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おすすめ絵本と、思うこと。

絵本を読み合う。

ある園ではみんなで絵本を読み合う時間があります。

絵本を「読み聞かせる」とよく言いますが、私は絵本を「読み合う」と表現します。
言い方の違いだけかもしれませんが、読み手主体ではなく、互いに絵本の世界を共有するものとしてこう表現しています。

絵本を読み合うことがなぜ大切なのでしょうか。
絵本を読み合うことで、自分が絵本の世界に入ったかのようにイメージします。
登場人物の気持ちになることや友だちや先生と楽しさを共有することができると思います。

では、どんな絵本を選べば良いのでしょうか。
私が選ぶ時は、まず自分が読んでみて、“楽しい”かどうかです。
また、“この主人公の気持ちわかるなぁ”とか、“この絵本の世界に行ってみたいなぁ”とか、自分の中にある“子どもの気持ち”に寄り添ってみたりします。

マルちゃんのおすすめ絵本

実際に、保育園で子どもたちと読み合ったことのある、私が大好きな絵本を紹介します。
今から寒くなる時期におすすめです。
主に3〜5歳児クラス向きだと思います。

・ガブルくんとコウモリオニ
高谷まちこ作(福音館書店)

子どもたちと読み合うと、「あー面白かった」「明日も読んで」と、大人気の絵本です。何日も繰り返して読み合っていくと、「チョコラボンボン食べてみたい」「コウモリオニに会ってみたい」など、絵本の世界に入りイメージを膨らませて楽しむ姿が見られました。好きな絵本なら、子どもたちは毎日読んでも飽きないみたいです。

・クレメンタインのふゆじたく
ケイト・スポーン作絵 木坂涼訳(らんか社)

猫のクレメンタインが、冬に備えてクローゼットから好きな洋服を選んでいくお話。
お洒落な洋服がたくさん出てくるので、絵を見るだけでも楽しいです。
絵本棚に出しておくと子どもたちが手に取って、「わたしはこの服がいい」「ぼくはこれ」と、カタログのように選ぶのを楽しむ姿がありました。

・ゆうびんやのくまさん
フィービとセルビ・ウォージントン作絵 まさきるりこ訳
(福音館書店)

「くまさん」シリーズの絵本。
クリスマスイブの日の郵便屋さんのお話です。
とても穏やかに、丁寧な仕事をするくまさんに癒されます。
イギリスのクリスマスはこんな感じなのかなぁと想像するのも楽しいです。
大人数で読み合うには少し小さい絵本ですが、少人数や、家庭で子どもと読み合うのにも良いかなぁと思います。

子どもの頃から絵本が大好きなので、今後も季節ごとのおすすめを紹介していこうと思います。

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