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PR TIMES(東1/3922) 2022/2 Q3決算精査

 PR TIMESが22/2期Q3決算を開示しました。決算の内容を簡単に見ていきたいと思います。なお、当記事はあくまで個人的な考察に基づき記載をしております。従って、意図せず誤認している可能性があります。その点ご了承いただきたいのと、もし優しい方がおられましたら以下ツイッター画像よりDMなどでご意見、ご指摘頂けますと嬉しく思います。

前回のQ2決算の記事を再掲しておきます。

 同社では毎回丁寧な決算説明資料並びに開示後速やかに決算説明会を開催して下さるため、投資家としては大変理解しやすいですね。決算説明会はアナリスト向けのため、個人投資家は視聴のみで質問が出来ない点は残念ではありますが、可能な範囲でフェアディスクローズの姿勢を堅持されているのも好印象です。


1.決算内容

 PL情報です。コロナ禍の感染拡大が抑制されていた事もあるのか、トップラインの伸びが大きく出ていますね。粗利率が9割に迫る勢いでまさにプラットフォームビジネスという感じですね。数値上は絶好調という感じです。

(決算説明資料より抜粋)

 なお、手元で入力している長期の推移は以下の通りです。プレスリリース1件当たりの売上は安定的です。とはいえ細かくみると漸減傾向となっているのは、従量制から定額制にシフトしより活用シーンが拡がっているとかでしょうか。

累計期間のスライドです。営業黒字の達成が視野に入るってどういう意味ですかね。ずっと営業黒字の認識なんですが、毎年黒字化なるかにあくせくしているというわけでもないでしょうし、このコメントだけ気になります。

 広告宣伝費のスライドです。プラットフォームとしての認知度が高まることで、広告宣伝費に依存しなくてもよいという構造にもっていけるといいですね。広告宣伝費もPR TIMESそのものを認知してもらうというフェーズから、PR TIMESが掲げる理念に共感を拡げるといった宣伝に既にシフトしていっているタイミングだとも思っていて、ブランディングにも通ずるところですので、今後も効果的な宣伝活動を期待したいです。
 足元では新規社数の伸びが抑制的になっており、まだ広告宣伝費に依存する部分もありそうですが、ネットワーク効果も意識されているので、うまくバランスを取りながらマネジメントされるものと思います。

 四半期の成長率に係るスライドです。
 FY20がコロナ禍の影響で不安定だったということもありFY19との比較もありますね。CAGRで+30%程度ということになり、高い成長性を堅持されています。CAGR25%を一つの目安にしていることもありますが、これだけ高い成長性の場合、やはりどこかで踊り場が来たりするものです。組織の拡大等マネジメント手法も変わってくるでしょうし、そういう踊り場を今からちゃんと念頭において社長が思考されている点を私はとても好感しているのですが、こういったスライドをみて、安易にずっと高い成長性が持続してくれる前提で構えて、裏切られたというような悲劇が生まれないといいなと思います。母数が増えていけば率の伸長率を維持するだけでも困難ですし、様々な部分で踊り場を迎えることもあるため、こういう好調な時からそういう事も念頭において、理解を深めておくことが投資家側にも必要なのかなと私は思っています。

 業績予想に対する進捗の件ですね。これだけ好調なのに上方修正がなかった→失望→株価暴落みたいな流れってよく目にするわけですが、程よいメッセージでいいですね。東証の開示基準を示し、そこまではいかない見通しだから修正はしないということですね。こういうメッセージがきちんと届くといいんですけどね。

 キャッシュの状況も30億超だそうで。総資産が44億なので、相当キャッシュリッチですし自己資本比率も80%台と高くなっています。こういうキャッシュを有効に活用していってもらいたいですね。単なるM&Aとかではなく、JootoやTayori等の立ち上げにまだまだ不足感がありますから、こういう部分への立ち上げとか施策的な部分に何かあるといいですね。特に同社は25年の中計期間で無敗を宣言しています。これだけの高財務があっても配当しないということは、それだけ株主は高成長事業の創造・育成に期待をしています。

