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霊能者が語る 妻とのあの世日記 第142回 「あの世でのストレス?」

「基本的に好き勝手にできるのだから、ストレスはないやろ」
「私が好き勝手できても、あなたは好き勝手にはできないじゃない」
「つまり?」
「こっちからそっち見てるとストレス出てくる時あるわよね」
「生きてる人間が素直に動かないからイラっとするみたいな?」
「別にその辺はイライラしないけど、進まないでいい理由を探してるところはイラっとするかも」
「それは、お金がない時間がない、ないないでなにもできない。みたいなこと考えてるとあの世の人はイライラすると」
「無理なものは無理だから、本当にそうならイラっとしないし。そこから出たいと本人が思うなら導きもするし」
「なら、時間もお金もあるのに「ない」と思い込んで動かない人ってかんじかね」
「その判断も個人で違うからそうでもない」
「余計になにがイライラするのかよくわからんね」
「私たちに願うじゃない、そのあと疑いを持って行動しないこととか」
「つまり、あの世の人を信頼してないってこと?」
「お願いするだけした上に、別の人の方に助けを求めに行ったら、こっちもなんか拍子抜けすると思わない?」
「でも、死んだ人からのサインとかよくわからんがね」
「それくらい生きてる人間が頑張って受け取るのよ」
「あの世の人にお願いしたら、いっときそれを信じて他を頼るなってことかいな」
「頼ってもいいわよ。私たちはあなたが寝込んでてもお粥とか作って持っていけないし」
「僕はお粥作ってもらったことないね」
「お粥食べたがらなかったじゃない」
「現在はもっと効率よく栄養を取れるものがあるからね。おかゆよりカロリーメイトでいいが」
「そういう人だから作ってあげないのよ。私はお粥好きだったけど」
「中華系の本格的お粥専門店で食べたのは美味かったね。鳥足の唐揚げ?甘酢揚げ?みたいなのも美味かったし」
「そんないいものご馳走してもらっていいわね」
「40年近くそのようなものを口にしたことがなかったから、多少いいもん食っても文句言われる筋合いはないがね。
そういうのがイラっとするわけでもなかろうに」
「私は食べたことないもの」
「海外旅行行った時食べればよかったやん」
「アジアよりヨーロッパとか自然の豊かなアフリカ、アメリカとかの方が良かったし」
「僕は海外行ったことないから、日本の韓国系のお店、中華系のお店なんかに行って海外を味わうくらいしか出来んが。
で、話戻すとどういう時にイラっとするかだけど、頼っておいてあとは放置というのがイライラするということかね」
「そう」
「放置って具体的に?」
「私にお願いするとするじゃない。そのあと、現実的に何かしてくれそうな人のところにお願いして手解き受けるじゃない。
そのアドバイス全部聞かないで、もっと楽な方法探して他の神頼みに行くとか」
「ああ、普通に生きてる人間でも相談しにきたくせにアドバイスガン無視で他の人のところを渡り歩いてる人とかと同じような感じか。
でも死んだ人から見ると「それもまたあり」とかならんの」
「なるけど、私たちに相談して来てないなら私から見えないじゃない。なら気にしなくていいけど。
一度私たちにお願いされると、私たちはそっちに意識が向くから、見なくてもいいものまで見てしまうことになるわけ」
「ああ、こちらからお願いしてないなら気づかないけど、こっちの人間がお願いしたら、その瞬間からこちら側の人間の動きを見ることができるようになるからってことか。
つまり見えないならどうでもいいけど見えるからイラっとすると」
「そう」
「だったら最初からお願いするなと」
「そう」
「なるほど、死んだ人に負担かけたくないならお願いしないでこちらの世界で、生きてる人間がジタバタもがいてる状態の方がいいってことなんかね?」
「でも、後でそれ知ったら「なんであの時お願いしないの」とこちらでイラっとするからどっちの同じかも」
「頼られることが嬉しいし、困ったことがあったらじゃんじゃん頼って来て欲しいけど。
その後の行動が筒抜けになるので、生前その人が嫌がってたような行動は避けましょうねってことなんかね」
「大体そんなとこね」

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