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絵本好きな大人におすすめの本。

子どもの頃よく親に読んでもらい親しんできた絵本。
保育士になってからは子どもに絵本を読んであげる側として、いろんな絵本を毎日読み合い、絵本の楽しさを子どもたちと日々共有しています。

以前の記事では、「子どもと絵本を読み合うこと」について、私の考えを書いていますのでご興味があればどうぞお読みください。

今回は、酒井駒子さんの表紙の絵に惹かれて手に取った本の内容が良かったので感想文を書いてみました。

子育てをしている人、保育士や幼稚園の先生など、小さい子どもと関わる環境にいる人だけでなく、
子どもの頃絵本が好きだった人、好きな作家さんがいる人、絵が好きで自分の作品が絵本になったらいいなぁと夢を膨らませている人など、

絵本に興味や関心のある人はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
そんな方々に、紹介したいと思い感想をまとめました。

絵本のつくりかた〈1〉―あこがれのクリエイターとつくるはじめての物語(みづゑのレシピ)
  • 絵本のつくりかた 1

酒井 駒子(著)、荒井 良二(著)、あだち なみ(著)、竹内 通雅(著)、100%ORANGE(著)、みづゑ編集部(編集)
(美術出版社)

本の内容は、いろんな種類の絵本の紹介、印刷についてのはなし、出版に必要な費用、絵本をつくった人のはなしなどが紹介されています。

特に私にとって興味が惹かれたのは、作家さんへのインタビューがたくさんあったことです。

私は酒井駒子さんの「よるくま」という絵本が好きなので、酒井駒子さんの絵本づくりについてのインタビューの内容が特に関心がありました。

よるくま(偕成社)

酒井駒子さんへのインタビューの中に出てくる言葉

絵本作りには子どもの頃の経験が生きている

絵本のつくりかた 1

ということが、「よるくま」の絵本を読むとよく感じられます。

また、「ももたろう」や「ぴかくん めをまわす」の著者の松居直さんへのインタビューの中にある

可能性がいっぱいあって、柔軟な感性を持った子どもの心をやっぱり動かしたいですよ。深く心を動かさないから、いまは恐ろしいことが起きていますけど、子どもにはいっぱい心を動かしてほしい。面白かったり、悲しくなったり、驚いたり、子どもの心を動かすのが絵本の意味だと思うんです。

絵本のつくりかた 1

という話から、
改めて、絵本の魅力や子どもと絵本を読み合うことの大切さを感じ、とても心に響きました。

ももたろう(福音館書店)
ぴかくん めをまわす(福音館書店)

絵本作りに興味がある人、絵本が好きな人はぜひ読んでみてください。

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