2・サービスの状況

■PR TIMES利用状況

 PR TIMESというプラットフォームが多くの利用使われていく事が重要です。多く使われるの意味は、利用社数×利用頻度ということになります。
 PR TIMESがビジネスだけでなく地方創生や地域防災等のあらゆるシーンでスタンダードとなり、単なる広告リリースに留まらない範疇で多くの方に使われるという世界を創造するという点で利用社数は大切な指標です。
 そしてその各ユーザーの方が、PR TIMESを有益なものだと認識した上で積極的に活用されているかという利用率もまた大切です。この2つの乗算で利用状況を見ていく必要があると思います。

 課金プランとして従量制と定額制があり、この比率は開示されていないので、売上連動は正確には判読できませんが、一定の相関があります。相関係数は0.6くらいなので強い相関とまではいえません。ただ、売上高が増えてきた直近ではコロナ禍での無償提供や、従量制から定額制へのシフトあるいはオプション機能の作用もありこの相関が徐々に弱まっているという背景があるような気がします。一応相関もとりましたが、別に正相関があればいいってもんでもないので、ベースとして利用社と頻度があがり、それがユーザーにとって真に使いたいと思われ使ってもらえる事、そのために効果が実感できる事が大事であり、その結果としての売上なので、自ずと双方が伸びていってくれればそれでいいわけですからね。

横軸:売上高 縦軸:利用状況(社数×頻度)
PR TIMES 料金プラン(有報より抜粋)

■ビジュアル活用

 ビジュアル活用事例も順調に伸びています。プレスリリースの訴求力を高めるために必要な施策ですね。ユーザーにもこういった活用を促し、よりよいリリースをサポートしていける事は、収益貢献に直接的には関わらないかもしれませんが、価値あるプラットフォーマーとして永く寄り添い続けるためにも大切な事だと思います。足元のQ3で大きく増えましたね。

■提携メディア数

 提携メディア数は緩やかな増加となります。Q3でも+3件(6件新規3件減少で3件純増)と着実に伸ばしています。

■Jooto

 タスク管理ツールJootoの状況です。有料アカウント数が1,727件と伸長はしていますが、その率は5%とこの規模感と中計の目標からみるとまだ全然緩い状況が続いています。もちろん、現場の社員の方は表彰を受ける等頑張っておられますし、足元でもSBグループとの販売における提携もリリースが出ています。何かブレークスルーになるものがないと、中計目標には程遠いですので、今後の更なる活動に期待したいですね。

■Tayori

 Tayoriの状況です。こちらもJootoと同じような状況です。Jootoに比してTayoriは更に中の動きがみえづらく、正直どういう活動をしていて、どういう拡販を進めようとしているのかイマイチ理解が伴っていません。私自身のアンテナの低さ故かもしれません・・・。

2.トピックス

■年頭所感

 PR TIMESでは毎年、年頭所感が開示されます。こういうメッセージは総花的なものでありますし、綺麗にお化粧をされたものですから、パッと見ると、うんうんなるほど、と思える内容になっているものです。
 しかし、流れを意識したり、ひとつひとつに意識を向ける事でなんとなく現状の姿が見えてくるような気もします(前述の通り総花的な部分もありあまり意味のないものかもしれませんが)。

 まず社員一同メッセージを昨年今年のもので比べてみます。

「行動者を支えるインフラ、そして世界へ。さらに事業創出チームへ。」

2021年PR TIMES社員一同 年頭メッセージ

自ら行動者であり続け、PRの力を信じ、多くの行動者を支えていく。

2022年PR TIMES社員一同 年頭メッセージ

 これだけみても結構印象が変わりませんか。2021年初にはインフラ、世界(グローバル)、事業創出というキーワードが入っていました。そしてこの3つの挑戦について、後半は山口社長の年頭の辞として更に詳細を述べられていました。
 そしてこのキーワードから3つの挑戦として以下が掲げられていました。
①「PR TIMES」を社会的な情報インフラに
②「PR TIMES」をグローバルサービスに
③それを超える事業を生み出す組織に

