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イカナゴのくぎ煮

2024/03/10
毎年、三月中頃になるとイカナゴが売り出される。イカナゴが解禁されるとくぎ煮を炊いて、祖母とお互いのくぎ煮を送り合って食べ比べたり、パートナーの彼とくぎ煮を炊いた次の日にはおにぎりにして海辺で食べるのが恒例行事になっている。

今年もたのしみにしていたのだけれど、不漁のため今年は近所の魚屋で販売しないとのこと。ゆっくりでいいから帰っておいでねの気持ちでいる。

イカナゴのくぎ煮はないけれど、一年前二年前と同じようにおにぎりを握って海へ出かけることにした日曜日。イカナゴの代わりに明太子とささみ梅しそ塩昆布、それから鬼平コロッケを一つ。(これは昨年とおなじ)

去年はアウターなしにおにぎりを食べる姿を写真に収めていたが、今年は風も強く手袋なしではおにぎりも持っていられないほどだった。寒さのせいかすこし早食いで、食後はのんびりすることなくそそくさとコーヒーとクッキーをいただいて海辺を離れた。

帰りに寄った近所のミニコープでは、ざらめと醤油、プラスチックの容器が並べられたイカナゴのくぎ煮コーナーが用意されているのが目に入った。残念がっているひとはたくさんいるなと話して帰った。


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