前。

そのポップする場所はノーヒントなのでそりゃわからんわー!

攻略とか見ずにやる派の私の心もさすがに折れた。

リアルタイムでやった人すごいよホント。



  • 冷遇されているキャラが悲しみを背負っている

ライアン

圧倒的なHPで抜群の耐久力を誇るが通常攻撃しかできず火力は中の下。

囮スキルなどが存在しない&PTの最前線に配置してもそこまでタゲをとれるゲームでもないのでただ死ににくいだけの鈍足な低下力たたかうBOTに。

強力な武具を装備できるが通常攻撃しかできず火力にも期待できないので装備が被る勇者やクリフトに優先的に装備を取られ馬車の中でお留守番になりがち。


トルネコ

あまり強い武具を装備できない。

HPがそこまで高いわけでもなく戦闘中に魔法は使えない。

フィールドで使えるじゅもんの たからのにおい と くちぶえ は相当活躍したので冷遇されてたのは戦闘面だけ。

ブライ

まともな装備がほぼ存在しない低HPのお爺ちゃん。

ピオリムが唯一無二でルカニやバイキルトもありボス戦では有用。

でもスクルトがかかっていない時に通常攻撃がとんでくると即死する。

攻撃じゅもんはマーニャが優秀なのでボス戦以外の起用は愛。



グラフィック ★★★☆☆ 3点

そのまま遊ぶとちょっとぼんやりな解像度で目がきついかも。

私はキャプチャーボードを介してOBSで画面表示できる環境だったのでフィルターで少しクッキリさせて遊びました。



BGM ★★★★☆ 4点

フィールドのBGMが先頭にしてるキャラで変わったりと凝ってる!

通常戦闘の音楽も良き!

ミネアかマーニャを先頭にしてると専用の戦闘BGMになるものいいネ!



快適性・遊びやすい度 ★★★★☆ 4点



町から次の町やダンジョンがビックリするくらい近くてMAPがなくても迷子になる事がほとんどないほど。

フィールドで地図をアイテムとして使うと全体MAPが見れるんだけど少し面倒なのでワンボタンで使えるとよかったかなと思いました。

ゲーム中にデータのロードができないのでロードしたい場合は本体のリセットボタンを押すしかないです。

MAP移動や戦闘も快適、変なバグにも遭遇しなかったので遊びやすさは高水準。

じゅもんの演出が長くて戦闘のテンポを損ねてるのだけが気になったくらいでした。

6章で行くべき目的地がわからなくてプチ詰まりありかも。



ちょっと時代を感じるけど令和の時代に遊んでも充分楽しめる良作RPG!

結局42時間とか遊んじゃったけど感覚としては倍の時間くらい遊んだんじゃないかってくらい楽しかったです。

いい塩梅のオート戦闘もあってレベリングの楽しさが加速するー!

コマンドRPG好きな人にオススメしたいけど現行機でプレイできないのが難点です。

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