 しかし、2022年初をみるとこういったキーワードが一切なく、これまでの道を肯定し、その道を信じていくというような表現に受け止められます。よく取れば、これまで個別論点だったキーワードを敢えて入れずとも、進む道は見出せた、あとは当然の事としてそれを実直にやっていく事でいいんだという自信にも感じます。一方で、ネガティブにみると具体性に欠けるというか踊り場を迎えているようにも感じます。後に続く文章もDXやSDGs等のキーワードが盛り上がっていたというような客観的データの解説が多く、その内容も昨年に比べるとややライトな感じなのです。

 更に山口社長の2022年頭の辞として続く内容も2021の振り返りから始まりますが、昨年の3つの調整のうち、②グローバルと③事業創出については言及がありません。インフラ構築の面では成果や取り組みも説明されているんですけどね。コロナ禍で②のグローバルは難しさがあったという状況もあるかもしれませんが、昨年の3本柱の挑戦に対して振り返りで言及がないのは気になりました。
 一方で人の働きやすさや活躍というものを深堀りする内容には共感します。組織が大きくなるにつれて、こういう側面でのメッセージングの重要性が増しているのかなとも感じます。

3.決算説明会の様子

 youtubeライブで個人投資家も視聴のみですが、決算説明会の様子を視聴する事が出来ました。
 いつものことなのですが、山口社長の語り口はとても平坦なんです。ここまで好業績だともう少し人間らしく嬉しさというか手応えみたいな雰囲気があってもいいと思うのですが、そういうものがなく、粛々と説明されています。まぁ一部の社長さんにみられるようなイキリとかあると困るんですが、もう少し感情面が窺えるといいなとも思います。まぁアナリスト向けとしてお堅い会なのでしょうがないのかもしれませんけどね。
 資料に沿った説明がなされた後、質疑もありました。動画が残ると思うので、メモだけ残しておきたいと思います。メモも脚色・割愛していますので、ご自身で動画なりで内容は確認してくださいませ。

Q Q4の投資計画
A
まだ初めていない事業は今後PR TIMESで発信していきたい。毎期Q4では大型な投資を打つことがあったが、具体的には発言を遠慮するが、エイプリールドリームはやる。それぞれ必要な施策は打っていきたい。
■考察
Q4では毎期大小はあれど投資投下を大きくやりますからね。むしろ上方修正など要らんので、有益な投資案件があれば積極的に突っ込んでもらいたいですね。エイプリールドリームは認知やプラットフォームとしての強みを高めるために必要なのでしょうし、非開示の様々な案件もありそうな雰囲気でした。もちろん、効果を見極めてもらいたいですが、中計の目標が高い成長となっているため、うまくIRして投資家の理解を得ながらコントロールして進めて頂きたいですね。

Q パブリシティの増加の背景
A
件数は非常に多くなっている。立ち上げたプロジェクトを記事にしてもらう機会が多かった(食べ物語)。飲食関係の業界紙等で注目され記事化されたことが作用した。広報チームの厚めにしているため、インタビュー記事なども活況。
■考察
確かにパブリシティの件数が大きく増加していますし、食べ物語などの扱いが多かったんですね。こういう業界ニッチでもその業界内で認知を一つ一つ高めていくという活動は有効なんでしょうね。

Q SBとのJooto販売提携を
A
SBではかなり多くのプロダクトを扱っているのは事実。この提携でいきなりJootoの利用社が急増するというより、SBやSBのお客様で利用体験をしてもらいながら、拡大をしていくということを企図している。SBからのフィードバックも製品開発にも活かしながら進めていきたい。
■考察
SBグループでの拡販もゆっくりと進めながらというトーンですね。大手の調達先ではSBグループを選定先として選ぶ事も多い理解なので、むしろこういうチャネルを活かすのかなと思っていたのですが、そうではなく、まずはSB内でじわり進めていくということなのですね。そしてそこでの改善要望を品質向上にフィードバックしていくと。純粋に多くの商材を扱うSBグループからそこまでの協力が得られるのかという点は気になりますし、コストをかけて拡販という意味合いからも費用対効果がどうなのかは気になる所ですね。

