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AKBに学ぶマーケティング【わかりやすく解説します】

会いにいけるアイドル。

そういうキャッチコピーをつけて、AKBは売り出されました。

秋葉原の劇場付近で最初はメンバーがチラシを配っていたとのこと。

それが今や乃木坂やNGTなど大きく世間を話題にさせるグループを生み出すほどに成長しています。

なぜか。

その理由を主観的ではありますが、今回はマーケティングの観点から分析してみます。

(関係者じゃないので、想像です。)
(1つの見解として、捉えていただけると幸いです。)

また僕自身はマーケティング戦略をもとに、
下記のnoteでマネタイズしております。
空き時間でマネタイズしたい方は
読んでみてください!




以下、目次です。

【1】初期戦略について
1-1:コンセプト決め
1-2:戦略立案(コアターゲットの策定)
1-3:ファン化の戦略
【2】中期~後期戦略について
2-1:いかにして認知させるか?
2-2:大衆の"飽き"をいかにして攻略するか
【3】まとめと実践編

【1】初期戦略について

売上は、「売上=客単価✖客数」で算出されますが、客数を増やすのは一般的なサービスでは難しいと思います。

多額の広告費が必要になるので、最初にやるべきは「客単価を上げること」になります。

客単価を上げるためには、サービスへのモチベーションを上げるうえで必要で、「差別化」「課題解決力」が鍵となります。



1-1:コンセプト決め

AKB以前のアイドル像としては、「憧れの存在」として神格化されたものでした。

神格化されていて、一般大衆とアイドルにあった距離という課題をAKBは解決し、差別化を図りました。

ただ、そうして解決された距離感にはメリットとデメリットがあります。

メリット:親近感が湧く。
デメリット:特別感の希薄化⇒一般人との差異化が難しくなる

確かに会えると嬉しいですが、一方で「憧れとしてのアイドル」といった側面は弱くなってしまいます。

そこで、生まれたルールが、「恋愛禁止令」だと思います。

会えるけど、自分の彼女にはならない。
意図的に距離を人工的に作ることによってその課題を解決したのではないかと思います。

こうして、AKBは差別化と課題解決を行うことができたのだと思います。

1-2:戦略立案(コアターゲットの策定)

次にそういったAKBをいかにして利用してもらうかですが、秋葉原に最初の劇場を作ったのは見事だと思います。

もともと電気屋さんが多く、凝り性な人が多いと想定される秋葉原という地域性は、コアターゲットにする上で効果的な選択だと思います。

また人の流動性も高い都内なので、話題になれば他の地域からも新規客がやってきます。

田舎の農村に最初の劇場を構えていたらAKBはまだここまで発展してなかったかもしれません。

マーケティングにおいては、この最初の顧客設定がなによりも重要ですが、それをいかにして伸ばしていくかという観点も同じくらい重要です。
(マーケティングでは4Pと言われるやつです)

1-3:ファン化の戦略

差別化を図り、また成長させるモデルを考えた後にやるべきことは、
ファン化、つまり熱狂を引き起こすことになります。

熱狂を生み出すために、行われている文化は、

・握手会:オフラインの1on1コミュニケーション
・共通言語の作成:紹介の挨拶の義務付け/ライブでの応援

があると思います。適切な分析とアプローチがAKBにはなされている気がします。


【2】中期~後期戦略について

「売上=客数✖客単価」において、要素として大きいのは客数のところです。例をあげます。

(i)100人から100円もらう
(ii)1人から1万円もらう

赤の他人からお金をもらうとして、難易度が低そうなのって(i)ですよね。
理由としては、1万円という金額が個人にとっては結構高いからです。

客単価には上限があります。なので、客数を上げることが売上を増やすためには不可欠なのです。

2-1:いかにして認知させるか?

客数をあげるためには「認知」と「興味関心の促進」が必要となります。

認知をさせる上で効果的なのが、「TV」と「SNS」です。

そして、「総選挙」と称して、メンバーの入れ替えをするイベントも同時に企画しました。

アイドルはデビューしてからメンバーは変わらないのが基本的だった概念を壊したのです。

もちろんメンバーは外れたくないから、必死に自分を売り込みます。
また日の目を浴びていないメンバーは売れることを目指し、
必死に努力します。結果的にAKBというグループ全体の質が自然と向上します。

高い質のサービスを提供するグループが、"認知"され、また”総選挙”という真新しい取り組みで"興味関心を促す"ことを行えば、ファン数が増えるのは容易に想像できます。


2-2:大衆の"飽き"をいかにして攻略するか

この"飽き"を克服する制度として「卒業」という制度があります。
メリットとしては、

①組織のイメージの変化
②人気のないメンバーの意欲向上

という2点があります。ただデメリットとして、固有のメンバーについていたファンは一定数AKBから離れてしまうという状況も起こります。

なので、"飽き"を解消すると客数は減ってしまいます。

ただそこで客数を確保するためにとられた戦略が、系列グループの立ち上げです。乃木坂やけやき坂や地方アイドルグループを作ることで新規の顧客の獲得を行うことで、AKBグループ全体としての売上向上を図ったのです。

【3】まとめと実践編

もろもろ主観的に述べてきましたが、重要だと思うことは以下です。

・課題設定と差別化
・コアターゲットの策定
・認知と興味関心の促進でファン数拡大

これを実践編に落とし込むと、

・自分が解決したい課題の明確化と同業との差別化
・どういう人に提供するべきか考える
・いかにして知ってもらい、興味関心をもってもらうか

があらゆるサービスで重要になると思います。
Twitter運用から起業の際まで、幅広く使えると思うので、
ぜひ意識してみてください!


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