挫折こそ一番の成功体験
多くの年数を経た今でも、
昨日のことのように僕は大学受験を思い出す。
人生を変えたくて、僕は死ぬ気で勉強してた。
"必死"って言葉がしっくりくるくらい、
すべてを賭けてた。
それでも、結果は不合格だった。
やれることを全部やって、結果が出ない時、
残るのは絶望しかない。
努力は残酷だということを心底思い知った。
夢なんか持つな。
身の程をわきまえろ。
自分があれだけ嫌だった言葉が
急に現実味を増してきて、
僕は人生そのものに絶望した。
努力なんてするだけ無駄だ。
僕は努力恐怖症になった。
不合格という結果を突き付けられて、
2~3カ月経ったころ、
受験した大学から成績書が届いた。
合格最低点には遠く及ばずだったけど、
そこには努力の成果が数字として残っていた。
その時初めて気付いた。
何をしたって中途半端な人生を、
クソみたいな人生を、
自分はまだ人生を変えたいって思っていることに。
変えてやる。
その一心だけで僕はまた努力を始めた。
自信なんて全くなかった。
ただがむしゃらに努力し続けた。
結果として、その努力は実り、
僕は大学に合格することができた。
努力をすれば必ず報われる世界ではない。
努力をしても無残に裏切られることは多い。
だからって、
それは夢をあきらめる理由にはならない。
叶えたい理想があるなら、
努力をしないと始まらない。
努力して、努力して、
無様な結果が返ってきたとしても、
それは大いなる成功体験の始まりにすぎない。
事実、僕は不合格になってよかったと思っている。
この体験が僕の今の価値観の根幹にあるからだ。
挫折を経験した事がない者は、
何も新しい事に挑戦したことが
無いということだ。
これはアインシュタインが言った名言だが、
こんな偉大な人ですら、挫折を経験している。
挫折をしない人生なんて、生きる意味がない。
挫折をして初めて、人は大きく成長できる。
だから挫折を恐れて自分を守るな。
まだやれる、ならトコトンやってみろ。
無様なくらい努力をしたその先に見えてくるものがあるから。
だから今を全力で生きよう。
挫折は、かけがえのない、成功体験になる。
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