Q 広告宣伝費の抑制傾向と新規利用の積み上げの鈍化の考え方
A
中長期で見れば誤差だと認識している。広告宣伝費でエイプリールドリームを除くと抑制している中でもここまで伸ばせたということはポジティブだと思っている。増えるペースは鈍化する可能性はあるが、いい事業とするため我慢もしながら中長期で強くするための施策を打っていきたい。
■考察
ここは気になっていたのでどういう答弁をされるかなと思いましたが、案外強気だった印象です。広告宣伝費の投下を抑制しても伸びていますが、その伸長率が落ちているように見える中で、長期目線ではあまり気にされていないということです。PR TIMESの今のタイミングがどういうフェーズにあるかという所もありますが、今後中小企業等にもすそ野を広げていくために打つべき広告宣伝も変わってくるかもしれませんね。私は地銀との提携が多い点に注目していて、融資先等、地場の中堅、中小企業への利用促進をタイアップして進めていける事が魅力だと思っています。地銀にとっても取引先がPR TIMESを活用して光が当たることは棚からぼた餅級にありがたい話ではないかと思います。ただ、地銀には縄張り意識が強くあって、地域毎にPR TIMESを皆が導入するという構図が地銀チャネルでは限界がある点も考慮しないとならないかもしれません。ただ背に腹はかえられないし、目立った競合がない中ではみんなでこれを利用しましょうってなるのかもしれませんね。

Q 画像や動画が増えたという点がどうプラスに作用するのか
A
PR TIMESの循環としてネットワーク効果を活かすために、利用価値を如何に高めるかが大事。情報の受け手としてコンテンツがわかりやすいという事が大切で、画像や動画が多用されることで、ビューが多くなり、それが故にさらに増えるという好循環になるという特性がある。財務的なプラスはないが、プラットフォームが強くなることで事業が強くなる点が大きな成果。
■考察
質問者さんが何を意図した質問なのかわかりませんが、画像や動画がコンテンツ力を高め、それが高まるとユーザーがより集まり、プラットフォームの力が増すという好循環になるというお話ですね。

Q プレスリリースがどう変革し価値をあげてきたとはどういう意味なのか
A
プレスリリースとは報道向けの資材であり、記者の方が編集加工する材料でありあまり一般の人が目にすることはなかった。しかしPR TIMESを介することで、多くの人が目に出来るコンテンツとなった事が大きな意義。プレスリリースに多くの人が注目するという仕組みそのものが強みである。
■考察
この辺りもプレスリリースがクローズドな記者とメディアを繋ぐものだったものが、その素材自体を一般利用者が目にする事で、存在価値を大きく変えたというお話ですね。

Q プレスリリースアワードを継続される事で期待される効果は
A
プレスリリースを発展させていく、発信をしていくという文化を普及させていくという環境を醸成させる事に意義があると考えている。地方のB2Bの会社が地方で埋もれるだけでなく、発信をして光が当たることで景色が変わるという実体験が認知される機会になると市場を作るという意味でも価値があると考えている。また、記事を作った広報担当者にも光があたるという点も価値があると考えている。
■考察
この辺りは同社の行動者の活動に光を当てるという同社の大きな理念が映る姿勢ですね。どんどんやったらいいと思います。そしてこういうアワードが利用者にとっては益々光が当たるきっかけになるでしょうし、そういう姿をみている方々をどんどん呼び込むサイクルを創る事が出来ますからね。

Q プレスリリースを広告の代替と位置づけとするような捉え方でいいのか
A
もう少し違う概念。プレスリリースはそこに関わる人があらゆる行動(販促や広告を包含する概念)に光を当てるという意味合いだと認識している。広告とプレスリリースは相乗効果を生むものであり、代替するものという概念ではない。
■考察
プレスリリースと広告は似て非なるものというより、広告という機能はプレスリリースの網羅する範疇の一部であるという理解ですね。防災への活用等プレスリリースというプラットフォームは多様的であるということですね。プレスリリースという言葉自体がもしかすると局所的と思えてしまうくらいに広いシーンで使われるような将来があるのかもしれませんね。

Q 社会インフラになるというミッションを実現する方向性
A
食べ物語やプレスリリースアワードやエイプリールドリーム等象徴的な機会を活かして、PR TIMESの社会インフラとしての認知を拡げていくという活動を継続していきたい。災害に特化した自治体向けのセミナーをやる事を通して、ニッチであってもそこにある事が大切だと自然と受け入れられるようなプラットフォーマーになるような取り組みを地道に重ねていくことが大事。
■考察
社会インフラを標榜する中で、上場企業の半数を抑えてきている辺りで圧倒的なシェアがあります。このシェアに胡坐をかくことなく、その利便性や活用シーンを拡げようという姿勢があるのがいいですが、それだけでなく、ニッチの一つ一つへの適用にも意識が向いているのがいいですね。ニッチの世界でもPR TIMESの基盤で露出をさせていくと地方の斜陽産業でも行動者自身に光があたる可能性が高まるという点は魅力です。積極的に使いたいというプラットフォームであることが大事で、立場的に強弱があって、もうこれを使わざるえないといった消極的選択でない(ユーザーにとって)がいいですね。

Q 人材採用の状況、企画型人材の育成、カスタマサポート人材
A
採用に関してはここ数年注力している。(社長)自身もリソースを傾けて対応しているが、まだまだ欲しい量と質には至っていない点は課題。もっといろいろなチャレンジを機会を積極発信をして、そのチャレンジを共にしたいという仲間をもっと募っていきたい。すべての求人を開示出来ていないなどの課題もあるため、投資家・株主の方にも協力頂きながら採用を強化していきたい。育成も重要だと思っていて、OJTを通してキャリアが拓かれるという機会を提供していかねばならないと思っている。
■考察
ここは正直な苦戦ぶりが滲みますね。そもそもCAGR2割超をずっと続けていくのは通常であれば相当ムリゲーなわけです。そのためには優秀な人材の採用育成が不可欠です。社長の念頭にあるペースに乗せるためにはまだまだ仲間が足りないといったところなのでしょうね。
答弁の中で投資家、株主の方にも・・・というように聞こえた部分があったのですが、一瞬、私も若いPR TIMESで活躍できる機会があれば若きエネルギーを得ながら楽しく可能性を切り拓けるかもと、新卒の頃の輝いていた頃を思い出しました。あ、今窓際で市場価値ない人間でした、ってすぐに現実を知りましたけど(笑)。

4.さいごに

 決算内容としては申し分ない内容だと思います。株価の動向からみると、マーケットの下落相場で同社株価も下落しています。
 直近1ヶ月でもマザーズ並みの下落の波に飲まれっていますし、もっと衝撃的なのは1年チャートです。PR TIMESはマザーズ指数も下回る推移で4割弱の下落となっています。

マネックス証券さんの比較チャート
マネックス証券さんの比較チャート

 私は長期で応援する気持ちでおりますし、そのシナリオが崩れていないので残念ではありますが、別に投げようとかそういう発想はないのですが、ここ1年で株主になった方にとっては結構厳しい状況だなと思います。

 山口社長はサプライズのない普通の決算を重ねる事が最も誉め言葉と以前に仰っていました。私もそれでよいと共感しています。もちろん、これだけの高成長を普通では出来ないのですが、会社の示したこの稀有な成長シナリオを普通にこなしていくのがかっこいいですよね。そういう部分が長きに渡り評価され、私の資産増にも少なからず貢献してくれたらいいなと思っています。

 限られたリソースで経営上の悩みも多いと思いますし、これからも多くの打破しなければならない壁は高いと思っています(特にJootoやTayori、そしてPR TIMESの次の手と)。それでも決して無理をせず、また道を外れる事なく、堅実な経営と社員の皆さんの頑張りに期待し、その先に光が当たらない方々が喜びの光に照らされるような社会創造という大きな理念の実現に邁進してもらいたいと願っています。
 頑張れ、PR TIMES!

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